予算0円からできる満足度アップ策を考える

今回は予算0円からできる満足度アップ策について書きたいと思います。現在、広報予算が削減され、なかなか思うように広報施策が打てない学校も多いと思います。そこで今回は広報アイデアを出すための練習として条件に縛りをつけたいと思います。予算0円で満足度アップ策を考えて下さい。

縛りがないとアイデアは浮かびにくい

人というものは条件や縛りがないと具体的なアイデアが浮かびにくいものです。例えば「この1,000円で何かおいしいものを買ってきて」とお願いされれば、その1,000円の範囲内で満足できそうなおいしいものを探すはずです。その逆に「何かおいしいものを買ってきて」だけですと物凄く悩んでしまうわけです。

それと同じで広報施策も漠然と「何か考えないといけない…」と考えるとアイデアが浮かびにくくなってしまいます。そこに何の縛りや条件がないため、スタート地点の設定がしにくくなるためです。

そのため、本記事ではアイデアを出すための練習として条件に「予算0円」というものをつけさせて頂いたわけです。もちろん、この0円というのは今すでに支払っている人件費などは含みません。

満足度アップの対象を決める

広報が満足度アップと言うと、どうしても対象者がイベント参加者など「これから学校に入るかもしれない方」というように考えてしまうかもしれません。

しかし、そういう決めつけは良くありません。満足度を上げる対象としては以下のような方が考えられるでしょう。

  • 入学検討者(及びその保護者)
  • 在学生
  • 保護者
  • その他

入学検討者の満足度アップについては直接の入学率に関わってきますし、在学生の場合は口コミ(Webだけでなく、友達や卒業校の先生など)が良くなり、結果として入学率が上がる事が考えられます。

口コミについては保護者もそうでしょう。在学生や卒業生の保護者から良いイメージを持たれていれば、知りあいへの口コミが効果を発揮するかもしれないのです。

予算0円で何ができるか?

この記事では具体例を沢山書く事はしませんが、考え方を書いておきます。

貴方自身がお店などに行ったときに満足感を感じるのはどんな時でしょうか?お店で何も買わないとしても「このお店いいな」と思う事があるはずです。

例えば挨拶のきちんとしているお店。

とても気持ちが良いですよね。商品を買っても買わないでも気持ち良く挨拶をしてくれるお店はまた行こうと思うわけです。こういう気持ちが起こるのは、「何も買わないで出た場合、挨拶をしないお店もある」ためです。そういう比較対象が実際にあるため、満足感が起こりやすくなるわけです。

私が経験した中でこれはいいなと思ったものを一つご紹介します。ある美容室に飛び込みで入った時の話です。そのお店で髪を切り会計をして帰ろうとした時に、担当した方が一枚の手紙を渡してくれました。

そこには私と会話した内容を元にしたメッセージが書いてありました。実は途中で少しスタイリストの方が席をはずしていたのですが、その時に書いていたようでそれを帰り際に渡してくれたわけです。

そんなものを美容室で受け取った経験がなかった事もありますが(それ以降もそういう店には出会った事はありません)、正直、それだけでそのお店が好きになった事を今でも忘れません。

細かい話を言えば、「小さい紙の代金がかかっているだろう!」というツッコミがあるかもしれませんがこれくらいは許してもらうとして、実際にはこういう事で一気に好きになる事って普通にあるはずなのです。

予算を大量に使って何かをするのももちろん構いませんが、最後に行きつくところは個の満足だと思っています。その満足感を得るには予算0円でも不可能ではないという事を理解すると良いでしょう。

今回のように予算0円というような縛り(制限)があると、その範囲内でアイデアをだそうとするものです。条件なしで考えるよりも具体的なアイデアが出やすくなりますので、是非いろいろと考えてみて下さい。

 

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