母数増加対策より歩留り改善策を考えよう

学生数が減少してくると広報担当者に至上命令とばかりにやってくるのが出願対象者データの母数増加指示です。入学者が少ないのは母数が少ないためであり、その母数を増やせば歩留りを考えれば入学者も増えるという理由があるためです。果たしてこれはベターなのでしょうか?

母数増加対策は確かに重要。しかし…

自校に入る可能性のある方の個人情報を一人でも多く獲得する事は広報施策としても重要なポイントです。多くの”いわゆる”見込み客を持っていれば、それだけ入学者の確保が出来る(ように見える)ためです。

そのため、多くの学校では母数を増やすためにあれやこれやと戦略を立てているわけです(大抵は出稿媒体を増やすなどの対処が多いでしょうか)。

そして、数が増えると安心感もありますし、とりあえずの言い訳にもなるわけです。そのため対象者の母数を増やすのは広報担当者としても安心材料と言えるわけです。

しかし、本当にそうでしょうか?

確かに母数が増えれば入学者が増える可能性は高まりますが、根本的な部分を見直さなければもし今回うまくいったとしてもいずれは限界が来る戦略でしかありません。

そもそも数を増やす対策はこれまでも行っているはずです。突然増やそうとすると、数は増えるが効果のない媒体に手を出すと言う結果にもなりかねません。

※この件について、私はこのサイトで何度か書いていますが、とても重要なので忘れた頃に書くようにしています。

歩留り改善策が最優先です

同じく入学者数を増やす対策として出来るのが歩留り改善策です。

もっと分かり易くいいましょう。

歩留りが変わらないと仮定した場合、母数が2倍になれば入学者数は倍になります。母数を変えずに入学者を2倍に増やすためには歩留りを2倍にしなくてはいけません。

いずれも結果としては入学者が2倍になるわけですが(もちろんこんなに簡単なら誰も苦労はしませんが^^;)、同じ結果を求めるなら歩留り改善策を優先しなくてはいけません。

その理由は簡単で歩留り改善策はその他への波及効果が大きいためです。

今の状態のまま数だけ増やしても、いわゆる評判などは変化しません。中身そのものは変わってないわけですから、満足度その他が変わらないのです。

しかし、歩留り対策で中身を改善してくれば、当然ながら評判も上がりますし、口コミなども変わってくるでしょう。つまり、その対策が将来的に良い意味での効果を作り出してくれるというわけです。まさに良いことばかりなのです。

さらに言えば、母数増加対策よりも歩留り改善策の方がアイデア次第ではあるもののコストがかかりません。母数を急に増やす場合には大体において何らかの媒体を増やす事になりますのでコストが急激に増加します。またそういう方法で増えた対象者は必ずしも質が良いとはなりません。それどころかそもそも効果があまり見込めないなめに出稿していなかった媒体などを追加したりするわけですから、それほど良い結果になるとは思えません。

歩留り対策は別に難しくない

私はこのサイトでしつこいくらいに「小さい改善を積み重ねる」事の重要性を伝えています。歩留り対策だからと言って難しく考えるからうまくいかないのです。

要は「今よりも参加者が学校を好きになるようにしましょう」という意識を持つだけでも何を変えるべきかは分かるはずです。お金などかけないでも満足度などはいくらでも上げられます。

今まで当然のように繰り返してきたイベントのやり方などに疑問を持ち、改善すべき点を考え実行に移す。ものによっては1分もかからずに変える事が出来るものもいくらでもあるのです。

学校がなかなかよくならない理由として私が考えている事の中に「大きな派手な変更でないと大きな改善は見込めないという先入観」があると考えています。

実際にはそんな事はないのです。小さい変更一つで学校を好きになるのです。

良く考えてみて下さい。貴方自身が何かを好きになるきっかけってそんなに大きな理由ではない事がほとんどのはずです。ちょっとした事で好きになっているはずなのです。

例えば今まで好きではなかった方が貴方と同じ芸能人を応援している事が分かったらどうですか?それだけでも貴方のその方への見方は変わるはずです。そういう小さい事でも相手の印象は変えられるのです。

学生募集も同じです。募集を難しくしているのは貴方自身なのです。

今すぐに母数を増やせない学校も沢山あるはずです。そういう学校でも出来るのが歩留り改善策です。今すぐにでも変えられる点、変えるべき点をピックアップして歩留りを少しずつでも上げていきましょう。

小さな改善策が積もっていけば、母数が増えた時の効果はさらに大きなものになるでしょう。

母数が少ない事を言い訳せずに、歩留りを改善していくようにしましょう。

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