学生募集を成功させるためには守りと攻めを意識しなくてはいけません。私のコンサルティングでも常にこれを意識したアドバイスを行っているわけですが、多くの学校では「守り」が甘く「攻め」ばかりに注力しています。

守りと攻めとは?

学生募集における守りと攻めの定義は人によって変わると思いますが、私の場合には以下のように考えています。

  • 守り・・・弱みのフラット化(マイナスを目立たなくする施策)
  • 攻め・・・強みの更なる強化(プラスを目立たせる施策)

前述しましたように攻めについては積極的にやっている学校は多いのですが、守りを疎かにしているため弱みが放置されているのをよく見かけます。そして、この事は実際には大きな機会損失であるという事に気づかなくてはいけないのです。

マイナス部分が怖い理由

マイナス部分の放置が機会損失であると書きましたが、それこそ一つあるだけで出願者を逃す事にもなりかねない怖さを持っています。

例として学校にありがちな光景を思い浮かべて下さい。学校にはまれに「かなり愛想の悪い先生」がいるものです。職業柄愛想を振りまく必要がないと考えているのか、イベント時でもそのままの”自分スタイル”を貫く方がいます。

そういう先生をとりあえずそのまま放置していたとしましょう。問題とは考えていても性格だからと諦めるとします。しかしその先生がイベントの手伝いとして出勤したとしましょう。

イベントは大成功で参加者は満足でしたが、最後に対応したのがその先生だったら・・・と考えると分かると思います。イベント内容に満足していた方であっても一つの不愉快な事があると「嫌いになる」可能性があるわけです。つまり出願はやめるという事です。

もちろんマイナス部分というのは人に限りません。Webサイト一つとってもそのポイントとなる点はいくらでもあります。

例えばメインバナーでは「面倒見の良さ」をアピールしているとしましょう。しかし、更新情報を見ると3か月くらい何のニュースも出ていないとします。

いかがでしょうか?こういう学校が面倒見が良いように見えるでしょうか?自校のWebサイトさえも更新しないわけですから、イメージとしては面倒見が「悪そう」となってしまうわけです。

私は更新頻度には結構うるさい方なのですが、以前はそれこそSEO云々のためという時代もありましたが、私の考えはあくまで学校のアクティブさやきめ細かさ、そして学校の今を感じてもらうものとして考えています。Webサイトをこまめに見直し更新している学校の印象は基本的に悪くはなりません。少なくとも3か月放置の学校よりは入学した後の自分をイメージしやすいわけですのでプラスなのです。

もし現在、更新をほとんどしていない広報の方は考えを改めるべきでしょう。もし「載せる情報がない」などと考えているのであれば、広報担当者は他の方に変わってもらってください。正直広報には向いていません。

広報担当者は自分の元へ届いたニュースを流すのではなく、発信するべき情報を探しそれを伝える仕事です。そう考えればそもそも3か月放置などという事はあり得ない事なのです。

マイナス部分の放置はせっかくの攻めの努力さえも無駄にしてしまう事も珍しくないのです。

マイナスは意識されなくなるように努力する

上記の例ではありませんが、おそらく皆さんの経験でも好きなものや事がほんのちょっとしたきっかけで嫌いになった事はあると思うのです。そしてそう言う事はよくある事で学校を決める際にも同様なのです。

私がクライアントにアドバイスをする際に攻めと守りを意識する事は書きましたが、マイナスと思われる部分をいかに「気づかれない所まで持っていけるか」が勝負だと考えています。もちろんプラスまで持っていければさらに良いわけですが、そこまで欲張る必要はありません。

マイナス部分はそうと感じさせない所まで最低限持っていけば、それは評価対象からは外れるわけです。言い換えればそれを理由に出願しないという選択肢がなくなるわけです。

となると、強みや特長の部分が重要になってくるわけです。しかし、どんなに強みなどがしっかりしていても、たった一つの「気になるマイナス部分」があるだけで出願を取りやめる可能性が生じるものです。強みがよくてもマイナス部分を理由に出願しないという意識になるのです。

そのためマイナス部分があることがどれだけの機会損失であるかに気づくべきなのです。もちろん変えようのないマイナス部分というものはありますが、それも見せ方次第で変わるものです。この点については他の記事でも書いていますので割愛しますが、少なくとも「マイナス部分の放置=守りの手抜き」だけはやってはいけません。

マイナス部分に気づくにはどうすれば良いか?

「マイナス部分に気づくにはどうすれば良いか?」などという見出しをつけてはいますが、正直言えば、「相当難しい」というのが私の回答です。なぜかと言えば、学校にいる方は現状に慣れてしまっているためそれが悪いものだという認識がなくなっているのです。そのため、気づく云々というよりも、そのマイナス部分が当然のものとしてそこにある事になるわけです。

私はFacebookページでもしつこいくらいに書いていますが、とにかく学校に関係ない方(要は余計な情報が入っていない方)にチェックしてもらうのが一番だと考えています。これは営業云々ではなく、学校が気づくために必要な事だと考えています。誰でも構いません。率直な意見を言ってくれる方を探し、意見を出してもらうのです。そうする事でそれまで学内で話し合った中では出てこなかった新しい視点の考え方が出てくるはずです。

そうなれば学校改革への具体的な実行案なども出てくるかもしれません。とにかくマイナス部分を放置しておいて良い事など一つもありません。細かい事も含めて一日もはやくそれらのマイナス部分を改善するようにして行ってください。

もう一度言います。人はほんのちょっとしたマイナス部分でも出願意思をやめるものなのです。大きな部分だけではないという事を肝に銘じて下さい。

「これくらいならいいだろう」という意識だけは持ってはいけません。

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