この期に及んでもすぐに動けない広報のいる学校はかなり厳しい
最近は定員割れの学校が多くあるわけですが、この期に及んでもすぐにアクションを起こせない広報担当者のいる学校はかなり先行きが厳しいと考えています。具体的にどういう事かご紹介いたします。
改善案を聞いた時のパターン
私はコンサルティングの正式な依頼を受ける前にはほぼ必ず無料会員プランで私のコンサルティングの雰囲気を体験して頂いております。通常はコンサルの体験などはできないわけですが、私は契約後に合う合わないというストレスを感じさせるのが嫌いなため事前に無料で最大3回までメイン業務である定期巡回を体験して頂いています。
とはいえ契約後も毎月解約可能なため、一般的な年契約などのコンサルティングに比べれば契約者リスクはほとんどありません。さて、その無料会員を申し込まれる学校担当者にはいくつかのパターンがあります。そのパターンによってその学校の伸びしろが正直言えば分かります。そのパターンと言うのは下記のようなものです。
なお、無料会員プランは私が定期巡回メールにて問題点・改善案をお伝えするものですが、各回ともフィードバックを送らなければその次の定期巡回メールが届かないというルールがあります。要は意見を聞いて考えるなりアクションを取ってもらうなりの考えをきちんと表明して頂いております。もし3回のおつきあいで終わったとしても学校に何らかの効果を残したいためです。
- 当たり障りのない短い感想を送ってくるパターン
- 感想はきちんと書いてくるがアクションが伴わないパターン
- 感想をきちんと送ってくる上にすぐにアクションに移すパターン
- 約束を守らないパターン
パターン別解説
まず4番の「約束を守らないパターン」ですが、言うまでもなくこちらは論外です。いわゆる「タダだから」という感覚で気軽に申し込んだものの結構厳しい事を言われるためフィードバックを最初から送ってこないパターンです。ひどい場合には開始前の説明をまともに読んでおらずフィードバックが必要と言う事に気づいていない事もあります。正直、どうにもならない学校の典型です。そんないい加減な広報担当者が学校の未来を担っていると考えるだけで暗澹たる思いになります。
1番のパターンも学校広報としては問題でしょう。当たり障りのない感想というのは「ありがとうございます。参考にさせて頂きます」のようなものです。これはもう「何も考えてない」広報の典型です。考える事を放棄した広報担当のいる学校がその後良い結果を出せるわけもありません。厳しいようですがお手伝いしても変わらない学校だと言えます(実際に私はこういう学校は手伝いませんし、手伝いたくもありません)。
2番のパターンは「惜しい」パターンです。感想そのものはきちんと考えて書いているのですが、すぐできる改善案であってもアクションに移さないパターンです。言葉は悪いですが、「口だけ」のパターンと言えるでしょう。もちろん私も学校経験者ですので、なかなかアクションに動かす事ができない事情もあるとはわかっています。ただ私の無料会員は学校を変えるためのものですので、そもそも申し込む前に改善アクションを取る事を意識して申し込んで頂きたいと思っています。また、ほんの数分でできるような改善案に対してもなんだかんだと理由をつけてアクションを行わない学校は「フットワークの悪さ」を露呈している事になりますので、やはりこのパターンに当てはまる学校も伸びしろがあまりないと考えています。簡単な改善点でさえすぐに直せないわけですから、学校を改革するレベルの案など時間をかけて実行できるわけもないのです。
そして3番です。これはもう文句なしです。きちんと考えてフィードバックを送ってきた上に、無料会員プランの期間中に直せるものは即座に直すパターンです。こういうフットワークの良い学校と言うのは、学校全体が前向きな姿勢である事がうかがい知れます。結果として躊躇なく学校をよくするために行動を起こせる風土がある事になりますので、今は厳しくても将来的には何らかの活路を見いだせる可能性が出てくると考えています。要は口だけで「困っている」と言うのではなく本心から何とかしたいと切望している学校です。
最も多いパターンは2番です
上記パターンで多い順に表すと下記のようになります。
2>1>3>4
さすがに4番は数えるほどしかありませんが一番多くあってほしい3番もそれほど多くはありません。ほとんどの場合、感想はきちんと書いてくるもののすぐにできる改善策でさえやらないところがほとんどです。それこそ感想では「それは確かにそうですね!すぐに対応します!」と書いていても、残念ながら無料会員が終わって数か月後にチェックしても直していない所が多くあります。自分で言うのもなんですが確実に直す事で良くなるポイントであってもです。こうなると正直「学校を変えたい」という思いは嘘なのだろうか?と思わざるを得ません。
学校と言うところは一般企業に比べて「売上意識」のようなものが著しく低いと私は考えています。これは教育機関ですので仕方がない事なのですが、それがゆえに手遅れになる学校も多いと認識しています。
定員割れが続いている学校の場合、一分一秒でも早く動かなければまずいにも関わらず、そういう想像ができない方が多いと思っています。
さて、もしかしますとこれを読まれて「うちの学校(自分の事)か?」と思われる方もいるかもしれません。上記の多いパターンは別に珍しいものではなく特定の学校(例えば最近無料会員プランを申し込んだ学校)を意識したものではありませんが、もし「自分の事」と思われるのであれば間違ってはいないと思います。多分そうなのでしょう。是非この記事に書いた指摘を真摯に受け止めて頂ければと思います。
いずれにしましても定員割れという状況が続いているにも関わらず、改善案に対しアクションを起こせない学校広報担当者は、もはや時間はほとんど残っていない事を意識しなくてはいけません。間違えても「次年度から見直そう」などという悠長な考えを持ってはいけません。ほとんどの改善点はすぐに手を付けられるものなのですから。

学生募集アドバイザーの亀田泰史です。抱負な学校広報経験を元に、コストパフォーマンスの高いメールコンサルティングで貴校の学生・生徒募集広報を加速させます。驚くほどの可能性を見出す事ができるでしょう。世にも珍しい無料体験可能なコンサルタントです。コンサルティング体験ご希望の方は無料会員プランをご覧ください。
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