イベントの集客対策とイベント内容見直しの比較

イベントへの集客が減少してきますといろいろな声が上がってきます。イベントからの出願率が下がったら集客対策を実施するべきでしょうか?

出願率が低いと出てくる「集客できていないからだ」の声

どの学校でもイベントからの出願数が減少してくると教員側からこのような声が聴こえてくるのではないでしょうか?

「出願数が少ないのは広報がきちんと集客をしていないからだ!」

実はこの声はよく聴くものです。特に学生募集に苦しんでいる学校ではよく聴きます。

これは正しいとも言えますが本質的なところで間違えています。出願数が少ないという事は集客の問題もありますが、その前にイベント参加者からの出願率をチェックしてみましょう。

もしかするとその割合そのものが減少している可能性があります。

例えば、以前はイベント参加者の20%が出願していたのに、今は10%になっている等です。ここでもう少し深く見ていきましょう。

イベントからの出願数が例えば100人だとします。その100人は以下のようなケースが例として考えられます。

  1. イベント参加者の内の10%が出願して100人
  2. イベント参加者の内の30%が出願して100人

人数こそ同じではありますが、意味合いは全く異なります。1の場合にはイベントで入学したいと思った人が少ないため100人なのです。1000人がイベントに参加して100人の出願だという事です。

2の場合には約333人がイベントに参加して100人の出願と言う事になります。

2であれば広報が集客部分についてさらに頑張れば更なる出願者が得られます。1でも当然母数が増えますので出願数は増えますが、1の場合に見直すべきはあくまでイベント内容の方です。つまり担当教員の内容の見直しです。

現状、1の場合でも担当教員は自身のイベント内容の問題には触れずに広報に責任を押し付けてくる事があります。そしてそういう学校はだいたいにおいて学生募集がうまくいっていません。

最も良いのは集客もあげてイベント内容も改善するという事ではありますが、どちらか一方の改善であればイベントの見直しの方があきらかに簡単です。

そもそもイベントにそんなに簡単に集客できるようならば苦労はしません。

学生募集が苦しくなりますと、どうしても責任のなすりつけあいをしてしまいがちですが、大切なのは教職員が一緒に良いイベントを作り上げていく事です。

このサイトでも何度も書いていますが、ファン化こそ全てだと私は考えています。ファン化を成功させるためには必ずしもお金を沢山かける必要などありません。

そこに必要とされるのは相手の気持ちを読むというスキルです。どうすれば自校を好きになってくれるか?その点をよく理解した上でイベント内容の見直しに手を付けて下さい。

 

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