学校コンサルタントが入るのに効果の出やすいタイミング
今回は学校コンサルタントが入るのに効果の出やすいタイミングについて書きたいと思います。本内容はあくまで私のサポート経験による個人的見解のため、他のコンサルタントの考えとは必ずしも同じではない事をご了承下さい。
※本記事はブランディングが弱い中下位校や中小規模校を対象としています。
サポートページの閲覧者が増えています
今回、このような記事を書こうと思ったのには理由があります。それはここ最近、以前にも増して当方のサポートページ(基本サポートプラン、その他)の閲覧数が増えているためです。この時期は増えやすい傾向はあるのですが、それでも今年は顕著にその傾向が出ていると感じます。
とはいえ、問合せまで行かずに躊躇ってしまう学校が多いわけですが、そういう学校が効果の出やすいタイミングを失わないためにも本記事を書く事と致しました。
教職員のやる気と焦りのバランスが良い時がベスト
最初に最もベストだと思うのは、見出しにも書きましたが、
「教職員のやる気と焦りのバランスが良い時」
だという事です。
ちょっと分かりにくいかもしれませんので、具体的にこの状況が起こりやすいタイミングをサンプルとして説明したいと思います。募集における状況として以下の段階を例として使わせて頂きます。
- かなり余裕で定員が埋まり、資料請求数、イベント参加数とも充実している
- 十分定員が埋まり、資料請求数、イベント参加数とも例年とほぼ変わらない
- ギリギリ定員が埋まり、資料請求数、イベント参加数もやや横ばいか減少気味である
- 定員に少し満たず、資料請求数、イベント参加数も継続して減少傾向である
- 定員の半分程度しか埋まらず、資料請求数、イベント参加数も一気に減少してきている
- 定員の1~3割しか埋まらず、資料請求数、イベント参加数も極めて不安である
大雑把で恐縮ですが、このいずれかに貴校が当てはまると考えて下さい。この中で1、2に関しては更なる拡大を目指さない限りはコンサルタントを入れる必要は特にはありません。
この中で私が書いた「教職員のやる気と焦りのバランスが良い時」というのは3、4にあてはまる学校です。特に4はそれまで定員が埋まっていたところから定員割れへと悪化していますので、危機意識(=焦り)が出やすいタイミングであると言えます。また、資料請求数やイベント参加者が減少している事を肌で感じる最初のタイミングと言う事もあり、「何とかしないとこのままではまずい」という意識が生まれやすくなります。
この段階ですと、前向きな教職員もまだそこそこいる事もあり、コンサルタントが入る事での改善効果が出やすいと考えています。
定員の半分以下は要注意
さて、問題となるのは5,6のケースです。5や6であれば焦る気持ちはもっと強いでしょう?と思われるかもしれません。それはその通りなのですが、この辺になると心理的にいろいろとノイズが入ってきます。また、数年にわたり定員割れが続いている可能性があるため、その状態に悪い意味で「慣れて」しまい、かえって焦る気持ちを失い開き直る方も出てきます。
教員について言えば、ここがダメなら他校で教えればいいやと考える方も増えてきますし(要は今の学校を見限るという事です)、事務方(広報担当含む)で言えば、共倒れを嫌って転職してしまう方も増えてきます。
6まで行くと、もはや何をやっても焼け石に水としか考えないようになり、余計な仕事を増やしたくないと考えて広報業務に非協力的な方が増えてきます。仕事を頼むと文句ばかり言う方が増えるという事もこの段階になると起きやすくなります。ここまで来るとまさに末期状態で復活は極めて難しい状況と言えます。
それでもある条件が揃えば何とかなる可能性はある
では5や6まで行くともう無理か?と言えばそうでもありません。復活の可能性は決して高くはありませんが0ではないと考えています。しかし、それには条件があります。
私が考える改善可能な学校の最低条件とは、教員、事務方(広報)にそれぞれ飛びぬけて前向きで協力的な方がいるという事です。これにあたる人材が揃っているならまだその学校も変わる事が出来るかもしれません。加えて経営者が教職員から尊敬されているのであれば、さらにベターです(実際はそうではない経営者もそこそこおりますので、あえて書き足しました)。
もちろん言うまでもなくコンサルタントのアドバイスを真摯に受け止めてくれる必要はあります。
なお、教員、事務方いずれもリーダーシップを取れる方である必要があります。教員が音頭を取る事で、他の教員がしぶしぶでもきちんと動いてくれるような方です。広報も同様ですね(管理職である必要はありません)。
私の中ではこの条件こそが最後の砦だと考えています。この条件さえも満たさない場合には残念ながらその学校が復活する可能性は極めて低いと考えます。おそらく近い将来、廃校になる可能性さえもあると思います。
コンサルタントが入るからと言って必ずしも良くなるわけではない
他のコンサルタントの方々がどう言われるかはわかりませんが、私は本音として「コンサルタントが入るからと言って必ずしも良くなるわけではない」と考えています。
学校を最終的に改善できるかは今働いている教職員次第だと考えているためです。改善のためのアイデアや施策、方法などはアドバイスできてもそれを実行する気がなければ良くなるわけもないのです。もちろんコンサルタントの指示そのものの良し悪しも関係してくるのは間違いありません。
当然ながら状況が厳しい学校ほど、今働いている方からすれば想像できないくらい忙しくなる事も予想されますし、今までやってない業務もいろいろと要求されるかもしれません。
そもそも広報予算がほとんどない事が想定されますので、そうなりますと「手間だけはかける」しかないのです。私自身、予算が少なくても出来る案を考える事が多いわけですが、それらは楽なものではありません。手間はかかります。
もう一度書きますが、どんなに有名な方がコンサルに入ったとしても、教職員がやる気を出して本気で頑張らなければ学校は良くはなりません。
良い意味での危機意識、そして教職員のやる気が伴ってこそはじめて学校改善のスタートラインに立つと考えると良いでしょう。

学生募集アドバイザーの亀田泰史です。抱負な学校広報経験を元に、コストパフォーマンスの高いメールコンサルティングで貴校の学生・生徒募集広報を加速させます。驚くほどの可能性を見出す事ができるでしょう。世にも珍しい無料体験可能なコンサルタントです。コンサルティング体験ご希望の方は無料会員プランをご覧ください。
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