無料サービスに慣れた広報は思い切った施策が取れない

今回の投稿は私自身にも自戒の念を込めて書く記事です。現在、多くの無料サービスがあり広報としてはありがたい事なのですが、その事がかえって思い切った施策に踏み切れない現状を作ってしまっていると感じています。

無料サービスについては以前、「無料セミナーに慣れてしまうと機会の損失を招く」という記事を書いていますが、問題はもっと深いように感じています。

無料サービスに慣れた結果、対価を払えなくなっている

私たちはTwitter、Facebookその他、多くの無料サービスに慣れてしまいました。かなりの所までは無料の範囲で利用可能な事もあり、それらのサービスをお金を払って利用するという意識が薄れているはずです。

さらに、何らかのサービスを探すにしても無料であるものを探す事が多いはずです。

しかし、このことを良く考えると、実はサービスを享受する事への対価を払うという当たり前の事から遠ざかってしまったために、有料のものがあると二の足を踏むようになってしまいました。

先日もある記事で無料で利用できるワードプレスで作っているサイトだから安くできるでしょう?のような話が出ていましたが、こういう感覚が生まれてくるのも無料サービスに慣れ過ぎた結果、対価を払う事への意識が変わってきているためと言えます。

そのため、例えばセミナーで言えば、無料セミナーには積極的にでるが有料セミナーなどには出ないようになります。面白いもので料金がいくらかに関係なく、有料であれば「参加しない」となってしまう方が増えている気がします。本来は必要なものであれば出れば良いのです。

貴校のサービスは無料ですか?

さて、ここで貴校について考えてみましょう。貴校は教育を無料で提供しているのでしょうか?

そんな事はないはずです。学費を受け取って教育サービスを提供していると思うのです。となるとおかしな矛盾が生じます。自身は無料のサービスしか受けたくないけど、自分は有料でサービスを提供したいという状態なわけです。

これって不思議な事ですよね?しかし、実際にこういう意識になっている方は多くいます。

誤解されたくないのは、皆さん、とにかくサービスには対価を払いましょう・・・と言うのが本題ではないのです。

無料サービスに慣れてしまい、お金を払わずにサービスを受ける事が多くなった事で、お金を払ってサービスを使う事に抵抗感が生まれた事が問題であると考えています。

もっと具体的に書きましょう。

例えば、貴校の学生募集上効果があるサービスがあるとして(別に私のコンサルプランと言うわけではなく全般としてです)、それに対価を払ってサービスを受ける事で何らかの結果が出る可能性があるとします。

しかし、結果が出るかもとは感覚的に分かっていても、対価を払う事に抵抗が生まれているために、その「重要な一歩」を踏みだす事が出来なくなっているというわけです。

これはかなりの機会損失だと思いませんか?

うまく伝えられているか分かりませんが、自身が提供するサービス(=教育)に対価を受け取りたいのであれば、自身も対価を払う癖を付けた方が良いと感じています。無料に慣れ過ぎる事で対価を払う事を躊躇し、そのお陰で学校改善への機会を失う事など避けなくてはいけません。

無料サービスに慣れ過ぎる事なく、バランスよくサービスには対価を払う癖を「残して」おきましょう。そうする事で本当に必要なものに出会った時には思い切って利用する事が出来るはずです。

そして、結果としてその方が良いものになるでしょう。

私はと言えば、お金を使わないでも済むものにもお金を払うようになりました。お金を払っている事もあり、元を十分に取るために更なる努力を自分がするようになったと実感しています。

とはいえ、会員プランに無料プランを入れている私が書くのもおかしな話ではありますが・・・。

 

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