学生募集自力復活可否7つのチェック

今回は貴校の学生募集が自力で復活可能かどうかのチェックをしたいと思います。下記のチェック項目はその一例に過ぎませんが、自信過剰にならずに冷静に現状を判断して考えて下さい。ここで言う自力復活は現状のまま(メンバー構成や広報体制)で学生募集が好転する事を意味します。

学生募集自力復活可否7つのチェック

ここからいくつかの質問を書かせて頂きます。考える事なく瞬間的に頭に浮かんだ事が現実だと認識して下さい。なお、こちらのチェック項目は貴方が広報担当者、あるいは広報に関わる方という事を想定しています(教員であっても広報に関わっている場合にはそれでOKです)。広報に一切関わっていない場合にはこのチェック項目はまた意味が変わりますのでその点はご了承下さい。

チェック1:近年のイベント参加者数は減り続けていますか?

数値的な変化の確認です。近年という事で昨対のみではなく、ここ数年のイベント参加者数が総じて減少傾向にあるかどうかという事です。この答えがYESであればかなり厳しくなっている事は間違いないでしょう。歩留まりをそのままとするのであればイベント参加者(=濃い対象者の母数)が減っているという事は確実に募集状況の悪化を意味する事となります。しかも少子化というわけですので、このチェック項目が当てはまる場合には「これ一つで」自力復活は極めて厳しい状態と言えます。手を打たなければ自然と逆転できるなどという事はありません。

チェック2:貴方はここ半年で退職を意識しましたか?

回答するまでもなくこの半年で広報の要となる貴方が退職を意識したのであれば貴校の先はもう長くないかもしれません。これが複数回という事であれば本当に「まずい」状態と言っても良いでしょう。広報に限りませんが、やりがいのある状況の場合には人は退職を考える事はありません。しかしそれを考えるという事はこの先に不安を感じていたり、やりがいを感じていないという事でしょう。新しい広報担当を募集したとしても良い人材が偶然求職していて貴校に応募するとは言えません(その可能性の方が低い)。という事は現状での広報担当者の退職は学校の未来にとっては厳しいと言えます。

チェック3:今まで高校訪問に行っておらず、当サイトに高校訪問を調べるためにアクセスしましたか?

これは現状の確認質問です。高校訪問を今までやってないので今から始めようと思う学校は正直遅すぎます。そのため、他の戦略も時機を得ているとは言い難いと予想できます。全てがタイミングがずれている可能性があり、今後の広報にも期待できない事を示唆しています。今から高校訪問に初めて行く場合には余程のうまい理由を考えて訪問しない限りは「危ない学校」だと高校の先生に思われる事は覚悟すべきでしょう。行くなとは言いませんが、信頼を築くまできちんと訪問を続ける事が出来るかをまずは考えて下さい。

チェック4:毎日のように管理職への悪口を誰かから聞きますか?

これは教職員全体のモチベーションをチェックするための質問です。管理職の悪口を毎日誰かが言っている状態というのは、もはや学校に対する教職員の忠誠心が著しく下がっている状態を意味します。つまり仕事に対するやる気も下がっている事を意味しますので同じ募集戦略を実行するにしても効果が大きく変わってしまいます。また、この状態は管理職に能力が足りない事も想定できるためその意味でも自立復活が厳しい事となります。学生募集の状況が悪くなり給与面で問題が出ていても、管理職が尊敬すべき人であればやはり悪口は出てこないものです。

チェック5:目新しい募集戦略はここ最近生まれていますか?

直近の募集への意欲を確認するものです。まだ諦めておらず前向きに考えているならば、常に新しい募集戦略を考え出すものです。少なくとも今までの戦略がうまく行ってないために学生が集まっていないわけですから、新たな募集案が必要という事になります。これが全く生まれていない、あるいは発案されても実行までに行きついていない場合にはこれもまた自力復活は厳しい事になります。

チェック6:誰もが認めるやる気のある教職員が2人以上いる

2人以上いるかどうかが大きな分かれ目です。なぜなら一人では効果的な実行ベースに移せないためです。どんなに能力のある方がいても、その一人では限界があります。そのため2人以上は学校再建には最低でも必要となります。この2人が広報などの事務方、そして教員側にそれぞれいる場合には復活の可能性は出てきます。なぜなら募集イベントなどは広報だけではできないためです。やる気のある広報と教員がそれぞれ最低でも1人ずついる事で募集は変わるかもしれません。

チェック7:募集分野の一部にでも何らかの改善の兆しがある

この質問では直近において募集がよくなる何らかの兆しがまだ残っているかどうかの確認です。イベント参加者は減少しているが歩留まりやアンケート結果は確実に良くなっているなどがこれにあたります。募集というのは時代の風潮や流行りにも結果が左右されるものですので、今までは悪化傾向であっても急に盛り上がる事もあります。実感としてプラスの風を感じる事があるのであれば、まだまだ諦めるタイミングではありません。そういう時に効果を上げるべくさらなる工夫や仕掛けを行うべきでしょう。

以上、一例ではありますが貴校が自力で復活できるかの7つのチェック項目をご紹介させて頂きました。

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