一日に何校もまわる高校訪問は意味がない
私が高校訪問の話でよく聞くものとして、「一日に15校程度回っている」のような武勇伝です。一日に何校もまわっていると仕事をしている気になりがちですが、私の考えではこれほど意味のない高校訪問もないと思っています。高校訪問については「数を打っても当たらない」という認識の方が安全です。
一日に何校もまわるという事が何を意味するのか?
私がなぜこのように何校もまわる事を勧めないと考えているかを説明したいと思います。通常であれば、例えば夏に300校まわるのと50校まわるのとでは前者の方が効果がありそうに見えると思います。おそらく一日に何校もまわっている方はそう考えているのだと思います。
しかし、これを良く考えてみましょう。一日に何校もまわるという事は以下の事が想像できます。
- アポイントはほぼ取ってない事が確定
- アポイントがないからいつもと同じ先生と話をしていない事が確定
- 一日に何校もまわるから深い話などできない事が確定
- 何校もまわるから訪問校ごとに「考えて」資料を持参していない事が確定
- 貴校の印象などほとんど残らない事が確定
いかがでしょうか?相当意味のない事だと思いませんか?もちろん「スーパー担当者」であれば、これだけの数を全て見事なスケジュールを組んだ状態でやっているかもしれませんが、間違いなくこの手の方の9割以上は上記に該当すると思っています。
数をまわる事に重点を置いているため、担当者がそれぞれに時間を割く事など出来るわけもないのです。本当にこれで高校訪問に効果が出るとお考えでしょうか?
先生の立場に立ってみる
高校の先生からしましても、いきなり来て資料を置かれても困るわけです。アポイントを取っていないため、もし運よく進路の先生と話が出来たとしても、いつもとは違う先生にあたる可能性も高く、それで高校の先生との信頼関係が築けるか?と言えばかなり疑問が残る点です。そもそもアポイントを取らない方に対してはなかなか信頼などできないものです。
本来の高校訪問は同じ先生に対して行うのが最も信頼関係が築きやすいわけです。何度も話す事でまずは担当を覚えてもらい、その上で自校への興味を持ってもらえるのです。
もしかしますと、いろいろな先生と話をしていれば、それぞれの先生から生徒に紹介してもらえるかも・・・などという甘い考えを持っている方もいるかもしれません。
それは間違いです。それぞれの先生とほとんど会話らしい会話をしていないわけですので、いずれの先生からも信頼を得るまでには至ってないという事にしかなりません。
数を多く行くという事は、すなわち、学校との信頼関係を築く事に時間を割いていない事になるのです。
大切なのは明確な対象校選定
ではどうすればよいか?
アポイントを取る事は言うまでもありませんが、大切なのは訪問校の選定です。本当の意味で自校に入学可能性のある生徒がいる高校を選定し、そこに対してきちんとした訪問をする方が効果は高くなります。
数は少なくなりますが、それぞれの先生とのパイプも太くなり、また自校への信頼感も厚くなるわけです。
もちろん、その他にも訪問担当者の選定やら何やらいろいろと考える事はありますが、とにかく一日にまわるだけまわるのような感覚での高校訪問は今からでもやめた方が良いでしょう。
自己満足にしかなりません。
イベントでの歩留りを上げるのと同じ考えで、高校訪問も行くからには効果の上がる方法で行く事が望ましいのです。
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