競合との比較で差が明確な所を探す事
たいていの学校には競合校というものが存在しますが、競合と同じポイントで勝負するのは差がつきにくくあまり意味がありません。広報で考える場合、どこで勝負をするべきでしょうか?
競合の強みで勝負しても出願の決定打にはなりにくい
まず最初に勘違いしてほしくないのは、競合の強みは無視して良いというわけではありません。
仮に競合の強みと同じ部分を強化するとしましょう。本来は具体的な点数化などはできませんが、あえて点数化して分かり易く説明するとします。
ここでは競合に100点満点で90点くらいの強みがあるとします。当然ながら対象者にはその点を強くアピールしてくるわけです。そこで負けじとばかりに貴校が同じポイントについて95点くらいの強みにまで強化したとします。
いかがでしょうか?これで決定打になると思いますか?
実際にはほぼ互角に見える程度であるため、このポイントでは決定打にはなりにくいと言えます。その理由はほぼ差がないため競合との勝負では決定打のポイントからはずれてしまうのです。
このように比較した際に似たようなものについては比較対象項目からはずされ、次の比較するべきポイントに移るわけです。
分かり易いものでいえば、偏差値が近い学校があるとすると、次には偏差値以外の部分でさらに自分にとって意味のある項目を探すというわけです。
決定打は競合の弱みを意識する事
ではどうすれば良いのか?と言えば、競合との比較において差がつきやすい部分を探す事につきるでしょう。
もし貴校が80点で競合が50点くらいであれば、その差は30点もあるため、きちんとアピールすれば対象者へ深く印象づけられる事になります。記憶に残るというのはとにかく大切です。出願者獲得へのキーワードであると言っても過言ではありません。
自校の強みと弱みの把握のみならず、競合の強みと弱みの把握は極めて重要です。自校の広報ばかりを考えていると、ついその視点がなくなってしまうわけですが、考えれば分かるように、対象者はほぼ確実に比較をしているわけです。
つまり、対象者の視点に立てば、当然ながら競合との比較による強みのアピールというものが重要なのは理解できるでしょう。
これは逆もしかりです。競合相手は自校の弱みを逆手にとってついてくる可能性がありますので、いかに弱みをフラットに近づけて、その差が大きくないように見せるかが広報としては腕の見せどころでしょう。
同じ土俵だからこそ違いを感じさせる見せ方が必要
競合校とは多くの面で同じ土俵にあるはずです。だからこそ、違いをどこでアピールするか、どのように見せるかという事が重要なのです。
ひどい学校になると、本来以上に見せてしまう場合もありますが、嘘をついたり見栄をはったりするのは将来的にプラスはありません。あくまで事実を100%のレベルで見せるにはどうするべきかを考えるべきでしょう。
学校広報物では本来の魅力を伝えきれていないケースもよく見かけます。「100%伝えきる」と言う事は言う程簡単ではありませんが、せっかくの強みですので、競合との差が明確に認識できるように考えるべきです。
現時点で競合の強み、弱みの認識がほとんどされてない学校は今からでも遅くありませんので、きちんと時間をかけて行う事をお勧め致します。進学先を検討中の対象者はほぼ比較しているという事を考えれば、この点を無視するわけにいかないのは分かると思います。
それがあって初めて、自校のアピールポイントや伝え方がより明確になるのです。今更と思わずにきちんとやる事で学生募集に変化が訪れるはずです。

学生募集アドバイザーの亀田泰史です。抱負な学校広報経験を元に、コストパフォーマンスの高いメールコンサルティングで貴校の学生・生徒募集広報を加速させます。驚くほどの可能性を見出す事ができるでしょう。世にも珍しい無料体験可能なコンサルタントです。コンサルティング体験ご希望の方は無料会員プランをご覧ください。
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