たった一つの質問で貴校の改善点が分かる

学生が思うように集まらない学校の場合、何らかの問題が根底にある事も珍しくありません。それらの問題は放置されている事も多く、それが悪循環となって募集に影響していきます。

たった一つの質問で貴校の改善点が分かる

実は私がよく使う質問があります。この質問ではその学校の問題点、即ち早急に改善すべき点が分かります。強みや弱みのブレインストーミングでももちろん分かるわけですが、それらよりも本音で短時間で分かるのがこの質問の優れている所だと考えます。

その質問とは・・・

「貴方のお子さんを貴校に入学させたいですか?」

というもの。

いかがでしょうか?脳は正直です。直観的にその答えが頭の中に湧き出たはずです。もし、「当然入学したい」と直感的に浮かんだ場合には本当に良い学校なのでしょう。その場合には、いわゆる知ってもらうための広報活動に問題がありますので、学校の中身(コンテンツ)よりも広報体制を見直すべきだと言えます。

学生が集まっていない学校の場合、たいてい「入学させたくない」という思いが即座に浮かぶはずです。そして、その答えと共に、瞬間的にその理由も浮かんでいるはずなのです。理由なく「入学させたくない」だけ心に浮かぶ事はまずありません。

直観的に浮かんだ理由を書き出してみる

この質問で浮かんだ気持ちは残念ながら本音です。それ以上でもそれ以下でもなく本音です。即ち、「入学させたくない」と思ったのであれば、学校には何らかの通わせたくない理由があるから入学させたくないわけです。

その理由はなんでしょうか?実はこれこそ教職員全員に書きだしてほしいものなのです。

教職員でさえも入学させたくない理由があるわけですから、そんなところに第三者に入ってもらおうなどとは冗談ではないのです。学生募集を成功させたいのであれば、この時浮かんだ入学させたくない理由を解決するための努力をしなくてはいけません。

このような入学させたくない理由があるのではないでしょうか?

私の予想ではありますが、以下のような理由が思い浮かんだのではないかと思います。いくらでも出てきますので思いついた順にいくつか挙げたいと思います。

  • 広報メッセージと学校の状態が全く異なる
  • 就職サポートが不安
  • 講義を受け持つ教員の講義レベルが低い
  • 教職員にやる気がない
  • 自校を卒業しても就職が厳しい
  • 他人に自信をもって言える学校ではない
  • 在学生の質が悪い
  • やる気のない学生が多い(教員も同じく)
  • 授業料に見合うサポートをしていない

いかがでしょうか?思い当たるものがありますでしょうか?

少なくとも入学させたくない理由があるならば、学校にとっては好ましい状態とは言えません。それこそ少子化が進む中で生き残るのは難しいと考えるべきです。

ただ、ありがたい事に、生き残るためのヒントもまさにここにあるのです。学生が集まらない理由を自覚しているわけですから、そこを改善する努力を始めれば良いのです。

例えば就職サポートが不安であれば、なぜ不安なのかを考えて下さい。担当者のスキルなのか、資質なのか、人数なのか、知識なのか、その理由を細かく考えればいろいろと分かるはずです。そうして出てきた項目を改善するためにはどうするべきかを考える必要があります。

多くの学校ではこういう問題を放置しています。これらにいちはやく手をつけて改善できるかどうかで、学校の将来は変わってくると考えても良いでしょう。

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