私は小さな改善を積み重ねる事で大きな効果に繋がる事をトップページのメインバナーでも示していますが、いまだにこの点を甘く見ている学校広報関係者が多くいると感じています。皆さんが「この程度の事で・・・」と侮っている部分が実は募集面における大きなマイナスを「継続的に」招いている事を強く認識しなくてはいけません。

問題なのは継続的にマイナス要素を放置している事

項目別に紹介する前にお伝えしたい事があります。

小さな問題点を放置するという事は継続的なマイナス要素を放置している事に他なりません。修正そのものはすぐに出来るものにも関わらず、いつでも出来ると甘く考えいつまでも直さない学校広報担当者は多くいます。私が日々ランダムでチェックしている学校サイトを見ても本当にひどい状態のものが多数見受けられます(おそらくこれを読まれている貴方の想像以上に多くあります)。

本記事では改善すべき小さな問題点をいくつかサンプルとして項目別に紹介いたします。それらの放置状態がどういうイメージを対象者に与え、結果としてどういうマイナスな事態(の可能性)を生むかをよく認識すると良いでしょう。

問題点の放置により想定できるマイナス状況例

<項目1:終了しているイベント日程の放置>

  • 想定できるマイナス点…学校にアクティブさがない事をイメージさせてしまう。既に必要ではない余計な日程も記載されているため、本来誘導したい日程が目立たず(気づきにくくなる)申込みに繋がりにくくなる、他。
  • 想定できるマイナス状況…イベント申込者数の減少、それに伴う各種数値の減少。

<項目2:新着情報の更新を放置>

  • 想定できるマイナス点…学校にアクティブさがない事をイメージさせてしまう。新着情報がほとんど出ないという事でリピートしてアクセスする必要性を感じさせなくなる。自校サイトさえ手間をかけない事で面倒見の悪さをイメージさせてしまう、他。
  • 想定できるマイナス状況…リピーターの減少に起因する学校への深い理解を持った対象者の減少。結果として出願者数の減少。いざ伝えたいニュースを掲載したとしても新着情報の存在に気づいてくれる方が少ないためニュースそのものの効果も減少、他。

<項目3:資料請求フォーム等への本来不要な質問項目の放置>

  • 想定できるマイナス点…沢山の入力項目の存在は資料請求フォームに入力する気持ちを低下させてしまう。とりあえず時間がないので後回しにしようと思わせてしまう、他。
  • 想定できるマイナス状況…資料請求者数の減少、それに伴う各種数値の減少。

<項目4:掲載画像を汚いまま放置>

  • 想定できるマイナス点…学校を古臭いイメージにしてしまう(=進化がない学校のイメージを植え付ける)。学校の印象が悪くなる、他。
  • 想定できるマイナス状況…資料請求者数、イベント申込者数、他の減少。競合校の魅力底上げに貢献してしまう。

<項目5:無意味なメッセージの放置>

  • 想定できるマイナス点…メッセージから学校をイメージできず、結果として学校に魅力を感じさせない、他。
  • 想定できるマイナス状況…全体的な学校への好奇心・理解の減少、それに伴う各種数値の減少。

<項目6:具体性のない重要コンテンツの放置>

  • 想定できるマイナス点…具体性がないので対象者に響かないものになる。資料請求しなくては分からない事が多い場合、資料そのものへの期待度も下がる、他。
  • 想定できるマイナス状況…資料請求者数、イベント申込者数、それに伴う各種数値の減少。

どれくらいの損失か理解できますか?

前述の内容を読んで「こんなのはオーバーだ!」と感じた方もいるかもしれませんが、そう感じた方は広報をやめた方が良いというのが私の本音です。こういう部分まで意識できない方はそもそも広報に向いていないのです。だからこそ平気で問題点を放置するわけなのです。

自身がお金を出して経営していない限りどうしても判断基準は甘くなります。面倒な事はやりたくないためです。しかし、少子化がかなり進んでいる今、どこまで徹底して改善できるかによって学校の将来は変わってくると考えています。

ここで例を出します。

上記全部まとめて2日に1人が貴校へのアクションをやめたとしましょう。潜在的にはもっと多いと思われますが例ですので少なめに見積もってみました(元々見えてない数値ですのでこんなにいないと思うかもしれませんが、少なくとも逃している事は確実です)。

2日1人、1年で約182人です。例えば中小規模校にとって182人の対象者が何らかのアクションを起こす前に貴校を対象校からはずしていると考えて下さい。どれだけの損害を学校に与えているか分かりますでしょうか?

とはいえ、この例は今まで見えなかった部分ですので、少し現実的ではないと感じる方も多いはずです。それでは、月に1人が出願をやめたとしましょう。年間12人です。これだと現実味がありますよね?1人1年で100万円として1,200万円分です。

小さな改善を侮るとその「広報担当者のおかげで年間1,200万円」の機会損失を生んでいる事になります。もちろん、こんな適当な計算はあてにはなりませんが、少なくとも1人も逃げていないなどと自信をもって言う事は出来ないでしょう。

今の時代、その1人の獲得が大変なのは中小規模校の教職員であればその事は誰よりも分かっているはずです。

今回の話は人によってオーバーだと感じるでしょうし、その反対に、見えない所での損失を理解してくれた方もいるでしょう。少なくとも改善すべき点を継続して放置する事には何のメリットもなく、見えない損失を生み続けている事は強く認識しなくてはいけません。

私はクライアントに対し定期巡回を行い本当に細かい所も含めて懸念される問題点を具体的にお伝えし、どういう改善指針で直すべきかもお伝えしています。そういうものを地道に改善できる学校は少しずつ募集力が底上げされていきます。

一発逆転の募集戦略などそうはあるものではありませんし、そもそも小さい問題点を放置する学校が一発逆転を狙うなどイメージが悪くなっているわけですから無理な話なのです。

今からでも遅くはありません。確実に出来るところを少しずつでも改善していくようにして下さい。今まで見えない所で離脱していった対象者を取り戻す事は何よりも重要な広報戦略であるのです。

Facebookページに「いいね!」で最新ニュースをゲットしょう!

 

会員プランのご案内

 

学生募集の羅針盤スペシャルテキストプレゼント