最悪の環境で学校ができる事を考える

新型コロナウイルスの状況が日々悪化する中、学校に限らず日本の経済全体に大きな影を落としています。本記事を書いている2/26(水)時点ではまだ収束の兆しは全く見えず、先行きが極めて不透明な状態です。そういう状況であっても学校は生き残りをかけるためにやれる事は何かを考えなくてはいけません。

次々と発表される入学式等の中止

2/26(水)時点ではまだ数はそれほど多くないものの、近畿大学などのようにオープンキャンパスや卒業式、入学式を中止するという決定をする学校が出始めています。この記事が公開される3/2(月)にはもっと多くの学校が同様の判断をしている事が予想されます。

現時点ではそれらの式を実施予定の学校は多いわけですが、学校の場合、保護者から生徒・学生を預かっている立場ですので学校の損得ではなく保護者や本人の気持ちを強く意識する必要があります。絶対に実施しないといけないものであれば仕方がないですが、卒業式や入学式をウイルス感染(最悪の場合には死に至る)のリスクを背負ってまで実施するかはかなり悩ましい所ではあります。

何より実施を選んだとしても、当日参加をしたくない(あるいはしないと決める)方もいるでしょうから、結果として全員参加のイベントとはならないと私は考えています。人生に一度きりの大切な式ですので私自身も学校にいればやりたいと思うでしょう。しかし、現在はある種の非常事態の環境にいる事を意識しないといけないのです。生徒・学生にとっては大切な人生のイベントですのでやれるものならやりたいのは間違いありませんが、今の状況はそういう感情論でどうこうするべきものではないと考えています。実施する事そのものは簡単ですが、実施した後の事まで考慮する必要があります。

もちろん私の意見がどうこうで決める事はありませんが(そもそもそんな責任も取れません)何を目的に何をするのか?それを行う事での「将来的な」リスクとメリットなどをよく考える事が大切だと思います。

選択の際にはメリットとリスクを考える

学校に限った事ではありませんが今後様々な選択を迫られる事になると思います。しかもそれほど考える余裕もなく結論を出さなくてはいけないはずです。

3月のオープンキャンパスの中止くらいならば募集シーズンの最初の時期でもありなんとでもなりますので大きな問題ではありません。もちろん強行する事はできますが、そうする事でかえって学校に悪いブランドイメージがつく可能性も考慮しなくてはいけません。つまり、危機管理能力のない学校というブランドがつくかもしれないという事です。いつ収束するかわからないものの、いずれは問題なく開催できる日も来るはずですので、焦ってリスクを取るのは考えものです。

ここ最近は「できる限りの予防体制を準備します」という事でイベントを実施しているものも見かけますが(この記事を書いている途中で政府から大規模イベントの中止・延期要請が入りましたのでこの後は中止が多いと思います)、感染のプロではない企業の予防対策などたかが知れていますし、ほぼ無力だと考えています。そもそも感染病の素人がどうこうできると思うのは自信過剰でしょう(決して不安を煽りたいわけではなく事実としてです)。しかも現在流行している新型コロナウイルスは未知の部分が多く、ワクチンそのものはかなり先にならないとできません。

それらの事実や情報を鑑みて学校としてどうするべきかを判断しなくてはいけません。せっかく準備したのだから実施したいという自己中心的な考えではなく、本当にそれをする必要があるのかを見極める必要があります。無理に強行する事で結果としてその後にさらなる問題が生じる可能性がありますので、そのリスクも覚悟しなくてはいけないのです。

学校は何を今やるべきなのか?

現在は極めて不透明な状態にあるというのはご理解頂けると思います。そんな不透明な状況では何もできないと思われるかもしれません。しかし、今までの常識で考えたままだとそういう迷路に迷い込んでしまうのです。

今の状況をあるがままに受け止めてどうすれば良いかを考える必要があります。今はありがたい事にインターネットというものが存在します。以前であればできなかった事が今はできるようになりました。

人を集めるイベントができないのであれば、人を集めないイベントはできないか?を考えれば良いのです。今までのやり方は全て忘れて、今なら何ができるかを考えるべきという事です。

ただ、これも誤解されたくないのは、今後もそれらを主軸としてやっていきましょう・・・という事ではありません。状況に応じてできる事を模索していくというだけの話です。学校に限りませんが、実際に学校を見てもらうのが一番重要なのは間違いありませんし、学校を見たいと検討者も考えているわけです。ただ、それらが今はふさわしい時期とは言いにくいという事なのです。無理に来てもらって命の危険にさらしてしまっては学校の責任問題となるだけです。

どの学校にとっても少なくとも今後数か月は今までと異なる募集の形を模索する必要が出てくるでしょう。それを見つける事ができるかどうかが次年度募集を決めるかもしれません。

私の中ではこの期間の特殊な募集の形の目的は、これをもって入学意志を固めてもらうというよりもその後「平時」に戻った時のための種まきに近い考えです。そのためには募集の形にはこだわらずに学校に興味のある方との接点を持ち続けることが大切だと考えています。

学校は幸いな事にこういう問題があるからと言って進学を諦める方は金銭面の問題が生じない限りはあまりいないはずです。貴校が今何をやるべきか?その点をよく考えてみて下さい。きっと貴校の現状と今の状況をミックスした良い方法が見つかるはずです。

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