第三者の意見が意味をもつ理由
広報指針などを決める上でアイデアというのはとても重要です。私は第三者の立場で客観的なアドバイスをする事を仕事としていますが、コロナ禍にあるこの状況では益々第三者の意見は重要性が上がってきたと感じています。
学生募集戦略を決める会議の意見はどうまとめているでしょうか?
私も複数の学校での勤務経験がありますので学校での会議の様子などは今も頭に思い浮かびますが、たいていはどの学校も似たような流れで意見をまとめていきます。
司会となる方がおり(たいていは管理職)、その方が目的にそって意見を求め戦略を決めていくなどです。もちろん細かい点では異なると思いますが、ある程度、特定の方の意見が強く反映されるのは言うまでもありません。
しかし、参加者もこの点は理解しているためどうしてもそういう方の意見(考え方)をベースにある程度の忖度された意見が出やすくなります。その場の参加者の力関係が強く反映されるのが学校によくありがちな会議と言えるでしょう。特にワンマン経営の学校であれば尚更です。そういう学校で働けばわかりますが、トップと異なる意見を言うだけで場が凍る事もあります。
「うちはそんなこともなく自由に意見を言っている」という学校は、その形を大切に守るようにして下さい。とはいえ、そうだからと言ってみんなが意見を活発に出すかはやっぱり別の話です。性格にもよりますが意見を出さない方はやっぱり意見を出しません。
前段が長くなりましたが、上記のように特定の方の意見が強く反映されやすいという事は、戦略を考える上では大きな障害ともなります。その方の思考を大きく超える事ができないため思い切った戦略が必要であってもそういう案が出てきにくいのです。となると、何度会議をやっても、何回やっても、それほどの大きな変革レベルのアイデアは出にくいというわけです。
第三者のアドバイザーがいると何が違うか?
第三者のアドバイザー(コンサルタントなど)であっても、会議に同席する場合にはやはり前述の通り、特定の方の考えに意見が流される可能性があります。コンサルをやっているとわかりますが、外部のものは契約の継続がかかっていますのでいわゆる契約の権限を持っている方の正反対の意見というのは言いにくいと考える方もおります。
私はと言えばメールコンサルティングですので、完全なるフリーな状態で意見を伝えるようにしています。そのため、学内の会議で話し合った事とは全く別の視点の意見も出やすくなります。他の方の意見を聞かずに現状から見た問題点や改善点を考える事ができるため学校にとっても新鮮なアイデアと感じる事も多いようです。
ちなみに私のサービスはかなり珍しいもののため、私がどういう場合にアイデアを出すかを書かせていただきます。いわゆる質問したらなんでも答えるというものとは違います。安価にしている分、クライアントには考える事を放棄させないようにしています。丸投げ質問の場合にはそれこそ回答していません。私がアイデアを出すケースは以下の通りです。
- 契約期間が長い学校は小さな改善ポイントもかなり伝え終わっているため、そういう時は新規の企画や案をどんどん定期巡回にて出していきます。
- クライアントから自身の考えを含めた質問が来た場合には、自分の考えを案として出しています。
シンプルに言えばこの2パターンのみです。要は直近の改善案で特段の伝える事がなければ新規の戦略案を伝えますし、意見を含む質問の場合には客観的な視点でアドバイスをしています。返答量はケースバイケースですが、思うところがあれば勝手にレポート数枚にして出す事もあります。
いずれのケースでも私はクライアントには一切の忖度をしませんので、まったく逆の意見を伝える事もありますし、クライアントの考えた案に反対する事もあります。
私はアイデアを考える上で、「時期」「状況」「人」「心」「将来」その他様々な要素を踏まえます。過去にはうまくいった戦略でも今とは「時期」や「状況」が変わればうまくいかない事はよくあります。例えば以前は学校に集めるイベントで盛況であっても、今はコロナ禍であり人を集めようとしてもなかなか集まらないわけです。それに対象となる方の心理を読まなければいけません。心の動きをつかみとればそれだけ効果的な戦略が立てられるようになります。
第三者の意見はアイデアに別の視点を加えられる
まとめますと、基本の方針というのは学校の現状に従ったもので構わないと思いますが、第三者がいると客観的に別の視点を提供してくれるものです。そしてその視点はおそらく普段会議では出ないようなものも多く、新鮮なものと感じるはずですし、打開策へとつながる事も珍しくありません。
同じ案であっても視点が変わるだけでその内容は大きく変わる事もありますし、効果も何倍にもなる事があります。例えば最近では結構増えてきましたがオープンキャンパスを学生主導ですべてやってもらうなどというのも別視点の一つです。本来は教職員が企画運営していたものを学生に企画運営してもらうわけです。目的は同じでも実際には大きく中身は変わるでしょうし、参加者に訴えかけるポイントも変わってくるはずです。教職員は募集の主体ですが、学生は学校を選んだ立場の方です。こう考えても面白い内容が出ると思いませんか?
コンサルタントとして問い合わせを受ける事が多いわけですが、よくあるケースとして「最悪の状態まで来てからの問い合わせ」というケースです。再建がかなり厳しい状態になってから相談される場合、できる事はコスト面を含めてもかなり限られます。
そうではなくもう少しだけ余裕がある時にご相談いただければより効果が出やすいと感じます。そうは言いましても最後に動くのは教職員の皆さんに他なりません。代行で私が集めるわけではなく、集めるための軍師の立場です。学校の教職員の視点と私の視点が合わされば、少なくとも今よりも濃い戦略を実行できるはずです。
学校が前に進むために、是非第三者の視点というものも検討してみて下さい。私でなくても構いません。学校には別の視点が必要なのです。

学生募集アドバイザーの亀田泰史です。抱負な学校広報経験を元に、コストパフォーマンスの高いメールコンサルティングで貴校の学生・生徒募集広報を加速させます。驚くほどの可能性を見出す事ができるでしょう。世にも珍しい無料体験可能なコンサルタントです。コンサルティング体験ご希望の方は無料会員プランをご覧ください。
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