何とかして出願数を増やさなければと焦っている学校は多いと思います。特にこの時期になりますと中下位の学校によっては出願の動きはかなり鈍っているのではないかと思われます。とはいえ、広報担当者であれば年度末まで知恵を絞って出願数を増やすための施策を実施しなくてはいけません。今回は今からでもできる出願数を増やすための広報施策についてご紹介したいと思います。

自校への入学率が高い対象者を考えてみる

今からできる施策と言う事でいろいろと考えられるわけですが、その前に自校への入学の確率が高い方とは?という事を考えてみましょう。入学対象者となるのは以下の順番(おおよそですのでツッコミはなしでお願いします)でその可能性が高い(傾向がある)と言えます。Webサイトだけを見た方などの直接接触がない方は未知数のため除いています。

  1. 説明会や体験イベント等への参加者(以下も含め総合学習等、目的が異なる来校は除く)
  2. 学校見学者(イベント未参加。1に近い入学可能性あり)
  3. 資料請求者(自校公式サイトまたは電話等による直接請求者)
  4. 外部会場の進学ガイダンス、校内ガイダンス等での相談者(自校への来校は無し。校内ガイダンスについてはテーマにより意欲は変動)
  5. 資料請求者(外部媒体経由・・・入学意欲に幅あり)
  6. その他

物凄く大雑把で書き忘れているものもあると思いますが、少なくとも学校に来校している方について言えば入学の意欲が他よりも高いのは間違いありません。

また、それぞれの中でも状況により入学意欲は変わります(例として地方からわざわざ高い交通費を払って学校見学に来られる方などは確率が上がりますし、資料請求についてもわざわざ”このご時世に”官製はがきに資料希望の旨を直筆で書いて送ってくる方などは入学意欲が高いものです)。

直接来校者等へのアクション

入学意欲が高い方と言う事でイベント参加者が一番目に挙げられるわけですが、イベントには参加したものの出願していない方へのアプローチをまずは検討してみましょう。ただ、経験上は早い時期に参加している方は「進学へのモチベーションが高い方」である事が多く(要はやる気満々と言う事です)、この11月という時期になっても出願などのアクションがない場合には他校に決めているケースが多いと考えています。

そうだとしてもその方々がどうなっているかを確認しないでいてはそれこそ見込み数も把握できませんので、自然な形で電話連絡をしてみるというのはやって損はないでしょう。もしかすると予想外の事で悩んでいる方もいるものです。私自身の経験でも電話をした事で本人が悩んでいる事への相談を受け、その結果出願に結び付いている方もおります。学校見学者も同様に連絡をしてみると良いでしょう。間違えても営業色を濃く出してはいけません。

というわけで、一つ目の広報施策としては学校への接触を既に持たれた方へのアクションを起こすという事になります。

*この時に入学しなかった理由(他校へ決めた理由)などの調査が出来ると今後の参考になります。どうやればそれを聞きだせるかは考えてみて下さい。入学しなかった理由というのは「入学した理由」よりも広報的には重要な位置づけです。入学しなかったという事は何らかの問題点や懸念点があったわけですから、それを知る事で改善し、今後の学生募集へとつなげる事が可能となります。

なお、上記で言えば3番の「資料請求者(自校公式サイトまたは電話等による直接請求者)」までは特に濃い対象者ですので放置せずに、何らかの(しつこくない)アプローチを検討してみて下さい。4以降は対象者によって臨機応変に対応すると良いでしょう。

歩留まりを上げるアクション

次に重要なのが歩留まりを上げるための施策です。広報予算が減少している学校は多いわけですから、単純に広告を増やしましょう!と言って対応できる学校ばかりではないはずです。その場合には資料請求者やイベント参加者はそれほど増えないという前提で出願率を上げるための施策を展開します。

例として、今までがイベントに1,000人参加で出願が100人だった場合には、それを200人にあげるような施策を取るという事です。要は様々なポイントでの満足度を上げるための施策というわけです。前述のイベントに参加した方がそれほど満足しなければ、当然ながら出願には結びつきません。しかし、満足度の高いものを実施すれば、自ずと学校のファンとなり出願する方が増えるかもしれないのです。学生募集においては母数を増やす施策よりも重要なのがこの歩留まりを上げるためのアクションだと言えます。

この改善アクションを行うとその後にも続く継続的な効果が見込めるため何よりも重要だと言えます。もちろんイベントの中身を考える以外でも、教職員の対応を見直す、学生スタッフの教育を強化するなど方法はいくらでもあるものです。

ここでは具体的にどういう事というのは書きません。書かない理由は同じ事を目的とするにしても学校の状況によってやる事が変わるためです。どうすれば良いか是非考えてみて下さい。

見せ方の再検討

そしていつもお伝えしているのがこちらです。学校の強みや特長などの見せ方を再検討するという事です。今更そんな事を考えている学校はほとんどないと思いますが、私が見る限りは多くの学校ではこれらをきちんと伝えきれていません。100点の魅力があるものに対し、50点くらいにしか見えない学校は物凄く多いものです。勿体ないですよね、本当に。

もし学校案内や公式サイトで「学校の特長」や「強み」などのコンテンツがある場合にはもう一度見直してほしいのです。別に今から変えたからといって誰かに文句を言われるものでもありません。見直す際のポイントをここでは書いておきます。

  1. 抽象的になっていないか?
  2. 具体的にイメージできるか?
  3. 貴校らしさが出ているか?
  4. 競合校と差別化できているか?
  5. 本当にそれは特長や強みと言えるものか?

5つ程例として挙げましたが1~5のいずれにも「当てはまる」学校は意外と多いものです。どれか一つではなく全てに当てはまるのです。当然ながら進学先を探している方からすれば、「決め手」がないと感じるわけです。

実際にはこれまで使ってきた特長や強みを変えるという事は想像以上に難しいわけですが(学校が保守的な職場のため)、何のためにそれはあるのかと言う事を考え、目的を達成てきないつまらないこだわりは捨てる必要があると言えます。

大切なのは学校の魅力を誰もが理解、認識出来る事です。抽象的な言葉で満足せずに伝える事に注力しましょう。

3つのカテゴリで今から出来る事をご紹介しましたが、本気で考え実行に移せる学校には何らかの良い結果が出るはずです。そんな事・・・と思わずにまずはアクションを起こすようにして下さい。

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