リアル質問は記録する事で募集に役立てる
どんな学校であっても数の違いこそあれ、学校見学をされる方というのはいるはずです。中下位校でブランド力が弱い学校ほど、今回の記事テーマにもあるように「リアル質問を記録する」事で募集に役立たせる事が出来ます。
何度かこのテーマについては書いていますが、有用なテクニックのため再度書かせて頂きます。
質問をされるという事は分かりにくいという事かもしれない
広報担当者であれば見学者から何らかの質問を受ける事はあると思うのです。しかし、たいていの場合、見学者から出た質問は対応していた担当者が答えてその場で完結させている事がほとんどだと思うのです。
しかし、本当はこういう状態はあまり好ましいとは言えません。回答した本人は分かっているから良いものの、他の教職員が同じように納得できるレベルで回答できるかは分からないのです。
それ以前に質問をされるという事は、もしかすると(事前にチェックされているとすれば)学校案内や学校Webサイトでは分かりにくかったのが理由かもしれないのです。
とすれば、質問された部分というのは何らかの改善が必要なポイントである可能性は否定できないわけです。
質問は集約して記録する事で何倍も生きてくる
先に書いておきますが私自身、見学者から質問をされた事でもそれを共有するというのはほとんどしませんでした。物凄く意外な質問が来た時だけ他の教職員にネタとして提供した事はありますが、それ以外はほとんど自分の中では「当然の質問と当然の回答」と言う感覚でいました。
しかし、今から考えるとこれはあまり良くなかったと反省しています。「当然の質問と当然の回答」というのは学校での経験年数によっても変わってきますしそれぞれの担当者の状況によっても変わってくるためです。
そのため、今思うのは、各担当者が受けた質問は集約して記録する事がより良い結果を生むと考えています。
その理由としては下記のようなものがあります。
- 質問内容の共有をする事でマイナスになる事はない
- 他の担当者の回答内容を知る事で参考に出来る
- 自分が気づかない情報を得る事が出来る
- よくある質問への心構えが出来る
- 学校案内やWebサイトに入れるコンテンツ案として参考になる
これは一例ではありますが、質問(及びその回答)をシェアする事で、各担当者のスキルも上がる事になりますのでマイナス面がないのです。特に説明のうまい方の回答例などは参考になると思います。
なお、記録とは言っても、毎回の学校見学等で質問される数などはたかが知れています。見学を受けた時に少しだけ時間を割いて記録する事で他の方も知識の共有が出来るわけですから、それをしない手はないと考えています。
ポイントは他の担当者のスキルを分けてもらう事
この仕組みを何のために作るのか?と言われれば私は迷わず「クロージングがうまい方のノウハウを真似する事」と答えるでしょう。
例えばこんな質問が来たら貴方はなんと答えるでしょうか?
「この学校の強みって何ですか?」
滅多にこういう質問を受ける事はありませんが、もし受けたとして貴方はどう答えるでしょうか?実はこういう質問は簡単なようで回答が難しいのはよくわかると思います。おそらく担当者によって回答はまちまちになるでしょうし、「強みとしている理由」の説明方法も変わると思うのです。例え同じ事を強みとしていてもです。
そうであれば、他の方のうまい説明(説得力のある説明)を真似する方が効果的なわけです。
質問を共有するという事はその回答も共有する事が重要なのです。他の方の回答内容の方がよければ、それを使わせてもらえば良いのです。少子化で厳しい今、少しでも出願率を上げたいのであればそこまでこだわる必要があるのです。
他の方の回答内容を使うのは気が引ける・・・などとつまらないプライドを持ってはいけません。良いものはどんどん使うべきなのです。
現在、学校を取り巻く状況は極めて厳しいのはお分かりだと思います。その中で生き残るには小さい事でも改善を積み重ねる事がポイントとなってきます。今回の例ではありませんが、こういう事もその中の一つだと考えて募集改善に取り組むべきでしょう。

学生募集アドバイザーの亀田泰史です。抱負な学校広報経験を元に、コストパフォーマンスの高いメールコンサルティングで貴校の学生・生徒募集広報を加速させます。驚くほどの可能性を見出す事ができるでしょう。世にも珍しい無料体験可能なコンサルタントです。コンサルティング体験ご希望の方は無料会員プランをご覧ください。
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