今回は学生募集における「気づき」について書きたいと思います。皆さんは日々気づきについて意識しているでしょうか?

気づきが募集を変える

私自身は「気づき」があるかどうかで募集は一気に変わると考えています。学生募集の状況が継続的に悪化している学校の方は「そんな事はないでしょう?」と思われるかもしれませんが、学校が再生するためのきっかけなどはそれこそちょっとした気づきがきっかけになる事も珍しくありません。

・・・と、ここで「ではその事例を教えてくれ!」と思われた方がいれば、その学校はもはやかなり厳しい事だけは間違いありません。理由は簡単です。何らかの裏付けがなければ信じず、また行動に「移す気がない」方が広報担当であればそもそも気づきなど得られるわけもないのです。自分がその成功データを作るという気概がないわけですから厳しいようですが話になりません。

今はデータ時代になっています。これは良い面もありますが、悪い面もあります。それは以前に比べてそういうデータを見なければ信じて動けない方が増えたからです。そうなると自校の状況なども考えずに「Twitterは10代に人気があるらしい」というデータだけを元に考えなしにTwitterを始めたりするのです。その結果、何のコミュニケーションも生まれない活用をしたりするわけです。

もちろん私もデータは最大限活用しますが、それはきちんとアクションにつなげる意味での使い方であり理解せずに使うなどという事はしません。いかに対象者に人気のあるツールであっても、学内で生かす事が難しい場合にはあえて手を出さないという選択肢を取ります。

気づきの練習をしてみましょう

では気づきの練習をしたいと思います。今から出す課題に対し30秒ほどで構いませんので記事の先を読むのをやめて目を閉じて自分なりに考えてみて下さい。こういう事は意識してやる練習を積むことで、いずれは無意識にできるようになります。

<課題>

貴方は2人に募集についての質問ができるとします。誰にどういう質問をしますか?その対象者は自分が知る知識の範囲で回答をしてくれると仮定します。

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さて、きちんと30秒ほど考えて頂けたでしょうか?

もしこの文章を考えずに貴方が先を読んでいるとしたら、厳しいようですが貴方の学校はもうそれほどのびないでしょう。すぐに答えを求める方しか貴校には存在しないためです。つまり、考えずに既にある答えだけを探しているような方はいつまで経っても気づきを得られるわけはありません。

つまり、今回の課題での「0点」は考えずにすぐにこの文章を読んでいる方です。ここまで読んで反省されるなら、もう一度前に戻って課題を考えてみて下さい。

課題の回答

では、課題の回答です。

・・・と言いたい所ではありますが、答えなどありません。いや、正確に言うならば、貴方が選んだ回答とその理由によって貴校が何らかの具体的なアクションに出られるのであれば、それらは少なくとも間違いではありません。

重要なのは行動に移せるヒントを得られるかどうかなのです。

ここでもう一度問題を振り返ってみましょう。

<課題>

貴方は2人に募集についての質問ができるとします。誰にどういう質問をしますか?その対象者は自分が知る知識の範囲で回答をしてくれると仮定します。

「その人の知る知識の範囲で回答をしてくれる」というのがポイントです。つまり、「私」に質問した場合にはその範囲は狭いため現段階ではたいした回答ができません。そういう意味では私がもし回答に入っているなら不正解です。商売っ気を出せば、ここで私を入れる方が良いのでしょうが、今回の課題でははずれです。

では誰が良いのか?

私ならまず一人目は「在校生」を選択します。入学したばかりの方よりも高学年の方を選ぶ方が学校の事をいろいろ理解していると思います。在校生からは重要な情報を聞き出せます。

  • 貴校を選択した理由
  • 貴校の良い点・悪い点・改善してほしい点、他

この点についての回答がもらえるのはとても重要です。理由があったから貴校を選択したわけです。そして、在校生のため良い点と悪い点も分かっていますので入学後の改善点も分かるというわけです。

では、もう一人は?という場合、いろいろと候補は挙げられますが私なら「何度かイベントに参加したけど入学しなかった方」を選びます。その方からは下記の情報を入手できます。

  • 貴校を選ばなかった理由
  • その方が最終的に入学(選択)した学校との比較において劣っていた理由

在校生の逆の情報となります。選ばなかった理由、そして競合との比較において劣っていた(=決定時に負けた重要要素)部分を確認する事ができます。つまり、この点を何とかできれば貴校への入学へと導く事が出来た事になります。

実際にそんな質問ができるのか?が気付きです

「言うは易く行うは難し」とはよく言ったものですが、まさに今回の回答を聞いてそう思われた方もいるでしょう。最初の在校生へのヒヤリングは簡単ですし質問の仕方次第でより詳しいヒントを得られると思います。

しかし、入学しなかった方からの情報を得るのは経験者ならわかる通り簡単ではありません。ここでも「気づき」が必要なのです。本来は聞き出す事が難しい情報でもやり方次第では簡単に聞き出す事が可能になります。

その方法に気づくかどうかだけなのです。

普通に考えれば、広報経験者ならわかる通り自校を選ばずに他校に行かれた方にそういうアンケートを取る電話でもしようものならさっさと切られてしまいます。相手からしても入学しない学校にあれこれと話すのは気が進まない方が多いためです。

ただ、これもアプローチの仕方を変えると素直に回答してくれるようになります。

私自身がある方法を試した所、保護者も含め(保護者はたいていガチャ切りされるものですが・・・)かなり丁寧に理由などを教えてくれました。しまいには感謝されたりもしました。

おそらくこれを読んで、どうやったら感謝までされるのか想像がつかないでしょう。もちろん100%の確率でとは言いませんが、普通に電話して聞き出すのに比べれば何倍も高い確率で回答をして頂けました。

答えだけを書くと誤解されるのでヒントだけ書いておきますが、「相手にメリットがある」話に思わせるという事です。

ますますわからないという方もいると思いますが、何かをプレゼントする・・・というものではありませんのでコストは電話代だけです。

さて、残りは貴方自身の気づきにお任せします。私の方法だけではないと思いますので自由に考えて頂ければと思います。

気づきというのは普段のままの日常であればそれほど生まれないというのが私の考えです。同じメンツで話し合っても見えない壁は超えにくいものです。そういう時に新しい意見が入ると一気に壁を崩せる事もあります。そこからきちんと行動に移せるかどうかで貴校の未来は変わってくるでしょう。

「もうダメだ」とあきらめるのは誰でもできますし、そんなものは広報担当ではありません。ギリギリまで踏ん張って戦略を実行していかなくてはいけません。

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