卒業生の不祥事が出たら学校名は探されます
学校関係者に何らかの不祥事があった場合に学校も炎上する可能性がある事は言うまでもありません。今回の記事では特に学校名が出なかった場合でも炎上するリスクがあるという話をさせて頂きます。
学校名が出ていないから安心できるわけではない
在籍中の学生の不祥事には学校名が出る事が多いわけですが、卒業している場合にはほとんど学校名は出てこないものです。
となると、卒業生はそれほど気にしなくても良いか?と言えば「NO」だと言えます。
その理由は、何かの不祥事が起こった際に小遣い稼ぎのニュースサイトを運営している方がすぐにいろいろとその方の過去を調べる(”ほじくり返す”という方が正しいかもしれません)ためです。
例えば、ニュース報道で顔写真が出ておらず名前だけの場合には、一斉に顔写真を見たいと考えて検索する方が出てきます。そういう方からのアクセスを獲得するために調べて記事を作るのです。仮に顔写真を探す事が出来なくてもそれらしいタイトルをつけて獲得を狙うのです。
そのため「名前+画像」などの検索でのSEO(検索エンジン対策)をしかけます。それと同じように「名前+出身校」などいかにも検索されやすい内容も含めてきます。
つまり、大手ニュースサイトでは学校名は出なかったとしても、そう言う方がわざわざ調べて学校名を出してしまうのです。
Facebookが情報源として使われる
これらの情報をどこで得ているのか?と言えば、たいていは本人のFacebookからです。
犯人の顔を見たいというのと同じようにFacebookを探す方も多くいます。そのため、「名前+Facebook」などでもSEOをしかけてきます。
本人のFacebookが分かれば、そこからの情報をその記事内に盛り込みます。こういう詳細記事を読みたいという方が今の日本には多くいますので、あっという間に学校名が暴かれるという事になります。
卒業生の不祥事だと気づいたら
それでは学校はどうするべきか?
と言えば、大手ニュースサイトで学校名が出ていないのであれば、公式サイトなどで卒業生の不祥事についてわざわざ触れる必要はないと思います(卒業後も学校との関係性が近いなどの場合には例外もあります)。
但し、これはあくまで公式サイトでのアナウンスについてです。
上記のようにネットではあらゆる手を使って出身校を調べてそれを記事として公開する方がいるわけです。そのため、もし自校の卒業生が不祥事を起こした場合には、問合せの電話が入る可能性があります。ニュースメディアからの問い合わせかもしれませんし、一般のやじうまからかもしれませんし、在学生や検討者の保護者からかもしれません。
そういう時のために、どういう回答をするかの意思統一をしておく必要があります。一部の教職員は答えられないといい、一部はいろいろと話すでは学校として問題でしょう。
在学生であれば、迷う事なく話し合いをもたれると思いますが、卒業生であっても何らかの意思統一が必要である事を覚えておくと良いでしょう。
インターネットですぐに情報が共有される時代です。昔と同じ感覚で対応していては後手に回る事になってしまいます。
気を付けましょう。

学生募集アドバイザーの亀田泰史です。抱負な学校広報経験を元に、コストパフォーマンスの高いメールコンサルティングで貴校の学生・生徒募集広報を加速させます。驚くほどの可能性を見出す事ができるでしょう。世にも珍しい無料体験可能なコンサルタントです。コンサルティング体験ご希望の方は無料会員プランをご覧ください。
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