ブランド力がない時の考え方

今回はブランド力がない時にどう考えるべきかについてご紹介したいと思います。学生募集がうまくいっていない学校にはこのブランド力に問題のある所が多くあると考えています。

ブランド力がないとはどういう事か?

学校にブランド力がないという事はどういう事でしょうか?ここでは客観的に考えられる事を箇条書きでいくつか書いていきたいと思います。

  1. 学校の存在がそもそも認知されていない
  2. 学校名を聞いた事がない方が多い
  3. どういう学校であるか認知されていない
  4. 学校がどこにあるかも認知されていない
  5. 偏差値の低い学校だと認識される
  6. 記憶に残りにくい
  7. 高校の先生にも覚えられてない
  8. 高校訪問のアポイントを取ろうとしても断られる事が多い

ブランド力がない事で考えられる問題点をざっといくつか思いつくままに並べてみました。特定の学校を頭に思い浮かべて書いたわけではありませんが、おそらくここにある内容に思い当たる節のある方は多いと思います。

自分の学校の事と考えずに客観的に見ると学生募集がうまくいかない理由がよく理解できると思います。

これを読まれている貴校の状況がどういうものか分かりませんが、もしブランド力がないと自認している場合であっても、学校が生き残るにはこの厳しさを覆す募集戦略を考えなくてはいけないわけです。

ブランド力がない時の考え方

例として挙げた8つの項目をご覧頂ければ極めて学生募集上は厳しい事が理解できると思います。そのため、どういう学校であるかを分かりやすく伝えるための戦略が必要となってきます。

こういう学校であっても学校案内やWebサイトを見るとその他の学校と似たような見せ方をしている事が珍しくありませんが、それだと「弱い=学校の魅力が伝わらない」という事になります。

具体的にどういう学校であるか、何が強いのか、どういう学生に育て上げるのかを明確に示す必要があります。要は今のブランド(何もないブランド)からの脱却をはかる必要があるわけです。

とはいえ、それができれば苦労しないという方は多いでしょう。それにそこまでの予算もないと考える方もおられると思います。

しかし、ブランディングなどは必ずしも予算が多いからできるものでもなく、予算が少ないからと言ってできないものでもありません。

ポイントはあれもこれもではなく一つに集中する事

あくまで予算もなく厳しいという学校におけるブランディング策として一つ例を挙げますと、あれもこれもと欲張ってはいけないという事です。そもそも特徴づくりが難しいため苦労しているわけですから、あれこれと手を伸ばしていてはいずれもうまくはいきませんし、どれも半端なもので終わってしまうでしょう。

そのため、イチかバチかではありませんが、一つの事に賭ける必要があります。「これでブランディングをする!」という強い意志を持って、それについて統一、継続してアピールを行うのです。

もちろん、この一つを何にするかはとても重要です。決めたものがそもそも競合校も強いものでは目も当てられません。それではどんなに頑張っても差別化はできませんし、自校を覚えてもらう事も出来ないわけです。単なる引き立て役にしかならないと言う事です。

私は無料会員プランを最後まできちんとルールを守って受けられた方にはブランディング読本というテキストを差し上げています。これは実際にブランディングをする上で「何をその対象にするべきか」の大きなヒントになるものですし、実際にこれを読んで学校の打ち出すべきものを再検討している学校もあります。

現時点で「とりあえず何か一つでブランディングをしましょう」と伝えましてもおそらくつかみどころがないと感じるでしょう。それは一般的な概念にとらわれた案しか出てこないためです。私のそのテキストでは様々なブランディング要素を紹介しているため、どのような状況の学校でも自校にあった要素を思いつくと考えています。

ブランド力がない学校は即ち、記憶に残らない学校だと考えています。記憶に残らない学校に入学したいと思う方がどれほどいるだろうか?と考えてみて下さい。ひいき目にみてもほとんどいないはずです。今から貴校を検討する方が自信をもって出身校を言えるような、そんな学校を目指して貴校のブランド価値を構築して下さい。

これがなくては学生数の減少は止まる事はないでしょう。

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