学生数減少からの起死回生を狙うなら忘れてはいけない視点
今やかなり多くの学校で定員割れ(かつ赤字経営)状態なわけですが、そういう学校の広報担当者は何とか起死回生するべく努力をしていると思います。そんな広報担当者に忘れてほしくない視点をご紹介したいと思います。
攻めるだけでは勝てません
最も重要なのがこちらの「攻めるだけでは勝てない」という視点です。学生数が減少すると「増やすための施策」を考える事がほとんどなわけですが、私から言わせますとこれは大きな勘違いなのです。当然ながら攻めの姿勢は大切ですが、人は出願先を決める時に無意識にメリットとデメリットを天秤にかけるものです。
攻めだけに力を入れて弱みをカバーするという「守りの部分」を疎かにしてしまうと、学生を増やすための施策にコストをつぎ込んでも思ったほどの効果は得られないばかりか、無駄に予算を消化してしまう事にもなりかねません。
そのため、特に中下位校の厳しい戦いにおいては攻めと守りの両輪をバランスよく行わなくてはいけません。
重要な事ですのでもう一度書きますが、多くの中下位校では「攻め」ばかりを何とかしようと考えています。それは間違いですので必ず守りの部分にも同様に力を入れるようにして下さい。
この点について最近よくあるのが、「急いで高校訪問に行こう」と現在の状況を顧みずに高校訪問を開始しようとするなどです。学生が減っている根本に手を付けていないわけですから、高校訪問に行ったところでそれほどの効果など得られるわけもないのです。
中途半端な攻めは意味がない
次にどこまで攻めるかという話をしますと、私の考えでは「入学したくなる理由として通用するレベルまで強みをもっていく」事を意味します。この点も実際のところダメな学校が多いと考えています。
学生が集まっていない学校の多くは「学内で言えば、ここが強みである」程度にしか持っていけてないのです。しかし、これでは生き残れません。対象者は複数の学校(競合)との比較において進学先を決めるわけですので、それらとの比較において「圧倒的に」魅力的なものにするしかありません。なお、予算などの関係で絶対に勝てないと思われる場合には視点を変えて何らかの付加価値で勝負を挑むという手もあります。
少なくとも「自校内比較」における強みなど全く意味はありません。
守りはとにかく日々の改善で固めていく
実際の広報においては攻めも守りも同時に行う事になります。攻めについてはある程度の時間をかけて行う事も多いわけですが、守りについて日々いろいろとできる事があります。
私はクライアントサイトの日々の定期巡回において学校の弱み(=悪い点)について改善案をアドバイスする事がよくあるのですが、かなり細かい部分についても募集に影響を及ぼすと「少しでも」私が感じたら即座に改善要望を伝えるようにしています。
画像ひとつ、文言ひとつ、見栄え一つとってもです。これらの積み重ねで学校の印象が僅かでも下がるのを防いでいき、より明確に強みを印象付ける方向へと導くわけです。特に言葉を甘く見ている所は多く、伝え方の悪さでの損は本当にもったいないと言えます。
私が良く書いている「弱みはフラットに近づけ、強みは顕著に目立たせる」というものを実現するために、この守りを固める事はとにかく重要です。
顕著な弱みはそれだけで対象外へと導きます
最後に書いておきたい事として、顕著な弱みがあるとそれだけで進学対象外へと認定されてしまいます。それこそ顕著な強みがあったとしても同じレベルでの顕著な弱みがあれば、出願先として選定されるのはかなり厳しくなります。
弱みをフラットに近づけ、気づかないレベル(これが理想)まで底上げする事ができれば、貴校が行う攻めの広報戦略は結果を伴う事でしょう。
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