今から高校訪問をやろうとしている学校への簡単な質問
相変わらず当サイトにアクセスされる方で高校訪問を意識している方は多いのですが、そんな学校の皆さんに簡単な質問をしたいと思います。これらに問題なく回答ができるのであれば貴校における高校訪問はもしかすると効果が出るかもしれません。
今から高校訪問をやろうとしている学校への簡単な質問
質問1:学生数が減少している理由を認識していますか?
この問題にすぐに回答できなければ高校訪問をやっても意味がありません。理由は簡単です。思い浮かばないという事は「学校の問題点に何ら手をつけずに新しい事(ここでは高校訪問)を始めようとしている」わけです。学校の問題点を放置した状態で母数だけを増やすために高校訪問へ行ったとしても、受け皿が良くなっていないわけですから結局は貴校への入学意思を固める方は増えない可能性が高いと言えます。
質問2:高校訪問のやり方などきちんと教職員に指導できる方がいますか?
高校訪問は単純に高校の先生に挨拶して学校案内を置いてくるのが仕事ではありません。特に今まで高校訪問を行っていなかった場合にはある種の「今更感」があるわけです。そういう中、適当な想像で高校訪問を始めてしまうと時間の無駄で終わってしまいます。少なくとも高校訪問実施の決定権を持つ方は思い込みで始めずにきちんとやり方を考えてから実行するべきでしょう。やっつけで高校訪問を開始した学校は多くの場合「高校訪問は意味がなかったね」という結論に達するものです。
質問3:訪問予定の高校にはそれぞれ明確な理由がありますか?
高校訪問で重要な事として訪問対象校をどうピックアップするか?という点が挙げられます。これをきちんと考えていないと無駄に数だけが増えてしまう事につながりかねません。訪問するからには明確な理由がなくてはいけません。数打てばどれかは当たるだろう・・・では限られた教職員を効果的に活用できません。どういう視点で訪問校を選ぶのかは大きなポイントとなります。
質問4:高校訪問では何をどう説明しますか?
当然ながら訪問先によって貴校担当者に与えられている時間は異なります。ある程度の時間を割いてもらえる事もありますが、立ち話で終わってしまう事(場合によってはアポをとっても当日会えない事)もあります。絶対にやってはいけない事を書いておくと、学校案内を表紙からめくって説明する事です。もしかすると、「え?なぜ?」と思われる方もいるかもしれませんが、理由はご自身で考えてみて下さい。
質問5:アポイントを取れば会ってもらえると考えていませんか?
切ない話を書いておきますと、高校訪問についてはアポイントを取ったからと言って必ずしも会ってくれるとは限りません。それどころか会ってくれるという学校に出会うのに時間がかかるケースもあります。となると、「どうせ会えないならアポイントなしで行ってしまえ!」という方もいると思います。もしそう考えているならば高校訪問そのものをもうやらなくて良いと思います。アポを取れない高校にノーアポで行っても高校の先生が好意的に見てくれる可能性はかなり低いでしょう。個人的にノーアポは高校訪問の場数を踏んでいる方なら分かりますが、慣れてない方が取るべき手法ではありません。
質問6:高校訪問の効果が出るのが数年後でも耐える体力がありますか?
これは本当に重要なポイントです。高校訪問が即座に効果が出ると想定しているのであれば、そんな幸運は滅多にないと考えて下さい。高校訪問は極めて地道な営業活動です。訪問してすぐに生徒を紹介してくれるなどという事は余程の偶然が重ならなければほぼあり得ません。そのため、効果が出る「かも」しれない数年後まで持ちこたえる募集戦略が他に存在するかどうかがキーとなってきます。つまり、高校訪問をメインに据えてはいけないという事です。本線の募集戦略はきちんと動かした状態で高校訪問も可能性の一つとして行うようにして下さい。すぐに効果が出ると考えて実行するならばきっとがっかりするでしょう。
貴校はそれでも高校訪問をやりますか?
高校訪問を今までやっていない学校が始めるにあたり厳しい事を書かせて頂きましたが、これでもまだ優しく書いたつもりだと思っています。学校にもよりますが高校訪問でアポを取る段階で挫折する方もいるかもしれません。
今は昔以上にアポイントを取るのが難しくなっています。そういう状況の中、訪問する理由をきちんと考えていないと電話の段階で撃沈する事も珍しくありません。そのため対象校選定は重要なのです。きちんと理由のある訪問を意識すれば、少しとは言えアポイントが取れる確率は高くなるためです。
これを読まれて「効果がすぐには出ないならやはりやめようか」と考えた方もいるでしょう。もちろんそういう選択もありだとは思いますが、訪問する事、そして高校訪問を継続する事には意味がないわけではありません。高校の先生に貴校を知ってもらっているという事はいざという時に物凄く力強いと感じる事でしょう。
先生が貴校をよく知らなければ、貴校にジャストマッチした生徒が相談に来たとしても貴校を紹介する可能性はほとんどありません。しかし、貴校の事を先生が理解していれば、その時に候補として紹介してもらえる可能性は出てきます。
いずれにしましても、高校訪問を始めるならばきちんと準備をしてから行かなくてはいけません。
当方では貴校に訪問しての高校訪問研修なども承っております。お気軽にご相談下さい。
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学生募集アドバイザーの亀田泰史です。抱負な学校広報経験を元に、コストパフォーマンスの高いメールコンサルティングで貴校の学生・生徒募集広報を加速させます。驚くほどの可能性を見出す事ができるでしょう。世にも珍しい無料体験可能なコンサルタントです。コンサルティング体験ご希望の方は無料会員プランをご覧ください。
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