多くの学校が生き残りをかけて何らかのブランディングをしなくてはと焦っていると思います。

「これがあるから行きたい」と思わせるものがなくては今後の生き残りが難しいのは間違いないでしょう。そもそもそういうものがなければ記憶にも残らないのです。学生募集では記憶に残してもらうというのはとても重要です。

そうは言っても無理やりイメージを作ってもすぐに見透かされてしまいます。

上辺のイメージ戦略に効果などないのです

ブランディングを急いでいる学校に理解してほしい点として「上辺のイメージ戦略」だけはやってはいけないという事です。

私の言う「上辺」というのは、耳あたりなどは良いものの学校の実情とは大きくかけ離れているものを指します。また、ブランディングするには十分ではない内容であるというケースもあるでしょう。

例として「面倒見の良い学校」でブランディングをするとします(例としてこのテーマを使いますが、実際には余程のことがない限り、このブランディングはうまくいきません)。

実際にはメッセージに使っている学校もあると思いますが、以下の質問にどう答えるでしょうか?

「面倒見が良いという具体的な裏付けを教えて下さい。」

おそらく何らかの回答をされるとは思いますが、ここで回答される内容は、本当に貴校が顕著に優れていると思える内容でしょうか?

この例のように具体的な裏付けを質問された時に自信をもって他校よりも優れている場合には、それでブランディングをしても構わないと思いますが、それほどでもないのであれば、それはまさに「上辺だけのもの」に他なりません。

学校とは関係ありませんが、こんな話があります。私も学生と話していた時によく出していた事例ではあるのですが、就職面接での面接官と受験者の会話です。

面接官「貴方の長所はなんですか?」

受験者「好奇心が旺盛な所です!」

面接官「なるほど。では具体的にどんなものに興味がありますか?」

受験者「はい、読書が好きで・・・云々。」

面接官「他には?」

受験者「音楽鑑賞も好きで・・・云々。」

面接官「他には?」

受験者「旅行が好きで・・・云々。」

面接官「他には?」

受験者「食べ歩きが好きで・・・云々。」

面接官「他には?」

受験者「えっと、他はですね・・・。」

面接官「つまり普通の人ですよね?」

さて、何が言いたいかお分かりだと思いますが、貴校がブランディングしようとしているその中身は実際には他校とそれほど変わらない「普通のもの」であるかもしれないのです。

他校を知らずに「優れている」と勘違いしてブランディングすると、複数の学校を見ている検討者からすればたいして魅力のあるものに感じないかもしれないのです。

つまり、上辺だけのイメージ戦略で中身が伴わないものは意味がないのです。

本当に学校の良い点を再度話し合ってください

この点についてはしつこく他の記事でも書いていますが、「本当に」何が優れているのかを再度話し合ってほしいのです。「そんな時間はない」ではなく作らなくてはいけないのです。そうしなければこの例ではありませんが、たいして魅力の感じられないものでブランディングを延々継続してしまうかもしれないのです。

それはもう時間の無駄でしかありません。

全国の学校全てに勝つ必要はありません。競合校と比べて顕著に優れている点でブランディングをしなくてはいけないのです。なぜなら対象者も全国の学校と比べているわけではないからです。

「今あるメッセージはすぐには変えられないから・・・。」

という事もあるでしょう。

はっきり言います。

そんなものどうでも良いのです。変えられない訳などありません。意味のないものを年度終わりまで無理に使う必要性などどこにあるのでしょうか?

新しいメッセージに変えるのは今からでもできるのです。少子化は待ってくれません。

貴校の立ち位置を明確に打ち出し、それを魅力と感じてもらえるような打ち出し方を考え、浸透させていく。そのためには早い段階で動き出す必要があるわけです。

元より優れているものがない学校は厳しいようですが生き残りは出来ません。自ら敗北宣言を出すようなものですし、そもそもそんな学校は募集などするべきではありません。

ただ、どんな学校でも競合に比べて優れている点はあるはずです。ハード、ソフト、その他様々な角度から自校を見つめなおしてください。

よくある価値観だけで考える必要はないのですから。

 

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