学生募集は打つ手なしからが面白い

学生募集の状況が年々悪くなり、もはや手の施しようがないくらいに最悪な状況の学校もあると思います。しかし、学校広報にとって面白いのはここからだと思っています。

今の時代だからこそやれる事はまだまだあるという事

私のようなコンサルタントですと、どうしても大金を使って派手なマーケティングを行って学生を集めるように見えるかもしれませんが、私は元々予算が少なく学生募集が厳しい学校での経験が多かった事もあり、コストをかけずに募集案を考える癖がついています。

広報予算というものは面白いもので、豊富にある場合それをどう割り振って使おうかと予算編成を細かく考えるわけですが、なければないでその中でできる募集案を考えなくてはいけないわけです。

予算が多いとあれこれと試したいものが出てくるわけですが、予算がないとそもそも媒体などもかなり絞らなくてはいけないため「とりあえずこの辺は出しておこう」のようなものがなくなります。ギリギリですので費用体効果が高いものを選択するしかないのです。

今は昔と違い無料で広報に活用できるツールが多数提供されている点も「運が良い」ところだと思います。ソーシャルメディアは使い方をきちんと考え戦略的に活用すれば予算を使う事なく人を集める事ができますし、良い意味でのブランディングも可能です。学校名が口コミで拡散される可能性もありますし、これを活用しない手はないわけです(但し、悪い意味で拡散される可能性も同じようにある点は気を付けなくてはいけません)。

もちろんソーシャルメディア以外でも極めて低コストで満足度や納得度を上げる方法はいくらでもあります。

お金ありきの戦略はいったん忘れる事

お金がないから学生が集まらない・・・というのは言い訳に過ぎないと考えています。もちろん予算が豊富にあればそれだけ多くの対象者の目に触れるような戦略も取れますが、実際に学生を集めている学校を見てみれば、広報予算が多いのが必ずしも入学理由ではない事は分かるはずです。

どの学校もシンプルに言えば「入学したい」と思わせる事が出来たから学生を集めているわけです。

つまり、貴校に学生が集まっていないという事は「入学したい」と感じてもらっていない事になりますし、場合によっては「入学したくない理由」がある事になります。

学校が余程の不祥事で問題になっていない限りは、現時点で「入りたくない」と思われていてもそれを逆転するのは不可能ではありません。

私から言わせればそれらの入らない理由を改善する努力をせずに、学生が集まっていない事を嘆いているようにしか見えないのです。

例えば授業評価が低いという評判が立っているから学生が入らないとします。これを直すのに予算は必要でしょうか?正直ほとんど予算は必要ありません。この点で言えば教員の授業のやり方や中身の見直しが必要になるだけなわけです。

これと同じように多くの問題は設備などを除けば予算をそれほど使わずに改善可能なのです。ただ「やらないだけ」なのです。

但し、学校内の誰かひとりが「自分だけでも頑張ろう」というのでは全くもって意味はありません。一人ではなく学校全体の方針として意識を変え改善をしていく必要があります。そしてそれを「見える化」しなくてはいけません。改善しても自己満足で終わっては意味がないという事です。

学生募集は打つ手なしからが面白い

ここでようやく本題です。

学生募集は打つ手なしと思うくらいまで状況が悪くなっている方が面白いと私は考えています。もちろん面白いなどとは不謹慎だと感じる方もいるかもしれませんが、そういう段階からでもやり方次第では逆転できるのが面白いですし広報としてのやりがいでもあるのです。

私の募集の方針の基本がファン化戦略である事はいつも述べている通りですが、好きになってもらう戦略を考えるというのは結構面白いのです。

皆さんにも難しい考えは捨てて頂いた方が良いとさえ考えています。単純に貴校を好きになってもらうにはどうすれば良いのかを考えてほしいのです。

今いる人、今ある設備、今できる事、それらを駆使して学校を好きになってもらえば良いだけです。それを達成するためにコストありきで考えているようでは広報としては失格です。大量の広報予算を投下しなくてもできるファン化戦略は沢山あるものです。ただ、これを考える事を放棄しているだけなのです。機械的にどうこう・・・と考えても意味はありません。

また、既にかなりまずい状況の学校が一気に大量の学生を獲得するために・・・などと無理な事を考えてもいけません。そうではなく確実に個人に満足してもらうためにはどうすれば良いかを考えて下さい。

打つ手なしの学校に必要なのは「個への対応」です。個の心を掴めば、それが積み重なればある程度の数に達します。

これまでの戦略が当たっていないわけですから、今までは聞き入れてもらえなかった意見も今なら聞き入れてもらえるかもしれません。広報の若手も含め、打つ手なしの今こそ意見をどんどん言うべきでしょう。

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