貴校でも出来るファン化戦略を考えよう
ファン化戦略というものは私の得意とするところではありますが、当サイトのアクセスキーワードを見ましてもファン化戦略に悩んでいる学校は多いようです。その多くがファンになってもらう事の重要性は分かっているものの具体的に何をすれば良いかが分からないために戦略として実行できていないように思えます。
まずはファン化のメリットを考えましょう
単純にファン化しないと・・・と考えても良いアイデアなど出てくるわけもありません。ファン化はそもそもどんなメリットがあるのかを考える事で具体的なアイデアは生まれやすくなります。
ここではファン化する事のメリットの一例を書きたいと思います(個人的経験によります)。
- イベントなどにリピートしてくれる(即ち競合のイベントの参加機会が減少)
- 友達を連れてきてくれる(友達による口コミは最高レベルの追い風)
- ソーシャルメディアなどで口コミをしてくれる可能性が上がる(昨今は特に重要)
- イベントの雰囲気を盛り上げてくれる
- 出願率が格段に上がる
これらは一例ですがファン化のメリットが大きい事は理解できると思います。個人的には1番目のリピートによる競合イベントの参加機会の減少はかなり大きなポイントだと考えていますし、友達を連れてきてくれれば鉄板だと言えるでしょう。
また中小規模校ですとどうしても教職員を含めスタッフ数に限界があり、イベントそのものがうまく回せない学校もあるでしょう。そういう時にリピーターの方は率先して協力してくれます。初めて参加する方もそういう方を見ると学校への信頼感を感じるものです。単純に考えて同じ参加者が学校の方と仲が良かったり、協力していたりする姿を見ればその学校の事を「良い学校である」と認識するのは自然な流れなわけです。
ファン化にもデメリットはあります
次にファン化にもデメリットはあります。前述のメリットをきちんと意識しないと逆効果になる事があるのです。例として以下のような事が挙げられます。
- ファンになっている分、気に入らない事があると、普通の「好きではない」ではなくかなりの「アンチ」になる可能性が生まれる
- ファンになったリピーター同士で騒いでしまう可能性が生まれる
- 入学後に授業で騒ぐ可能性が出てくる(仲が良くなりすぎているため)
1はおそらく想像が出来ると思うのですが、人というものは「好き」の度合いが強い程思い入れが強くなり、その反動で嫌いになった時はとことん嫌いになる傾向があります。そのため、好きの意識をきちんと保たせる努力が必要なわけです。
2と3は同じようなものですが、仲が良い人が出来れば話をしてしまうのは当たり前ですのでイベントなどでもそう言う方が同じ場所に固まってしまう可能性があるという事です。そうすると新規で来た方などがかえって入りにくい雰囲気が出来てしまうためこの点は特に注意が必要です。
ただ、これらは全て教職員の心がけやテクニックでなんとでもカバーできるものです。私自身これをうまくクリアできましたが、考え方としてはシンプルです。仲の良い方同士がいつも一緒にいないようにするにはどうすれば良いか?を考えるという事です。イベント参加の時などにどういう風にやればその方々がバランスよくばらけるか?と言う事を考えれば良いのです。
ファン化の基本は貴方自身の心にあります
私は「考えない広報担当者」が最も学生募集に役立たないと考えていますので当サイトでも可能な限りヒントまでしか書かないようにしています。具体的な事例を書きますとそれを真似する事しか考えない方がいるためです。学校の状態というものはどれ一つとっても全く同じというものはないわけですから、考え方から自分の学校にあった手法を考えるしかないのです。
ファン化についても同じです。ここで私がやった事を書くのは簡単ですがそれは解決策にはなりません。コピーをする広報担当者では意味がないためです。
ファン化をするにはどうしたら良いか?
実はこの答えは私が教えるまでもなく皆さんの中にあります。これを読んでいる貴方自身が今まで好きになったものを思い出してほしいのです。
それらには間違いなく理由があるはずなのです。これだけですとなんですので、もう少しヒントを書きます。
- 貴方がいつも行くお店にはなぜ行くのですか?
もう本当にこれだけです。理由があるからそこに行くわけですが、いつも行くという事は何らかの理由がありファンになっている可能性があるのです。もちろんファンと言う事を意識している事はないと思いますが、そのお店が好き(場合によっては競合のお店が嫌いというのもあるかもしれませんが)である事は間違いないと思います。
次はこちらを考えてみましょう。
- どんな人が好きですか?
実はファン化は学校を好きというよりも「学校にいる人を好き」になってもらうのが基本だと私は考えています。「あの先生がいるから行きたい」「あの先輩がいるから行きたい」「あの職員がいるから行きたい」「あの卒業生に憧れるから自分も目指したい」などです。学校はそもそもそこにある人で構成されているものでもあるわけですので、学校のファンになってもらうというのはそこに関わる人のファンになってもらう事とほとんど変わらないと考えています。
長々と説明しましたが、これらのヒントを元に貴校でも出来るファン化戦略を考えてみて下さい。意外とシンプルな事でそれは可能かもしれません。

学生募集アドバイザーの亀田泰史です。抱負な学校広報経験を元に、コストパフォーマンスの高いメールコンサルティングで貴校の学生・生徒募集広報を加速させます。驚くほどの可能性を見出す事ができるでしょう。世にも珍しい無料体験可能なコンサルタントです。コンサルティング体験ご希望の方は無料会員プランをご覧ください。
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