【重要】学生募集改善のための2つのパターン

学生募集が厳しい学校にとってその状況をどのようにして改善するか?というのは大きな課題だと思います。本記事では学生募集改善のための2つのパターンとそれぞれの手法が適切な学校というものについてご紹介したいと思います。

※本記事記載の内容は一つの意見として参考にして下さい。私自身、これが全てだとも絶対だとも考えていません。

パターン1:大規模な学校改革による学生募集改善

最初のパターンが大規模な学校改革による状況改善です。具体的には学科改組なども含めた学校の根本からの見直しを含め、新しい募集コンセプトに従ってビジュアル面その他の見直しなどを全面的に行うものです。要は学校全体の大改革と言えるレベルのものです。

向いている学校

  • 現在のブランド価値がこのままでは上がる見込みがない学校
  • 学校への先入観を変えたい学校
  • 既存の設置学科のニーズが将来的に見込めない学校
  • 大改革を行う事での意識面も含めた改善を行いたい学校
  • 既存のコンせプトなどを壊してでも生まれ変わりたい学校
  • 何とかまだ定員は集められている学校(学校経営にまだ多少の余裕がある)

メリット

  • 学校を新たな視点で見てもらう事が可能
  • 大改革と言う事で話題にしてもらえる可能性がある
  • ニーズの高い学科を設置する事で募集状況が改善する可能性がある
  • これを機会に大きな意識改革が出来る可能性がある

デメリット

  • 取り掛かるまでに時間がかなりかかる(事前準備に時間が必要)
  • ある程度の完成までに膨大な時間がかかる
  • 新学科設置などの場合には良い講師が見つかるかは不透明
  • 新たなコンセプトが本当にふさわしいか分からない
  • 全体の意識改革がどこまでうまくいくか分からない

パターン2:小規模な改善の繰り返しによる学生募集改善

二つ目のパターンが小規模な改善の繰り返しによる状況改善です。具体的には今あるものの見直しを随時行い、出来るところからどんどん手を付けていき日々改善をはかるものです。

向いている学校

  • 定員に満たない事が普通になっている学校
  • とにかく今すぐに出来る事を行いたい学校
  • 大規模な変革をする時間や予算に余裕がない学校
  • すぐに何らかの結果を出さないといけない学校

メリット

  • すぐに実行できる部分から改善していくため日単位で結果の変化が出やすい
  • やる気のある教職員が少なくてもとりあえず実行できる
  • それぞれの目標のゴールが近いためモチベーション低下が起きにくい
  • 小さな改善でも大きな効果が期待できる事は普通にある

デメリット

  • 担当者ベースでの業務負担が多くなる(特に広報担当者)
  • 改善部分によっては力関係によりなかなか協力してもらえない場合がある
  • 短期的には学校そのものが大きく変わったように見えないため分かり易いブランディングがやりにくい(改善内容次第では可能)

間違えたパターンを選ぶと学校改善はうまくいきにくい

前述で書いたものはあくまで一例ではありますが、一つ言える事は自校の立場に向いていない手法を選んだ場合には効果は出にくいと考えています。

例えば教職員全体のモチベーションが極めて下がっている時に大きな学校改革をやろうとしてもなかなか良い結果は出ませんし、そもそものコンセプトも堂々巡りでなかなか決まらないという事も珍しくありません。

全体の意識が高く、意思統一もある程度のレベルで出来ている学校であればそういうものはやりやすいと言えますが、私個人の感覚では学生数の減少に歯止めがかからない学校は全体のモチベーションはかなり下がっていると考えています。

また、予算がないのに大きな改革をじっくりやろうとすると、実行に移す前(あるいはある程度の完成まで)に力尽きるという事もあり得ますし、ある意味勝負に近いものでもあるため、失敗した時のダメージは場合によってはかなりの影響を学校経営に及ぼします。

私自身が行うサポート形式はパターン2の小規模な改善の繰り返しですが実際にこの方法で短期間で成果を上げる事に成功しています。とはいえ、資料請求数を増やしたり、イベント参加人数を増やしたりできても、学校の教職員の意識が低いままであれば効果は出にくいのは間違いありません。

そう言う意味ではどちらのパターンでも意識改革だけは絶対にやらなくてはいけない事だと考えています。学校見学時に対応する担当者がやる気あふれる方であるのとやる気のない方であれば、どちらが出願率が高いかなどは言うまでもないわけです。この事は学生スタッフもしかりです。

大規模な改革、小規模な改善に関わらず、最終的に出願するかを決めるのは極めてアナログな判断です。そしてそのアナログな判断で効果を上げるには人という要素はとても重要となります。

当サイトのブログ記事は基本的にブランディングがあまり出来ていない中下位校、中小規模校向けに書いています。そういう学校であっても生き残る事は可能です。

なお、当方のサポートでは小規模な改善を行いつつ、コンセプトの改善も必要に応じて行っていますので、ある意味やりやすいものだと思います。まずは少しずつでも結果を上げつつ、それらを積み重ねる事で学校への信頼感(ブランド価値)も上げていきましょう。

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