もう厳しい学校の特徴
今回は「もう厳しい学校の特徴」について順不同でご紹介したいと思います。私が考える「こういう状態の学校」は今すぐにでも対処しなくてはいけないというものです。
もう厳しい学校の特徴
学校が生き残るには様々な要素が必要となります。単純に学科構成が人気があるものであれば良いわけではありません。やりたい事がある学校であっても「行きたくない」学校というものはあるものです。ここにあるものが全てではありませんが、ここに記載の内容に貴校が当てはまる場合には改善するように意識してください。
学生を完全に放任している
ここで言う放任とは、例えば学生が授業中に騒いでいても「我関せず」とばかりに注意をせずに放置するという事です。注意をするという事はエネルギーのいる事ではありますが、この種の教員が多い学校は先が長くありません。理由は明白で、まじめな学生が離れていく土壌を作り出している事に他ならないためです。学びたいと意識している方が残りたくないと思うような学校になった場合、もはや学校の存続はかなり厳しいと言えるでしょう。学校は学ぶ場なのですから、やる気のある学生が「ここで頑張りたい」と思えるような環境を作るようにして下さい。「注意したらやめられるかもしれない」などという不真面目な学生側に立った考えは不要です。
会議ではいつも管理職しか意見を出さない
会議というのは新鮮な意見を交換してこそ意味があるものです。いつも決まった管理職からしか意見が出ない場合、それはもう独演会という事になります。新たな募集戦略を決める会議であっても同じ方からしか意見が出ないのであれば、それまでとは違う視点でのアイデアは生まれにくいものです。この状況が生まれるという事は、意見を言いやすい風土ではない事を意味します。すなわち、上のものに忖度する風土がある事になりますのでかなり厳しいと言えるでしょう。このケースの場合には、会議のスタイルそのものを見直し、誰もが意見を気軽に言えるようにするのが良いでしょう。
やる気のある人の退職が続いている
かなり危ない学校の特徴がこちらです。単に退職者が続いている…というのとは違い、「やる気のある人」の退職が続くというのは学校としては致命的な問題です。この手の学校の場合、モチベーションの低い教職員が残るようになります。結果として経営状況悪化のスピードはさらに増す事になるでしょう。経営が厳しくなってもやる気のある人材が残りたいと思うようであれば、その学校の未来はまだ逆転の可能性があると言えます。
経営層に誰も逆らえない
これは説明の必要もないと思いますが、ここ数年でも学校の経営層(元含む)による不祥事がいくつも起こっているのはご存じだと思います。学校によってはワンマン経営のところもあるわけですが、有能であるならまだしも、時として学校を私物化する方が出てきます。経営者の力が強すぎる場合、教職員が経営者に対して「正しい」意見を言う事ができないものです。結果として学生よりも「経営者ファースト」というゆがんだ状態がまかり通る事になります。こういう時は経営者にストレートに意見を言えるような外部の人材を一時的に入れてみるなど、それまでの構造そのものを変える必要があるでしょう。昔は能力があった経営者であっても、年とともにその能力が落ちる可能性は否定できませんので、経営者としても勇退の時期を見誤ってはいけません。
広報制作物の焼き直しが続いている
広報予算が少なくなるとどこの学校でもあるのが、広報制作物の焼き直し状態です。作らないわけにはいきませんので作るものの、新たに作り直す予算がないために前年度(あるいはもっと前)からのデザイン流用を続けているという事です。広報制作物の大きなものとしては学校案内や学校Webサイト、サブパンフレットなどがありますが、これらは募集の結果を大きく左右するものです。そのため、焼き直しの元となっている状態が好ましくない場合、当然ながら募集の効果は上がりません。広報予算が減らされても減らしてはいけないのがこの部分です。予算が減ったとしても、どこにかける部分の予算を見直すのかは精査する必要があるので決して間違えた判断をしないようにして下さい。
Webサイトの更新頻度が著しく低い
今やWebサイトは学校だけでなくどのような企業にとっても最新情報をアナウンスする場であるのは間違いありません。アクセスする方の中には学校の最新情報を知りたいという方多いのです。その情報を発信する場であるWebサイトの更新頻度が著しく低い場合には学校はもう期待されない状態であるとも言えるわけです。稀に「更新する情報がない」という広報担当者もいますが、これはもう私から言わせれば広報失格であるという事です。同じ視点からしか物事を考えられないような広報担当であれば確かに発信する情報を探す事は難しいでしょう。視点を変えれば伝えるべき情報などはいくらでも出てくるものです。学校自身が知らせたい情報ではなく、対象者が知りたい情報は何かを考えるようにして下さい。
以上、「もう厳しい学校の特徴」の”一部”をいくつかご紹介させて頂きました。学校が生き残るのに必要なものを一つだけ挙げるとしたら「人」しかありません。人を大切にする学校には協力者が集まるでしょう。

学生募集アドバイザーの亀田泰史です。抱負な学校広報経験を元に、コストパフォーマンスの高いメールコンサルティングで貴校の学生・生徒募集広報を加速させます。驚くほどの可能性を見出す事ができるでしょう。世にも珍しい無料体験可能なコンサルタントです。コンサルティング体験ご希望の方は無料会員プランをご覧ください。
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