広報予算が少ないなら何もできないのか?
当サイトでは「学校が抱える問題点アンケート」というものを地味にやっておりますが、その中で認識している問題点として多いものに「広報予算が少なすぎる」というものがあります。広報予算が少ないと打つ手なしでしょうか?
予算がなくても出来るファン化戦略
広報予算は余裕があるに越したことはありません。予算があれば多くの媒体での露出も可能ですし、イベントなどでも見栄えよく作りこむ事は可能です。
現実としてアンケートの結果を見ると、この広報予算が少なすぎる事を問題点として挙げる方が多いわけですが、予算がなくても出来る事は沢山あります。
私が最後に仕掛けたファン化戦略では予算はほとんど使っていません。人件費は元々かかるものですのでその辺を除けば、一回のイベントで別途かけた経費は数千円でした。何のために使ったかの具体的な事はここでは書きませんが、大まかに言えば、写真の現像代として使った事だけは書いておきます。
私の広報戦略は原則「お金がない学校のための戦略」です。言い換えれば、お金がなくても出来る事を考えるのを得意としていますし、実際にそういう状況でやるしかない事が多かったというのが事実です。
しかし、結果としてAOエントリー者の約半数が10回以上体験イベントにリピートする仕掛けに成功して、入学数も増やしました。多い方ではその年の体験イベントの全て(30回以上)に参加してくれました。
もちろん私だけの力ではなく全員で努力した結果ではありますが、リピートする仕掛けそのものは私のアイデアでした。
私のアイデアはファン化を意識しており、学校を好きになってもらえば何度も来てくれる、友達を連れてきてくれる、というのを信じて企画しています。
今置かれている状況を理解し、その中で出来る事を考える
広報担当というのはいろいろなしがらみがある中で、限られた条件のもと、最大限の結果を出さないといけません。今や広報予算が少ないというのはよくあるケースであり、どこもこのような状況で戦わないといけないのは間違いありません。
となると、企画力や実行力が重要になってきます。しかし、それらを考える上でファン化を無視しては意味はありません。一過性のようなその時だけ楽しいというイベントでは意味がないのです。
参加する事で次のイベントに自然と参加したくなり、また、競合校を見たいと思わせないような仕掛けを考える事こそ予算の少ない学校に必要な施策なのです。
よく考えてみて下さい。貴方自身が何かを好きになる時に、そこには「お金」だけが存在するわけではないと思います。何らかの心に響くものがあるから好きになるのだと思います。
そういう状況を作り出す事が出来れば予算が少なくても、イベント参加者が減少していても、歩留りを上げる事はできるのです。
考えても無駄な事は意識しない事
広報予算が少ないから・・・という事を原因としていつまでも気にしていても、それが改善される事は通常はありません。学生募集の状況が悪くなればたいていの学校では広報予算は減らされます。本来は他に減らすべき所はあるものの、広報予算というものは最初に目を付けられやすい所だからです。
そうなった時にその事を考えても仕方ないわけです。となると、それまでの意識から脱皮し、心でつながる戦略ができるかどうかを策定する必要があるのです。
これについては大規模校も小規模校も変わりません。どんな所であっても、ファン化戦略は可能ですし、結果を出しやすいものだと言えます。
ただ、あくまで教職員のモチベーションが下がってない事が前提です。それさえもなければもうその学校は終わりへと向かっていくだけでしょう。
ファン化戦略というのはお金はかからない方法はあっても、たいていの場合、手間はかかるものです。しかし、手間がかかる分、相手に気持ちが伝わりやすいものでもあります。
予算が少ない今こそ、相手の心に残る広報戦略を考える必要があります。是非、新年のこの機会によく考えてみましょう。
★よろしければ「学校が抱える問題点アンケート」にご回答ください。固有情報の取得等は一切ございませんのでご安心下さい。

学生募集アドバイザーの亀田泰史です。抱負な学校広報経験を元に、コストパフォーマンスの高いメールコンサルティングで貴校の学生・生徒募集広報を加速させます。驚くほどの可能性を見出す事ができるでしょう。世にも珍しい無料体験可能なコンサルタントです。コンサルティング体験ご希望の方は無料会員プランをご覧ください。
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