設置学科からイメージさせるものとのギャップはアウトです

ここ最近多いのが設置学科のイメージを無視した(意識しない)情報の出し方です。このイメージを無視してしまうと本来得られる出願さえも得られなくなる危険性があります。

今回は実際に私が見かけた事例を紹介致します。

バナー広告デザインと設置学科のギャップ

実際に私が見たものとして挙げられるのがWeb上の広告バナーとのギャップです。デザイン系の学科がある学校にも関わらず、その学校のバナーデザインがとにかくひどいのです。格好悪いだけなら百歩譲るとして、解像度の計算も出来ていないのが一目瞭然でした。

それを見ると業者に任せたものではなく学内の担当者が作ったものと推測され、広報予算が少ない(つまり募集が厳しい)事を想像させてくれました。

当然ながらデザイン系の学科をやっている学校が解像度の知識がない荒い画像を使うなどというのは「あり得ない状況」です。そんな学校に行く人がいるかと言えば、普通はNOでしょう。

余程その学校に行くべき目的がなければ選択肢にも入らないと思います。

この例で言えば、扱う学科がデザインの訳ですから、学内にきちんとしたものを作れる人がいないのであれば、予算を他から回してでもきちんとしたものを作らなくてはいけません。

予算を切り詰めた結果、イメージを悪くするなどあってはならないのです。

ブログ画像と設置学科のギャップ

これもよくあるケースです。例えば調理系の学科にも関わらず、ブログの集合写真を見るとなんと調理台に座って写っている学生がいるという末恐ろしい状況。それを見た方は間違いなくここは料理の基本を教えないのだろうか?と思うでしょう。特に保護者はそう感じると思います。

普通の休憩時間の教室風景でさえ、もし机に座っている方がいれば注意しなくてはいけないはずなのに、それが調理系で調理台の上に座るのですからリスキー以外の何物でもありません。

まず間違いなく私が保護者ならその学校は選択肢からはずすでしょう。広報も楽しければ良いとばかりにそのような写真を喜んでブログで公開してはいけません。

イベントスタッフと設置学科のギャップ

福祉系の学校などのイベントに参加した時にイベントスタッフ(学生スタッフ)の対応がホスピタリティという言葉とは程遠いケースなどもあります。

特に休憩時にそう言うところが現れたりします。イベント参加者にとってはそのスタッフが休憩かどうかなど関係なく、そこで学んでいる学生にすぎません。そういう方があまり良い態度ではないのを見るとがっかりするわけです。

スタッフの腕章をつけたままベンチに横たわりスマホをいじるなど・・・。学校の教職員はそういう休憩時のマナーなどもきちんと指導をしておくべきでしょう。

マイナスのギャップは致命的

良い意味でのギャップであれば大歓迎ですが、マイナスのギャップは学生募集においては致命的と言えます。

特に昨今はそういう情報は喜んでソーシャルにばら撒かれますので被害はより大きいわけです。

これらの多くは学校広報が意識して気を付ける事で防げるものです。第三者はどう考えるか?という事を常に意識して様々なものを改善していく事をお勧め致します。

とはいえ、やはりこの辺の事も自分達では気づかなくなっているものです。普段気付かないものは悪くなっていてもそれが普段の光景になっているのです。そういう意味でも私が常日頃お伝えしている第三者の意見を聞くべきという所に落ち着くわけです。

どんな第三者でも構いません。たいていは自分達が気づいていない事をアドバイスしてくれるでしょう。今後ますますそういう意見を取り入れる事は重要になってくると思います。独りよがりにならないようにしましょう。

 

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