入学志願者を増やす方法だけを考えても学生は増やせない
当サイトにおいて「入学志願者を増やすには?」というキーワードでのアクセスをたまに見かけるのですが、基本的に志願者を増やす方法だけを考えているのでは抜本的な解決案は浮かびにくいと考えています。考え方の基本をほんの少し変えるだけで募集は変わってきます。今回はその考え方についてご紹介したいと思います。
志願者を増やすアイデアだけなら底が浅い
志願者の増やし方を探して何が悪い?と思われるかもしれませんが、その事自体は問題ありませんが、もし増やし方だけを求めているのであれば「底が浅い」としか言いようがありません。その考えでは募集状況を逆転させる良いアイデアはそれほど出てくるとは思えないのです。
何が悪いのか?と言う事を以下の二つのケースで説明したいと思います。
まず一つ目のケースが今回のタイトルにもある「志願者を増やしたい」という意識です。この意識の場合、志願者を増やすための施策を考える事になります。もう一度言います。志願者を増やすためのアイデアを探しているわけです。
二つ目の意識は同じく志願者を増やしたいわけですが、その前に志願者が増えない理由についても検討しています。
この二つは似て非なるものです。ケース1の場合、現在の問題点を無視して増やす事だけに特化したアイデアしか生まれませんが、ケース2の場合には自ずと問題点の改善案と共に志願者増加策を考える事になるわけです。
人が集まらないのには通常は理由があります。もっと言えば、集まらない理由があるから志願者が増えないのです。
という事は人が集まらない理由を無視して考えたアイデアには効果はほとんど出ないという事になります。
理由から考えれば改善効果は格段に上がる
上記の考え方は他の課題にもあてはまります。
- 資料請求者が増えない
- イベント参加者が増えない
- イベント参加者の出願率が低い
もっと分かりやすく話をしましょう。私が以下の質問を貴方にしたとします。頭に真っ先に浮かんだ内容はどんな事でしょうか?
質問1:イベント参加者を増やすにはどうすれば良いか考えて下さい。
質問2:イベント参加者が増えない理由を考えて下さい。
いかがでしょうか?
ほぼ間違いなく貴方が考えた内容は異なるはずです。いずれも最終的な目的がイベント参加者を増やすという事なのはお分かりだと思いますが、貴方が今考えた内容は異なるはずなのです。
ここまで書けば細かく説明するまでもないと思います。
重要なのは現在の状況に至っている原因です。その原因を取り除く事で初めて前向きな施策というものに意味が出てくるわけです。単純にそれらの問題を顧みずに増やす事を考えていては結果はついてきません。問題点の排除をしてこそ、それらの施策は効果が出てくるのです。
そしてここが重要です。
入学志願者を増やす方法なら確かにノウハウを検索するのも無理はないと思いますが、貴校の志願者が少ない理由については検索しても出てくるわけはないのです。貴校にしかない問題ですので他に頼る事なく現在の貴校を見直すしかないのです。つまり外には答えはないのです。
外に回答を求める前にまずは貴校にある問題と向き合うようにして下さい。そこから始めてこそようやく前向きな募集案が意味を持つのです。
なお、たいていの場合、自分の学校の問題点については見て見ぬふりをしているものです。誰もそこにある大きな問題に踏み込まないからこそ抜本的な改革案が出てこないのです。私が第三者の意見を聞くべきと常々お伝えしていますのは、そういう事を無視して問題点を伝えられる立場にいるためです。誰かにストレートに問題点を指摘されなければ、本気でそこにある問題に取り組むことはできない学校も多いはずです。誰でも構いませんが貴校にある問題点に直視させてくれる方にも協力を願いでるべきだと思います。

学生募集アドバイザーの亀田泰史です。抱負な学校広報経験を元に、コストパフォーマンスの高いメールコンサルティングで貴校の学生・生徒募集広報を加速させます。驚くほどの可能性を見出す事ができるでしょう。世にも珍しい無料体験可能なコンサルタントです。コンサルティング体験ご希望の方は無料会員プランをご覧ください。
無料でコンサルタントを試せます!(毎月限定)
もちろん会員体験後のしつこい営業は一切ありません!
メールコンサルティングでも変化を実感できるでしょう。