今更、強みの再確認なんかできないと思っている方へ

多くのセミナー・研修が世の中には存在しますが、そんな中「強みや弱みの再確認」などのテーマがあると「そんな事今更やっても・・・」と考える方がいます。そういう方はおそらくこれらの再確認がどういう効果を示すかを理解できていないのだと感じます。再確認は何のためにやるのでしょうか?

強みがぼやけていては、たいしてアピールできない

まず強みについて。

私も経験がありますが、多くの広報担当者は自分の経験から学校の強みを相手に伝えます。その中には他の方と共通しているものもありますが、その担当者のみが伝えるものもあります。

そして、それらは各担当者の経験の違いから生じます。学校で働き始めたばかりの広報担当の場合、いわゆる外から見える部分しか分かりません。学校案内や自校サイト、そういうものからの情報をもって相手に強みを伝えます。

しかし、長くいる方は例えば授業を実際にみたり、一年の流れを明確に把握しているため、他の強みなどを伝えられるわけです。この事はすぐに理解できると思います。結局、知っているつもりと知っているでは全く違うという事に他なりませんし、同じ事を伝えても、それに付随する詳細の度合いが全く異なるため説得力も変わってしまうのです。

経験の短い方の場合にはどうしてもそれらの強みのアピールがぼけてしまう事になります。

意識統一の重要性

研修などで強みと弱みを再確認する事はとても有意義な結果に繋がります。それぞれの考える強み、弱みの集約、加えて経験から知る事の出来る情報の交換により、お互いのもつ知識に厚みが出てきます。何かを伝える時にそれを補足する情報が多ければ多い程、相手に伝わりやすいのは言うまでもありません。

例として100円のチョコがあるとします。これを食べた事がない方はパッケージから分かる事のみの情報に頼る事になりますが、食べた事のある方は食感や味についても明確に言及できます。さらに応用して飲み物と合わせて食べた事がある方は、どういう飲み物と一緒だとさらにおいしく楽しめるかを説得できます。

同じものであっても、それぞれの方の知識や経験によって伝える情報も伝えられる情報も変わってくるのです。

現在のように対象者層の数が減っている事を考えると、どの担当者が対応してもきちんとした説得力がないと機会損失につながるだけです。

そのためにも意識統一を再度やる事に意味があるのです。自分だけが分かっていれば良いわけではなく、関わる教職員全てがより深い情報を持つ事が大切なのです。

学内ではもっともやらないのがこのテーマ

こういう学校の根幹についての研修というのは何気にもっともやらないテーマの一つです。新たな技術などについての情報交換は結構頻繁にやっていたりするのですが、いわゆる「今更感」のあるテーマについては誰もやろうと考えないものです。

しかし、学校がどういう所であるのか、この学校に入学するとどういうメリットがあるのか、等についてはこれらの知識が多くないとそれこそ伝えられないのです。伝えられなければ当然ながら入学したいと思う方も多くは出てこないのです。

今何をやれば良いか悩んでいるという学校ほど、初心にかえって、自校はどんなところなのかを様々な立場の方からの意見を聞く事で深く理解する事が重要です。

学校長、講師、広報、事務、学生、その他、自校の魅力についてそれぞれが感じている所はそもそも異なるかもしれません。それらを聞く機会というものを設けても決して無駄な時間ではないと思います。

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