学校を魅力的に感じてもらうために欠かせないのが「分かり易いアプローチ」手法です。私がよく使う例として「面倒見が良い学校」というメッセージがありますが、この言葉はとても便利な言葉なのですが、その実なんの裏付けも説得力も感じないメッセージと言えます。その理由は「何を基準にそんなに自信があるのか?」と思うためです。

広報上は具体的に比較しやすい見せ方が必要です

募集などが関係ない場で「うちは面倒見がとてもいいんだよね~」のように会話をするのは全く構わないと思いますが、募集上ではこの手の言葉は聞こえは良いのですが効果的とは言えません。それは他と比較する基準が存在しない言葉だからです。

例えば「就職率100%」とあれば、検討している他の学校が「98%」であれば、そこよりは良い就職率だとすぐに理解できるわけです(この程度の差だと強みとは言えませんが・・・)。

しかし、「面倒見が良い」と言われてもたいていは「どんな風に?」と思うだけであり、それを見て「本当に面倒見が良くて感動する!」などとは思うわけもないのです。

このように学校が自校の魅力を伝えるために使う言葉は、曖昧で抽象的なものではなく、具体的に「なぜそう言えるのか?」という部分を示さなくては効果は薄くなってしまいます。

これは私が日々クライアントにアドバイスをする上でもしつこくお伝えしている事です。

数値を探す癖をつけましょう

それでは、どうすれば良いか?と言えば、その手法の一つとして学校の強みを「数値化できないか?」と考えるというものがあります。

具体的に一つ例を挙げてみましょう。貴校の「講師がとても良い」事を伝えたいとします。そう言う場合にどういう風に貴方なら伝えますか?

と、その前に・・・。講師がとても良いという事はどんな要素で表す事が出来るのかを検討します。

講師が良い?

このように少し考えただけでも講師の良さを表す要素というものは多数出てきます。単純に「講師が良い」だけでは覚えるきっかけさえもないのです。

次に講師の良さを表す要素の中から数値化できるものがないかを検討します。分かり易いものですとアンケート結果などでしょう。

例えば、在学生2,000人のアンケートにおいて5段階評価で本校講師は平均4.3の評価を受けています」とあれば、講師の評価が高い事がすぐに理解できるわけです。しかも学生からの評価ですのでこの数値からは「分かり易い講義」「面白い講義」などのイメージも出来るわけです。と言う事は入学したら充実した授業を受けられるという安心感につながるわけです。

それに加えて「本校では常に授業改善のために目安箱を設けています」のようなものがあれば、さらに期待が持てるわけです。

数値は見せ方を変えるだけで一気に訴求効果が高まる

最近ではいろいろな学校がサブパンフレットとしてデータブックを作っています。まさに今回の記事ではありませんが、いろいろな強みを数値で表しているものです。そういうデータブックを配布していないにしましても、広報としてはデータブックを最低でも学内向けに用意して活用するのが良いでしょう。

ある学校では就職率を示す時に「第一希望の会社の就職率」と出しています。もうお分かりだと思いますが、同じ就職率であったとしてもこの数値が高いものであれば、グンとその学校への興味は高まるわけです。

なぜなら普通の学校の就職率は「就職したかどうかの率」でしかないわけで、それが「第一希望の」というくくりでだせば、より強い訴求効果をもたらすわけです。同じ就職率を出すにしましても、出し方や視点を変えるだけで一気に魅力的なものへと変わる事になります。

他にも就職関係では「○年以内の本校卒業生の離職率」などのケースもありました。これが低い場合、マッチング率の高い会社に就職出来ている事が分かります。これもまた数値の見せ方として素晴らしいものだと思いますし、ある意味前述の第一希望の就職率よりも進んでいると思います。

競合校と同じような数字の出し方でももちろん構いませんが、それでは決定打にならない事もしばしばです。視点や見せ方を変えるだけでも学生募集上の効果は変って来る事を意識しましょう。その上で、今貴校にある数値を探すようにして下さい。

場合によっては貴校再生の起点になるような良い数値が見つかるかもしれません。

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