イベントの集客数を増やしたい学校が気づくべきこと

このサイトには「学生募集イベント」の参加人数を増やしたいという希望を希望を持った方のアクセスも多くあります。つまり、ここ最近のイベント参加数が少ないため何とかしたいという所なのでしょう。しかし、この考えはそもそも、現状によってはかなり筋違いな希望なのです。

Webサイトのアクセスを増やしたいというのと同じです

私はSEOのコンサルティングも行っていますが、そこでよく聞くのが「アクセスをとにかく増やしたい」という言葉。これは今回のイベント人数を増やしたいというのとその本質は同じと言えます。大元が増えれば、それだけ出願数が増える可能性があるわけですから母数を増やしたいという気持ちはよく分かります。

しかし、もしここ最近のイベント参加者に対する出願率(歩留り)が下がっているのであれば、この考えはそもそも改めなくてはいけません。

Webサイトも同じです。そこからの売り上げが下がっているのであれば母集団を増やすという短絡的な考えでは結果などついてくるはずもないのです。

中身が悪ければ母数が増えても良い事はない

イベントの中身の見直しをしていない場合にはそもそも母数が増えたところで出願数の増加などはたかが知れていると言っても良いでしょう。そもそも、学校に魅力がない、行こうと思う人が少ないからこそイベントの参加人数も少ないわけです。

つまり、根本を見直して変えていかなければいけないという事に気づかないといけないのです。数さえ増えれば何とかなると考えた時点で負けと思っても良いくらいです。

例えば、イベントの評判も特によくない状態で母数を増やした時の事を想像してみて下さい。今まで以上の参加者から不評を買う可能性があるわけです。しかも、今はソーシャルメディアでいくらでも情報を共有する時代です。困った事に悪い情報の方が共有されます。ここでは「あの学校のイベントは行っても意味ないからやめた方がいい」とかですね。つまり、中身を見直さずに数だけ増やそうと安易に考えているとこういう結果(=より悪い状況)になるかもしれないのです。

考えるべきは歩留りを上げる事

イベントに人が集まらない時に考えるべき事は、数を増やす事以前にイベントの中身の見直しです。参加者を増やすための施策をするよりも、実はこちらの方が時間がかかるようで結果につながり易くなります。

ひとつには満足度の上昇により出願率が増えるため、少数の参加者であっても出願者の確保がしやすくなるという点。そして、次にイベントの中身が良くなっているため友達などを誘ってくれる可能性が高まる点。その他、口コミにおいても良い作用に繋がる可能性があります。また、参加者からの評判が良ければ自ずと教職員のモチベーションも上がります。

どうしてもイベント参加者が少なくなりますと、「広報の責任だ」とばかりに上から数を増やせというお達しが出やすくなるわけですが、実際には前述のように根本を変えなければ意味はないのです。

数が増えれば何とかなる・・・などという事はありません。良くないものは良くないのです。人数が増えたからと言って悪いものが良い印象になるわけもないのです。この点の認識なくしては改善などは出来ません。

今回の事例にもあるように、イベントの見直しなどを全くせずに数だけを増やそうと思ってこのサイトにお越しになったのであれば、すぐさまその考えは改めると良いでしょう。急がば回れではありませんが、足元からきちんと改善するようにして下さい。

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