今回はファン化対策についての話です。

このサイトを隅々まで読んでいる方であれば私がファン化戦略を得意としている事をご存じだと思います。私の行ったファン化対策では、最大30回以上(年間の全イベント参加です)の体験イベント参加者を生み、その方を筆頭にAOエントリー者の約半数に10回以上体験イベントに参加してもらう事に成功しました。

さて、私がやったファン化対策は他の学校にはできないのでしょうか?

私が行ったファン化対策はその学校でしかできなかったのか?

最初にがっかりさせて申し訳ありませんが、この記事で何をやったかという具体的な事を書くつもりはありません。実際にやった事の詳細はクライアント向けテキストの「学生募集の秘策」(2011年作)で書いていますが、こちらのテキストもクライアント(基本サポートプラン)になってから半年以上経過しないと配布していません。それくらいノウハウの詰まった役立つテキストだと考えています(但し、これを読んだからと言ってそのまま同じことをやっても意味はありません。そこから考え方を学び、自分の学校にあったエッセンスを加える事が成果を出す上で必要となります。)。

とはいえ、その具体的な部分以外であれば紹介できますので書いておきます。まず、実施した学校は専門学校でキャンパスもない小規模な所です。競合は多くありましたし(専門学校のみならず短大、大学が競合としてありました)、それまでそんなにリピーターが来ることは一度もありません。たいていはほとんどの学校と同じく1~2度の参加でした。

なお、ボトムとなる部分の企画は私が立てていますが、教職員全体の協力があって成し遂げた事ですので私一人の手柄とは考えていませんし、どの学校でも全体が動かなければ結果が付いてこないのは間違いありません。

ではここで私が仕掛けた事の概要を書いておきます。先に書いておきますが「回数を多く出た人ほど良い事がある」というシステムではありません。私もここまでの参加回数になるとは予想していませんでした。

  • 検討者が興味のある部分について、それまでの学校の常識を変えたシステムに変えた
  • とにかく全てをシンプルなものにした(小学生でもわかるくらいシンプルに)
  • 対象者が理解しやすい手法でアピールした
  • 参加者が複数回参加すると「地味に」達成感を得られる小ネタを用意した
  • 保護者にも学校の良さを簡単にアピールできる小技を展開
  • イベントに一回でも参加したら次の参加の時には名前で呼べるようにした
  • 上記全てにおいて参加者の心の動きを意識していた(極めて重要)

具体的な事は書いていないものの、いろいろと想像は出来るのではと思います。そして、ここでやった事は断言できますが、日本にある中小規模校全てで実施可能だと思います。

これらに使った予算はほんとに僅かです。一回のイベントで2時間ちょっとでしたが、その長さのものをAOエントリー者の半分以上が10回以上参加したわけです。学校広報の方であればこれがどれくらい難しい事であるかは分かるでしょう。言うまでもなくAOエントリー者のほとんどが出願しています。

なお、こういう記事を読んで「どうせ人数が少ないんだろう?」とすぐにネガティブな事を考える方がいますが、おそらく貴方が思う以上にはいます。ただ、そう言う方には「一人で構わないのでイベントに10回以上リピートさせて下さい」と言いたいと思っています。30回でも構いませんが、少なくとも一人であったとしても、そこまでリピートさせるのは容易ではありません。

中小規模校にとってファン化戦略程やりやすいものはない

実際のところ、私のやった戦略は大規模校では難しいと思います。お金ではなく面倒なのでやりたがらないと思います。そもそも参加者全員を認識できないくらいの参加者がいるところではファン化と言う事をやるにしても戦略は全く変わってくるでしょう。

私の中では中小規模校が生き残るには圧倒的なファン化戦略しかないと考えています。イベント参加者が少ないのであれば、その少数を逃さないためにファンになってもらうのが一番はやいと考えています。

今のままイベントなどを見なおさずに資料請求数だけ増やすために予算をかけるなど、正直アイデアも何もないと考えています。受け皿がきちんとなってこそ、その手前にある戦略は光ってくるわけです。広報担当者は本気で対象者の心の動きを加味した戦略を立てなくてはいけません。最近は便利なツールが多いために、それらに踊らされている学校広報の方も多いように思います。ツールは所詮ツールです。過度な期待をして本来やるべき事を忘れないようにして下さい。

最後に進学先を決めるのはアナログな心だと理解するべきでしょう。

予算などを言い訳にしてはいけません

私が今回このテーマで書こうと考えたのは、予算がない事を理由に学生が集まらないと諦めている方が多いように思うためです。

私の上記の施策はいろいろな複合要素がある事でファン化に成功していますが、これにかかったコストは極めて少ないです。あえて言うならイベントのたびに「数千円(1~4千円程度)」はかかったかもしれません(あくまでこのファン化のためのコストについてであり、元々出勤する方の人件費などは計算には入れていません)。

もちろん一般的な学校が普段送っているDMなどは同じく送っていますが、このファン化戦略のために別途予算を投下したかと言えば、高額なものは全くありません。

予算がなければ広報はその残された予算内でやるしかないわけです。お金がないからと言って諦めるのは問題外でしかありません。それこそ予算が多かろうが少なかろうが広報は入学者を増やすのが業務なわけです。予算がなければ知恵を絞るしかありません。それさえも放棄してしまってはそもそも広報担当とは言えないのです。

どんな学校であっても、本気になればファン化戦略は出来ない事はありません。貴校に出来るファン化戦略を考える機会にして頂ければと思います。

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