学校教職員として学校の中にいるとどうしても見えないものがあります。私自身も学校を退職しコンサルタントという立場になってはじめて、第三者の視点で客観的に見られるようになりました。

学内にいると問題点を認めたくない意識が働く

これは私自身の経験でもあるのですが、学校内にいると、どうしてもひいき目に自校を判断してしまう傾向があります。

競合との比較云々というよりも、自校の中で何が強いかという「自校内比べ」でのメリット、デメリットで判断してしまうのです。

そのため本来は競合と比べてそれほど良いものではないにも関わらず、自校の中では良い点であるため、それを「優れている部分」と勘違いしてしまうのです。

学生募集では当然ながら競合と比べて優れていなくてはならないわけですが、自校内で優れているというだけで、それがあたかも「学校の絶対的な売り」だと勘違いしてしまっているのです。

学生募集がうまくいっていない学校の場合、このような「メリットのはず」という思い込みが強く出ている可能性があるのです。競合ときちんと比較している入学対象者層からはたいした強みではないと判断されているかもしれないのです。

もちろん、このメリットをさらに強くするためには、自校内での強みの認識は必須なわけですが、あくまでそれが有効に作用するには、競合と比べて圧倒的に強いというレベルまでいかなくてはいけないのです。

第三者になると客観的に比較できるようになります

このことは学校に限りません。例えばそれまで何かの盲目的なファンであったとします。そのファンをやめる事になると、急にその対象を一般の感覚で評価できるようになるものです。

それまでは何でもかんでもひいき目に評価をしてしまう癖がついていたわけですが、ファンではなくなると客観的な視点からの評価が可能になるわけです。

これと同じで学校広報という立場から離れると、その学校の強みや弱みが明確に理解できるようになります。

自分と直接の利害関係がなくなる事で適切な判断が出来るようになるというわけです。

とはいえ、広報担当者に第三者になりましょうと言っても、退職してもらうわけにもいきませんので、そう言う意味でも私がよく伝えているコンサルタントを含む第三者の意見を聞く事が有用だという事になります。

今の学校の強みは理由なき加点がされていると知るべき

第三者に意見を聞く事にはなかなか踏み切れない学校も多いでしょう。

そういう学校の場合には、「今の強みは理由なき加点がされているかもしれない」という前提に立つと良いかもしれません。前述のように自校内比較での強みと判断している可能性が高いため、本当に強みなのか?を冷静になって検証する必要があります。

おそらくたいていの学校は競合調査をそれほど細かくはしていないと思いますので、最低でも自校の強みと考えているものが本当に競合と比べても強みであるかの検証をしてみる事をお勧めします。

強みの内容によっては検証しにくいものもあると思いますが、例えば就職サポートや実績などは数値を出している所がほとんどですし、グローバルだと言っている学校であれば、そのグローバルだと言っている理由は学校案内などで確認できるはずです。

それらをきちんと精査し、間違いなく勝っている、負けていない、と思う段階になって初めて強みとして自信を持って良いという事になります。

逆に精査した結果、自校の強みはそれほどでもないとなった場合には、「勝つために何をするべきか」を考える必要があるという事になります。

少なくとも自己満足的に強みを設定せずに、出来る限り客観的に自校の特長を検証するようにして下さい。

そうなってはじめて、より良い広報での打ち出し方などが決まってくるはずです。

 

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