中小規模校の広報戦略を考える事こそ面白い

私は大規模校のサポートにはほとんど興味がありません。理由は簡単で予算がある学校の場合、いつの間にか大きなアイデア勝負で考える癖がついてしまうためです。その点、中小規模の学校の広報戦略立案は面白いのです。

中小規模校こそお金を使わず頭を使え

タイトルが全てではありますが、このブログ記事を読まれている学校の方がどの規模の学校の方かは正直分かりません。

このサイトには超一流大学から中下位校まで様々な学校からのアクセスがあるのですが、ここにあるノウハウは学生募集が厳しく、予算もきつい学校のために書いていると言っても過言ではありません。

相当きつい学校の場合、ある意味思い切った戦略が出来ると思っています。他の学校はこうだから・・・という事も考える事もありません。

そして、一つ分かってほしい事。

入学を検討する学生にとっては、広報予算など関係ありません。その学校を知る事ができて、興味を持たせてくれて、さらに自分の入学後の像(将来像)を実感できる学校であれば良いのです。

どんなに大人気の学校であっても、入学した自分のイメージが湧かない学校には入学はしないものです。

という事は予算など関係なく中小規模の学校でもまだまだ狙い目はあるという事なのです。私は定期巡回というものをしてWebサイトの問題点の指摘・改善が主な業務ですが、たまに企画案を出す事もあります。私が出す案は基本的に予算に頼らないものばかりです。まさに頭を使ったものです。

もちろんお金を使わない分、労力や努力は必要なものもありますが、少なくとも予算ありきの提案はしません。そして、自分なら出来る、やるだろう・・・というものを提案するようにしています。頭の中でその企画の成功が予想できる状況で提案しているという事です。

伝え方を考えると人の動きも変わってくる

学生が毎年どんどん減少していきますと、気持ち的にはお先真っ暗になるかもしれません。歩留りでは済まない減り方をする事もよくありますので、それこそ生活の危機さえも感じるでしょう。

しかし、それまでに自校がやって来れたという事は少なくとも卒業生、そして今いる在校生にとってのニーズはおさえていたことになります。

そのため、全てがダメというわけでもないのです。

私はよく伝え方が大切という事を言います。同じものでも伝え方一つで魅力的に映ったり、その逆につまらなく映ったりするものです。

イベントなどにも言えますがそういうものの中身だけを考える事に注力するのではいけません。そのイベントなりの魅力を100%伝えられる伝え方を考える事が物凄く重要なわけです。

例えば、以下は同じものですが見せ方は異なるわけです。

  • 学校説明会開催!
  • 疑問点が全て解消する学校説明会を開催!
  • 在校生にとことん学校の事を質問できる学校説明会開催!

思いつきの例なので、最後のが長すぎるのはご容赦頂くとしまして、少なくとも伝え方を変えると読み手の興味が変わるのは理解できると思います。

予算がないなら出来る限り頭を使って学校の魅力を伝えるしかありません。もちろん、前提として学校が生徒をきちんと考えている事、常に学校自身も成長し続けている事を見せなくてはいけません。

予算がないなんて、自分のアイデアを試されるわけですから、こんなの楽しい事はないと思っています!

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