自校だけのメッセージを考える

メッセージやキャッチコピーが一つもない学校というのは今の時代はないと思います。進学媒体などを見れば、何らかの読み手へ伝えるためのメッセージがあるはずです。

そのメッセージは本当に人を動かしますか?

私は各学校のメッセージを比べる際には進学雑誌を見たりするのですが、連続して見ていくとある事に気が付きます。それは

「どの学校でも使う事ができるメッセージが多い」

と言う事です。

どの学校でも言えるというのは、言い換えますと「その言葉はその学校を象徴したものではない」というのと同じです。まさに「共通テンプレート」だと思います。

例えば適当にそれらしいものをいくつか挙げていくとすれば以下のようなメッセージの事を指します。先に書いておきますが、以下の例はどこかの学校のを読んでそのまま写して書いているものではありません。もし偶然にもどこかの学校のメッセージと同じという事であれば、そもそもその学校はメッセージを再検討するべきだと思います。

  1. 貴方の未来がここにある
  2. 貴方の夢、貴方の未来
  3. 貴方のやりたい事がここにある
  4. 資格を取って未来を目指す
  5. 就職率100%が示す実績

さて、いかがでしょうか?もしかしますと「どれも問題ないのでは?」と思うかもしれませんね。確かにどれも問題ありませんし、実際にこれと似たようなメッセージの学校は数多くあります。

でも、よく考えてみて下さい。もし学校と言う先入観がないとすれば1~3についてはそもそも学校である必要もありません。4と5は学校だろうとは思いますが、今時同じ資格を目指す学校などはいくらでもありますし、就職率100%などと歌っている学校なども数多くあります。

メッセージは何のためのものか?

メッセージ一つで出願してくれるわけではありませんが、少なくとも「言霊」と言う言葉があるように、言葉には魂が宿る事があります。

つまり伝える言葉によっては大きく人の感情を動かす可能性があるという事です。

どこの学校でも使う事ができるような言葉はそもそもその学校を示すものではなく、とりあえず書いた言葉にすぎません。

しかし、本来は「その学校を表す言葉」を書く必要があるのです。ベストとしてはそれだけで「他校よりも入りたい」と思わせるものである必要があります。

伝える気のないもの、伝える力のないもの、いずれもメッセージとしての役割を果たす事はできません。この言葉は自校以外では使う事ができないような、そんなメッセージを検討するべきなのです。同じ資格、同じ学び、同じような設備、競合校とは基本的にかなりの部分がかぶります。だからこそ、言葉に「うちの学校はここが違うのだ」という事を含ませるべきなのです。

もう一度よく考えてみて下さい。もし他の多くの学校でも使う事ができるメッセージを使用しているのであれば、今すぐにでもメッセージを考え直した方が良いと思います。

言葉がうまくはまれば、その言葉そのものがブランディングの役目を担ってくれるでしょう。

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