今回は強みについての話です。どの学校も強みのアピールを行っていると思いますが、物凄く重要なポイントを忘れているように感じます。それは、「たいていの強みは競合と被っている」という事です。

同じジャンルなら打ち出す点は似ているもの

ある意味当然と言えば当然なのですが、競合校というものは通常は同じジャンル(学科構成、その他)のため、強みは似ているはずなのです。それこそ強みが全く違うという事などはほぼあり得ないと言っても良いでしょう。つまり、似たような強みをアピールしあっているというというわけです。

それにも関わらず意外と競合校の事をよく調べていない学校が多いのも事実です。自分の学校だけを考えて広報メッセージや打ち出し方を考えているようですが、本来は競合校の見せ方を意識しなければ学生募集上の勝率は上がらないわけです。なぜなら対象者は比較の上で進学先を検討するケースが多いわけですので、その視点に立たない理由がそもそもないのです。

強みが似ているならば見せ方を工夫する事

競合が使っている強みは使ってはいけません・・・などとは言いません。強みは強みとして打ち出して頂いて構いません。大切なのは「どう見せるか?」という見せ方になると考えて下さい。同じ部分で比較をされるのであれば、より魅力的に見えるように打ち出す必要があります。もちろん嘘を書きましょうと言っているわけではありません。事実を100%のパワーで伝える見せ方を考えるべきと言う事です。

この100%というのをさらっと読まれてしまうと意味がないので正直に書きますと、多くの学校がせっかくの強みをそれほどのメリットに見えないように見せているのです。つまり見せ方が悪いので、事実よりも悪く見えてしまうという事なのです。これは物凄く勿体ない事だと思いませんか?

実際のところ学校の広報物は長年似たようなメッセージや伝え方を踏襲している所がほとんどです。それもあり客観的に競合よりも魅力的に見せるという意識がほとんど抜けているわけです。少子化の今はそんな「手抜き」をしている場合ではなく、明確に差別化をはかる必要があると考えなくてはいけません。

より分かり易く理解してもらうために、ここで一つ練習問題を出したいと思います。貴方なら以下の強みをどのように見せるでしょうか?

「経験豊富な教授陣!」

実を言えば、まさにこのままの文言で使っている学校も沢山あるわけです。自校の教授陣が良い事を示すためにこのように書いているわけです。しかし少し待ってほしいのです。これで本当に納得してもらえると思いますか?私からすれば何の納得感もありませんし、説得力も感じられません。それは見せ方が悪いからに他なりません。

ここで足りないものはと言えば、「何をもって経験豊富と定義しているのか?」という事なのです。それが不足しているがために説得力がないのです。そうは言っても長々と全教職員の略歴を同じページに載せましょうと言っているわけでもありません。いかにシンプルな情報で説得力を付加するか?と言う事が肝になるのです。

そのために使えるお勧めの手法があります。

数値化できるものは数値化しておく事

私がお勧めする手法は、数値化できるものを数値化して使うというものです。数値化と言うと何を数値化すれば良いか悩むと思いますが、数値などのデータはそこからいろいろな情報を印象付ける事が出来るため極めて便利だと言えます。

この「経験豊富な教授陣」もこの手法で数値化できるわけです。経験の部分を数値として使うにはどんな数値を使えば良いかを考えれば良いわけです。ちなみに現場経験年数・・・という分かり易いものだけではなく、応用的な使い方でも数値化手法は効果を発揮します。

例として「教授陣の関連著作総数1,000冊以上」というやや斜めからの攻め口も使えます。これは以下のイメージを想起させるからです。

  1. 本を出しているという事で、その道のプロであるという印象を与えられる。
  2. 本の数が多いからプロが多いに違いない!
  3. つまり、経験豊富な教授陣に納得!

このような意識の流れが生じるわけです。これは一つの例に過ぎませんが(この例が良いかは別としまして・・・)、数値というのは考えてみるといろいろと使えるものがそこかしこに転がっているわけです。

広報担当者は今ある情報をどういう表現で見せるかというのが腕の見せ所だと考えています。少なくとも読み手が具体的に納得できる見せ方をしなければ伝わりませんし意味はないのです。

競合校と比較をされるというのは想像以上にシビアな戦いです。そのシビアな戦いでどれだけ印象づける事ができるか?と言う事は物凄く重要なポイントなのです。そこに拘らずに良くある言葉でまとめてしまうのは機会損失にしかなりません。

貴校の強みは競合と確実に被っている事を前提にどういう見せ方をすればより魅力的に感じてもらえるかを意識するべきでしょう。強みなどのキラーコンテンツについてはとことんこだわってほしいと思います。

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