変化を恐れている事を認めないと何も始まらない
今回は「変化」について書きたいと思います。実際のところ、新しい学生募集改善へのアクションがなかなか起こせない学校はこの「変化」を恐れている所が多いはずです。そしてこれを打ち破るには「変化を恐れている事を認める」必要があると考えています。
今が一番楽なのは誰にとっても同じです
学校に限りませんが自分自身が身銭を切っていない限り、学生が集まらずに学校経営が厳しい状態になってもそれほど我が事のようには思わないものです。そもそも学校がつぶれるという事がとてつもなく現実離れしている事でもあるため、何とかなるだろうと考えている方は多いはずです。
私自身、経営が危なくなった学校にいた事がありますが在職中に破綻した学校はありません(それらの学校は今も残っています)。どんなに危ないと思っても意外と乗り切ってしまうものです。
そうなると現在の業務ルーチンをあえて変える事はないと考え、新しい事に積極的にチャレンジをしなくなります。しかし、以前とは違い、学校の破綻が現実味を帯びている時代である昨今、このような呑気な考えでは本当に大変な事態になるかもしれないのです。
その状況を打開するには「変化を恐れている事を認める」しかないのです。認めた上で今の業務ルーチンを壊していかなくてはいけないのです。
変化を受け入れると全てが楽になる
変化というものは受け入れる前は恐怖の対象としてかなり大きな存在です。それこそ自分自身で変化が起こった後の形をある事ない事悪く想像しやすいためさらにたちが悪いのです。結果として学校は改善アクションを起こす事ができず、また一部のやる気のある方々が変えようと思ってもそれに対して無意味な反対運動を起こしたりするのです。
経験上、学校経営が厳しい時に出された改善アクションに反対する方の中に心から学校の将来を考えている方はほとんどいません。ほとんどの場合、自分の平穏な日々の仕事を壊されたくないだけです。特に業務負担が増えるような改善アクションに対して反対する方はほぼ自分の事しか考えていません。
そして、そういう方からは代案というものは出てこず、反対だけをするのです。
それは全て「変化への恐れ」から生じるものです。
ここにこう書くのは簡単なわけですが、事実として学校がそういう段階になってみると、その気持ちが分からない事もありません。なぜなら・・・
「給料も増えないのに仕事が増えるなんて嫌だ」
という意識がものすごく強く出るものだからです。
しかし、よく考えれば分かりますがそのままだとその給料さえも死守できないかもしれないのです。それと変化を受け入れるのとどちらが怖いでしょうか?私は圧倒的に前者の方が怖いです。学校がなくなる事を考えればどんな変化でも受け入れようと思うわけです。
そしてその変化というものは一度受け入れてしまうと意外な程たいした事ではない事に気づくはずです。なぜなら受け入れた途端にそれが今度は日常の業務ルーチンとなるためです。
例として電話かけが増えたとします
例としてですが(これが良いかどうかはさておきます)、資料請求者への電話かけを新たに開始する事となったとしましょう。
今までは電話かけをしていなかったわけですから、新たに電話かけをしろと言われると物凄くストレスに感じる方もいるでしょう。そもそもなんと言えば良いのか分からないという方も多いでしょうし元々学校教職員は電話かけ業務に慣れている方は少ないため、必要以上にストレスになる方は多いはずです。
しかし、この電話かけも自分なりの方法やペースがつかめてくるとそれほど苦ではなくなります。
それどころか、「どうすればいきなり電話を切られないか」「どうすればイベントに申し込んでもらえるか」という事を考えると結構楽しくなってきます。
この電話かけは実はかなり奥が深く、普通に「リストに従ってかければいいんだろう?」という感覚でやる場合にはかなりの確率で何の成果も生み出しませんし時間の無駄です。しかし、伝え方やきっかけ作りがうまくなると面白いように話が盛り上がる事もあります。結果としてイベントへの参加を電話で申し込んでくれる方が出てきたりします。
こうなると楽しくなってくるわけです。それまでは苦痛でやりたくなかったのに、次はどうやって引き込んでみようかという事になるわけです。
電話かけの面白い所は相手の出方や性格を短時間で把握してその方にあった方法を瞬時に決定するところにあります。これがうまくいくとその辺のゲームよりも数段面白いものとなりますし、また自信にもつながります。結果としてイベントに参加した方が入学してくれれば何よりもうれしい事でしょう。
話がいろいろと逸れましたが、学校の状態が悪い場合には少なくとも現状維持のままで何も変えずにいるという選択肢はありません。確実にそこには何らかの変化が必要となります。
その前に立ちはだかる「変化への恐怖心」をあえて受け入れる事で前に進む事ができます。反対するのは簡単ですがそれでは何も変わりません。学校が変わるにはまず働いている貴方自身が変わる必要があります。是非前向きに変化を楽しむくらいの気持ちで頑張って下さい。
最後に変化に対する私の受け入れ方を書いておきます。
- 他の方から出てきそうな面倒な案は自分が真っ先に出す
- どうせやるなら楽しくするための方法を考える
これで貴方のストレスは最小限になるでしょう。
人は他人から指示される事にはストレスを受けやすいものですが自分の案を実行する場合にはストレスはほとんど感じません。それどころか主導権を握れます。そして、どうせやる事になりそうなものは諦めて楽しむ方法を考える方が数段有意義です。

学生募集アドバイザーの亀田泰史です。抱負な学校広報経験を元に、コストパフォーマンスの高いメールコンサルティングで貴校の学生・生徒募集広報を加速させます。驚くほどの可能性を見出す事ができるでしょう。世にも珍しい無料体験可能なコンサルタントです。コンサルティング体験ご希望の方は無料会員プランをご覧ください。
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