【問題別やる事リスト詳細版】イベント参加者の減少
今回から数回にわたり当サイトで公開している「問題別やる事リスト」の詳細解説を項目別に行いたいと思います。
このリストに書かれている事は学生募集に悩む学校の多くが該当する項目だと思います。至急改善行動を起こさなければさらに学生募集の状況は悪化するでしょう。是非本記事を参考にどこをどうテコ入れをするか学校全体で検討し実行に移して下さい。
下記にピックアップした再検討ポイントは一例にすぎません。必要に応じて貴校で検討すべき点については改善案を練るようにして下さい。
今回扱う問題は「イベント参加者の減少」です。
再検討ポイント1:イベント案内(DM等)デザイン
現状把握
イベント参加者が少ない場合、直接イベント参加を促す案内(DM等)のデザインが魅力的ではない事が考えられます。たかがデザインと考えている広報の方はこの点を強く意識しなくてはいけません。
もし経費を浮かすために毎回同じようなデザインを繰り返しているのであれば見直しが必要です。デザインが毎回似ている場合、貴校からのDMであると即座に認識してもらえるという点ではメリットがあるものの、言い換えれば、その段階で中身を読む事なくゴミ箱行きとなる可能性も高まるわけです。
現時点で「いつものDMデザイン」では効果がない場合には1からデザインを見直す事がイベント参加者増加へのきっかけになるかもしれません。
対応策
デザイン変更についてはいつもお願いしているデザイン会社ではない所に依頼をしてみるのが一番早いです。いつもと同じ会社の場合、どうしても似たようなデザインが出てくるため異なるデザイン会社に過去のDMを見せずにラフ案を出してもらうなどが良いでしょう。
なおDMに限りませんが一部のデザイン会社は「自分の作品としてのデザイン」しかできない所もあります。あくまで「募集のためのデザイン」であると理解できるデザイン会社に依頼するようにして下さい。
当然ながらDMの発送タイミングにも気を遣いましょう。早すぎると忘れられてしまいますし、遅すぎると別の予定を先に入れられてしまいます。
再検討ポイント2:イベントスケジュール、回数
現状把握
イベントへの参加者が少ない場合、必ずしもイベント内容が悪いとは限りません。どんなに魅力的なイベントであってもスケジュールが悪いと集客はうまくいきません。例として貴校の競合かつ貴校より人気のある学校が同じ日にイベントを行った場合、そちらに人が集まってしまう事になるためです。
また、イベント実施回数も多いのが良いわけではありませんが、少なすぎる場合には対象者の参加の機会を減らす事になり、結果としてイベント参加者が減少してしまいます。
対応策
月に数回あるような定例イベントの場合には同じ内容のイベントが多いため特に競合のイベントスケジュールを気にする必要はありませんが、目玉イベントの場合には日程を決める際に競合のイベントスケジュールを分かる範囲だけでもチェックする必要があります。
競合よりも貴校の方が確実に人気がある場合には、あえて競合の大きなイベントにぶつけるという手もありますが、純粋に集客したい場合には対象者が参加しやすいように他校とぶつからない日程とするなどの配慮をするのが望ましいでしょう。もちろん競合イベントだけではなく、世間の一般イベントも踏まえて日程は組むようにしましょう。
回数や実施曜日、時間については考え方として「なるべく多くの対象者が参加可能である」事を意識して下さい。例として毎週土曜日にオープンキャンパスをやっている場合には土曜日に空いている方しか参加できません。しかし、様々な曜日・時間帯に開催すればそれだけいろいろな方が参加しやすくなるのは間違いありません。
再検討ポイント3:イベント内容
現状把握
イベント内容が魅力的でない場合にはそもそも人は集まりません。対象者は同じカテゴリの学校イベントに参加しているわけですから、それらとの比較で完全に見劣りしているものを堂々と出している学校などは正直問題外であると言えます。
対応策
子ども騙しのような質の低いイベントを行う学校も稀に見かけます。イベントではその学校入学後に学ぶ内容等を短時間で理解してもらう事も目的の一つです。
わざわざ入学するまでもないと感じさせるような内容のイベントを行っている場合には再検討が必要です。貴校に入ればこんなに興味深い事が学べると感じてもらわなくてはいけません。
ポイントはそのイベントを通して参加者が「入学後の自分を想像できる」事が必要です。それがイメージできないようなイベントであれば内容の見直しが必要という事になります。
再検討ポイント4:担当講師(教員)
現状把握
イベントを担当する担当者の選定は極めて重要です。
もし貴校で「公平に持ち回り」にしているのであれば今すぐにその考えは見直すべきでしょう。担当者が異なる事で出願率が変わるという事はよくある事です。
対応策
学校広報を長くやっていれば分かると思いますが、イベント向き(短時間で心を掴む事が出来る)の講師とそうではない方はいるものです。
これは別に前者がすごいという事ではありません。時間をかけて学生の信頼を得ていくタイプの講師がいるのも事実であり、そういう方は根強い人気を誇ったりするものです。
しかし、イベントとなると話は別です。イベントという時間の限られた中で「この先生から学びたい」と思わせなくてはいけないわけです。となれば、担当講師はそれに向いている方を選定する必要があります。
そのため公平に割り振るというのは学校経営上あまり好ましいとは言えません。募集を良くしたいのであればイベント向きの方に担当してもらうようにしましょう。
例としていくつか検討ポイントをご紹介しましたが、イベントという一項目だけを取りましてもいくつも見直す点がある事を忘れないようにして下さい。単純に広告を出して目に触れるようにすれば結果が向上するわけではないという事を意識しましょう。

学生募集アドバイザーの亀田泰史です。抱負な学校広報経験を元に、コストパフォーマンスの高いメールコンサルティングで貴校の学生・生徒募集広報を加速させます。驚くほどの可能性を見出す事ができるでしょう。世にも珍しい無料体験可能なコンサルタントです。コンサルティング体験ご希望の方は無料会員プランをご覧ください。
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