今の時代を理解した上でのモラル教育の必要性

兵庫県のある小学校の教員複数名が同じ小学校の教員をいじめていた事が発覚し大炎上していますが、今回はこの件から学校が考えるべき事をご紹介したいと思います。

※本記事は特定の学校に対して糾弾をする目的で書いているわけではありません。全ての学校に関係のある話としてお読みください。

不祥事はどの学校でも可能性があると考えなくてはいけない

最初に理解していただきたいのは、このような教職員間のいじめ以外も含めて不祥事が起こる事はどの学校でもあり得る話です。つまり「対岸の火事」で済ますものではないという事です。そのつもりで管理職の方は教職員のモラル教育を常日頃から継続的に行わなければいけません。当然ながら管理職の不祥事も多数ありますので自身も含めての話です。不祥事がひとたび起これば、ただでさえ募集が大変な時代なわけですから学校にとっての死活問題へと発展してもおかしくないのです。

学校に関係する不祥事は実際のところ多岐にわたりますので、今回の「いじめ」だけにスポットを当てたモラル教育では不足していると言えます。様々な不祥事が起こりうる事を理解し、総合的な意識改革を行う必要があります。

学校関係の不祥事では例として下記のようなものが挙げられます。

  • いじめ(生徒、教職員いずれも)
  • 横領
  • 性犯罪・セクハラ・盗撮等
  • 暴言・暴力・体罰関係
  • 情報漏洩

これらは学校の不祥事でも特に多いものです。情報漏洩としては生徒の個人情報をお店に置き忘れたり、またはインスタグラムで答案を「ネタとして」公開したりした事例などが挙げられます。常識的に考えてもいずれも問題がある事は分かるはずなのですが、ここ最近は特に常識のない教職員も増えていると感じます。ただし本来は昔からある問題なのですが、これらが多く見える事がまさしく「今の時代」だと考えています。そしてこの時代を理解していないと大きな問題になるのです。

拡散力があり、いつまでも残る時代

昔と今を比較して大きな違いと言えば大きくて瞬間的な拡散力に他ならないでしょう。さらに「いつまでも情報が残る」事により一度ついたレッテルはいつまでも付きまとう事になります。それは学校に対してもそうですし、不祥事に関わった本人にも言える事です。

今回の件に限りませんがこのような不祥事が起こると現在では下記のような拡散の流れを辿る傾向にあります。

  1. 主要メディアでの報道
  2. SNSでの拡散
  3. アフィリエイトサイトでの最速の情報暴露合戦と共有
  4. さらなる拡散

実際には最初がSNSでの被害者の告発の例も多くありますが、上記はメディアで最初に報道された場合のケースです。メディアで報道される事でSNSでその事に言及するツイートが流れます。そして同時に「加害者の情報(顔や個人情報)」を知りたいという一般の方が検索を開始します。その検索に応えるべくアフィリエイトユーザー等が最速の情報発信を目指してお互いに情報を集約したまとめページを作ります。

それが現在はエスカレートして個人情報の暴露につながっていきます。そのため現在ではメディアでは加害者として名前が出ていなくてもいわゆる「私刑」が行われ情報の暴露合戦となります。今回の件でも(本当に当人であるかは分かりませんが)既に加害者とされている教員の名前や顔写真はネット上に出回っています。これ以外にも本人を特定する情報は今後も拡散されるでしょう。

しかし、この流れには問題があり、全く関係のない第三者が加害者とされ勝手に拡散される事もあります。良く調べないで情報を拡散する無責任な方がいるためです。知らない内に犯人にされ、それがネット上に情報として残るわけですからたまったものではありません。それを読んだ一般の方も事実を確認せずにSNSで拡散するため、第三者が犯人扱いされてしまうのです。

当然ながら学校名も長きにわたりネット上に残る事となります。

不祥事はパーソナルな問題ではないという事

前述の通り、不祥事が起こるとその一個人だけの問題ではなく大きな問題へと発展する事も珍しくありません。これを回避するには「常識的な想像力」があれば済むわけですが、昨今はそれも想像できない方が増えているのは残念で仕方ありません。

今では誰もがスマホという記録媒体を持ち歩いている時代であり、問題行動の記録はいとも簡単にできるわけです。音声のみならず動画も撮影できるわけですからそれが記録され公になれば人生そのものに多大な影響を及ぼす可能性さえも否定できない時代なのです。

学校におけるモラル教育は生徒・学生だけに必要なのではありません。教職員こそモラル教育を行うべき対象なのではないでしょうか?学校が長らく学生に支持されるには、それにふさわしいモラル感を教職員が持つ必要があります。自分ひとりの行動であると軽く考えずに、一蓮托生であるという意識にて自分を戒めるようにして下さい。

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