今やる事は立場で大きく異なります

今回は個別の学校において学生募集が厳しい今、何から手を付けるべきかの話をさせて頂きます。この事を意識しないと何でもかんでも他校の成功事例を真似ようという「無意味な」戦略をとってしまいます。まずは立ち位置の把握をきちんとしておきましょう。

貴校の戦略を考える上での立ち位置の話

最初に例を出しましょう。ここに病人がいるとします。その方の病気を治すために貴方はまず何をしますか?実際に何をやるかは皆さんが「病人」という言葉を聞いてどれくらいの深刻度を想像したかによります。

例えばものすごく弱っている方に対しては強い薬は厳しいのです。体がその薬の強さに耐えきれないためある程度弱い薬で体調を底上げしてから強い薬となるわけです。もし病気がそれほど重くなければある程度強い薬を最初から使っても何とかなるかも知れません。これは学校でも同じことが言えます。「学生募集が厳しい」と言ったとしても、実はその状況にはかなり差があります。広報予算に余裕がある学校から、日々の事務用品さえも購入するのが憚られるところまでいろいろです。当然ながらそれらの学校が今やるべき広報戦略は同じとはいかないのです。それぞれの状況にあった戦略を取らないといけないのです。

学校経営余裕度別対応案

ここでは例として学校の余裕度にあわせた対応案を大雑把ですが紹介させて頂きます。

学生数は減少したもののまだまだ余裕がある学校

名前がある程度知られている学校の場合、コロナ禍においてのダメージはあるものの直近数年で立ち行かなくなる事はないと思います。そういう学校であればある程度時間のかかる戦略というものでも実行可能です。具体的には学科構成の見直し、新学部・学科の検討、新設備の導入、その他いろいろと選択肢はあるはずです。時間がかかるものの、その経過時間中にもブランディングができる事もメリットとなります。

定員割れギリギリの学校

定員割れしだした学校の場合にはそこまでの時間的余裕がありません。しかし、まだ定員割れになったばかりという事もあり時間のかかる施策と短期的な施策の両方をバランスよく行うのも方法としてはあります。学校案内やサブパンフレットのテコ入れ、教職員の意識改革、その他1年または1年未満くらいで出来るものを同時に行う事で効果を出せる事もあります。

定員割れが続いている学校

既に定員割れをしてから久しい学校の場合には学校経営そのものが厳しい所もあるはずです。そういう学校は時間をかけて何かをやるのはコスト的にも厳しいですし、そもそもそれだけの時間をかけて失敗すればダメージはかなり大きなものとなります。そのため、より短期間で可能な戦略を中心に行い、数値が改善された時点で中長期の戦略もあわせて行うようにするのが良いと考えます。具体的にはオープンキャンパスや相談会などのテコ入れ、Webサイトの改善、クロージング研修、動画戦略、SNS活用、ファン化戦略など、それほど時間をかけずに変化や効果が見込まれるものに注力します。

実際に私のクライアントでもその状況によって提示する戦略は大きく変わっています。状況に応じて何が今一番効果が出やすいかを意識する事でアクションは変わってきますし、また効果的に次のアクションへとつなぎやすくなります。但し、すぐに出来る戦略はイメージしやすい反面、担当者個人に負担がかかるものも多いためある程度覚悟する必要があるでしょう。

やる事がない学校はない

何をやれば良いか分からないという話は良く聞く話ですが、実際のところ現状把握ができていればやるべき事は見えてくるはずです。学校目線で見てしまうとどうしても誤った対策をとりがちですが、今置かれている立場をきちんと正視して問題点を把握しその上でやるべき事を検討すればそれほど勘違いな戦略は生まれないものです。

問題となるのは学校の状況を無視した背伸びした戦略を取る場合です。この場合には空回りで終わるでしょうしそれほどの結果も生まれにくくなります。時間は有限です。限られた時間の中で学校が生き残るために何をやるべきか?何ができるかを間違えないようにして下さい。

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