本気でブランディングをしなければ間に合いません
今回はブランディングについて書きたいと思います。現時点で学校の立ち位置が今一つはっきりしない場合にはとにかく急いでブランディングについて真剣に考えなくてはいけません。
ブランディングはなぜ必要なのか?
ブランディングとは?と言う事については特に今更詳しくは書きませんが、簡潔に言えば、「学校がどんな学校であるか?」というブランドを対象者に認識してもらう事です。但し、その内容は「対象者に価値を感じてもらえるもの」でなくてはいけません。
価値を感じてもらう事をもっと学生募集を踏まえて説明するならば、「入学を検討する際の材料になるもの」と言う事になります。とはいえ、ブランディングについての考え方はいろいろあるでしょうから、それについてどうこう言うつもりはありません。学校コンサルタントの立場からは「募集上有用なブランド価値を作り、認知してもらう事」であると考えています。
ここで重要なのは学校がブランドを定義するだけでは意味はなく、それを認知してもらってはじめてブランドが生きてくる事になります。「A大学と言えば、あれが有名だよね」のようなものだとイメージしやすいと思います。
このブランディングがなぜ必要かと言えば、極めてシンプルです。ブランディングがされていない学校の場合、結局は記憶に残りにくいわけです。どういう学校であるか?と言う部分が抜ける(弱い)事になりますので、競合でより明確なブランドが築けている所がある場合には、そちらをより魅力的に感じるかもしれないわけです。記憶に残りにくいというのは想像以上に募集上はマイナスでもあるため、学校の名前を聞くだけで「ああ、この学校は○○な学校だよね」というように学校のイメージを記憶してもらう事が重要なのです。
ブランディングと言っても「何で」すれば良いのか?
さて、ここで問題となるのは「ブランディングしましょう」と言うのは至極簡単な話なのですが、実際のところ「何でブランディングすれば良いのか?」と言う事になるはずです。簡単に思いつく程度であればそもそも今まで苦労をしていないわけです。
実の所、ブランディングの「何で」に成りうる要素というのはいろいろあります。私がクライアント向けに2014年に作成したテキスト「ブランディング読本」を一部抜粋して作り直した「今から考えるブランディング読本」を無料会員申込者(規程回数のフィードバック必須)に配布していますが、そちらのテキストではこの「どんなものでブランディングをするのか?」という要素についてブレインストーミングをする部分があります(というよりこれがメインコンテンツです)。
いくつかのカテゴリに分かれており、その中の一つで中小規模校に分かり易いものとしては「カリキュラム・システムでのブランディング」というものがあります。
この言葉の通り、カリキュラム(特長的な講義、授業、学びの仕組み)やサポート(就職サポート、他)を特長づけてそれを認知してもらうというものです。
ただ、このテキストでは現在の学校にある要素でブランディング可能なものを探す事を目的としています。実際にテキストに従って様々なカテゴリについて話し合ってもらう事で気づいていなかったブランディング要素を見つけられるかもしれないためです。
本来は仰々しい研修などを行う所でしょうが、私はこの簡易テキストでも十分ブランディング要素を見つける事は可能だと考えています。特に難しい事をしなくても見つけられるわけです。
ブランディング要素を決めた後はどう認知してもらうのか?を考える
ブランディングをするという事は学校広報だけが「これでブランディングしよう」では意味がありません。学校全体でそれを共有しなくてはいけないのです。そのためには前述のように全体でのブレインストーミングが最低でも必要なのです。
そして、要素が決まったらそれをどう認知してもらうのかを計画しなくてはいけません。本記事ではどうやりましょうとは書きませんが(書けないというのが正しいですね)、最終的に「これで行こう!これで学校を認識してもらおう!」と考えたものによって認知してもらう方法というのは変わってきます。
そのため、どういう風に認知してもらうかは内容次第ではありますが、その際のヒントとしてポイントを言うならば、抽象的ではありますが、「徹底してやる」という事だけは意識してほしいと思います。
「うまくいくか分からないから…」と言う事で中途半端にやりますと、その気持ちは対象者にも伝わってしまいます。半端なものが学校のブランドとして認知されるわけもありませんし、されたとしても「半端なブランド」として認知されるだけです。つまりは募集における価値はないという事になるのです。
実を言えば、ブランディング要素を決めるという行為はその他のプラスもあります。実際の所、ここで決めた要素が競合に「圧倒的な差で」勝てているか?と言えば、結構微妙な場合も多いはずなのです。特に絶対的有名校でない限りは競合校に負けている(学内ではブランドだが、他と比べるとそうでもないというレベル)という事も珍しくありません。
しかし、ブランディング要素として学内で意識する事でその点について競合よりも明確に勝てるものにするにはどうするべきか?という流れが出来ます。そして良いものにするべくアクションを取ろうという動きが生まれるわけです。
つまり、ブランディングをするという事を本格的に考える事で学校には改善の兆しが生まれる事になります。少なくとも今のまま何もせずにいて募集上有用な「何か」でブランディングされる事はありません。
2018年問題の真っ只中に入った今、少ない対象者に振り向いてもらうには何らかのブランド価値を感じてもらう事が必要なのです。
現時点でブランディング要素について思いつかない場合には、前述の通り、無料会員に申し込まれて規定のフィードバックをされた学校には終了後に簡易ブランディングテキストを無料で配布していますので、興味のある方は下記バナーよりお申込み下さい。こう書いたからと言って、無料会員申込者にしつこい営業をする事も一切ありません。
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