ここ最近「嫌になるほど」感じる事が「本当に競合を見ていない学校が多すぎる」と言う事です。競合を見るだけで学校がとるべき広報戦略も攻め方も見えてきますし、言い換えればそこを考慮せずに戦略を立てるのは広報としては失格だと言えます。

対象者の立場になれない広報が多すぎます

広報担当者は学校の命運を握っていると言っても良いほど重要な立場にあります。それにも関わらず生き残るための正しい道を採らずに独りよがりな戦略を行うところが多すぎます。

まず謙虚になって自分の能力を受け止めてください。

「自分の実力はまだまだだ」

というスタンスでいてほしいのです。もちろんこんな事を言われればカッとするかもしれませんが、これはあくまで事実云々ではなく心構えの話なのです。自分は出来ると思っていると競合の戦略など気にかけずに自分の思うがままに進めてしまいますし、また客観的な意見やアドバイスを他者から受けても素直に受け止められなくなってしまいます。これは広報にとっては致命的とも言えるものです。

学ぶところはまだまだ多いと考えている方は広報に限らずのびしろが大きいと言えます。謙虚に事実を捉え、その上で前向きに改善策を練る事ができれば少子化時代と言えども、学校が生き残る道は残されているのです。

そして謙虚になれば、自ずと対象者(=入学検討者)の気持ちになれるわけです。

複数校で迷っている人の方が圧倒的に多い

まずここで考えて頂きたいのは進学先を決める方は多くの場合、複数校の中でどこにいくか悩んでいるわけです。そもそも単願の方はそこにしか入らないわけですから、広報が戦略として考えるべきは、それら複数校の中で悩んでいる方と言う事になるわけです。

つまり、その対象者の立場に立って考えなくては適切な広報戦略など立てられるわけもないのです。そのため、自ずと競合校をきちんと調べなくてはいけない事は理解できるでしょう。対象者は複数校を調べ、その中で評価をし最終的な進学先を決めるわけです。

競合を知らずに広報戦略を立てるのと、知った上で立てるのとでは質も方針も大きく変わるはずです。少なくとも競合校に比べて明確にメリットと思える部分をうまく打ち出さなくては勝てないわけです。そんな分かり切った図式ではあるのですが、現実的には一人よがりな広報を行っている学校が多くあります。それでいて「学生が集まらない」と嘆くのです。

私から言わせれば「集まらなくて当然」なのです。

競合と客観的に比べて負けている所が多いのに「なぜ勝てると思ったのですか?」と伝えたいくらいです。

実際には極めてシンプルな話なのです。対象者の気持ちになって競合と自校を客観的に比べ、顕著に優れているポイントが多ければ自校に入る可能性は高まるのです。

しかし、客観的に比べたら完全に負けていた…というケースもあるでしょう。そう言う場合には一般的に考えられる視点とは別の視点で何かを生み出せないかを考えます。要はどこをどう伝えるか?になるわけです。

あとは見せ方の問題です

今回の話は極めて単純です。競合を見て客観的に優劣を様々なポイントで判断し、その上で攻めどころを探すわけです。しかし、実際には攻めどころは分かっても「どういう見せ方をするか」というのは簡単なものではありません。

本記事では見せ方については詳しく言及しませんが、例えば「面倒見が良い学校です」などというのは本当に残念な見せ方なのです。

こういうメッセージを考える場合には「その逆の学校はあるのか?」を考えると良いでしょう。間違えても「面倒見の悪さ」をアピールする学校もなければ、それを認める学校もないのです(あえて興味をひくために打ち出すというトリッキーな戦略は除きます)。

と言う事はそんなメッセージで競合よりも良い学校と認知してもらうのは到底無理な話なのです。

長くなりましたが、今回の話をまとめますと以下の流れをきちんと考慮して広報戦略を練れば、まだまだ学校は生き残れるかもしれません。

  1. 対象者の気持ちになって競合校をきちんと調べる
  2. 客観的に競合校と自校の優劣を判断する
  3. どのポイントをどう打ち出すかを決める

かなり大ざっぱではありますが、これをきっちりやるだけで、今までの戦略とは違った攻め方に自然と変わるはずです。そして方向性がきちんと決まれば、担当者それぞれの話にもより説得力が生まれてくるでしょう。

なぜなら競合に勝っている部分であると自信を持っているわけですから、そこから生まれる説得力はかなりのものとなります。

繰り返しになりますが、もしそういう部分がほとんどないという場合には諦めるのではなく、一般的ではない別の視点、発想で強み・魅力はないかを探してみて下さい。

どんなものであっても、それを強みや魅力と感じてもらえれば良いだけなのです。

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