大学も3月を目安に学校案内を制作するべき
例年3月付近より新学年向けの進学相談会が各地で開催されます。私も毎年いくつかの相談会には視察に参加しておりますが、ほぼ毎年変わるべきなのに変わらないものがあります。
それが大学の学校案内です。
進学相談会に参加する学生は何年生なのか?
ここでまず基本にたちかえって考えてほしい事があります。それは3月の進学相談会に参加する方はどういう層なのか?という事です。
言うまでもなく高校2年生がメインとなります。つまり4月からは高校3年生となる学生です。そしてそういう方に対して大学が用意しているのは新年度向けの学校案内ではなくもう募集が終わっている(終わりかけた)年度の学校案内に他なりません。
対象者がずれているという事をまずここで認識しておいて頂きたいのです。
おそらくこういう事を書きますと反論が出るでしょう。
「他の学校もほとんど新年度のは用意していない。」
「講義関係や講師の関係でその時期に出来るわけはない・」
というものが多いと思います。これは実際にはまさにその通りなのです。私も専門学校とはいえ長らく学校にいましたのでこの点についてはよく分かります。しかし、本当にこれで良いのでしょうか?
専門学校も昔は制作が遅かったのです
今でこそ専門学校の多くは大学とは違い、3月の相談会のタイミングでは新年度向けの学校案内を用意しているところがほとんどですが、以前は大学と同じくこの時期には全くと言っていいほど出来ていませんでした。理由はやはり前述のようなものです。
年間スケジュールでもはやくてもGW明けにでも完成すれば良いというレベルでしか組んでいなかったと思います。
しかし、それでは学生を集める事はできないと気づき、また対象者が大勢参加するイベントに間に合わせないでどうするのか?という事に気づいた事もあり、無理やりスケジュールを変えていきました。実際にはやればできるもので最初は難しいと思われていた3月発行は問題なくできるようになりました。今ではもっとはやい時期に完成させる専門学校もあります。
大学もいずれこの流れに向かうはずと私は考えていますが、いずれ向かう事になるのであれば次の学校案内からチャレンジしてみてはどうかと思っています。
学校案内を3月に間に合わせるためのスケジュール変更を!
現状で何が問題かと言えば、学生は自分達に関係する資料が読みたいのに過去のものを無理やり読ませているという事なのです。進学相談会で受け取ってもらってもそれはあくまで古い情報です。ほとんど変わらないにしましても、そこにある募集要項が使えるわけでもなく、参考資料でしかありません。
3月に古い学校案内を受け取ってくれた学生が本当に新しい学校案内を受け取ってくれるでしょうか?ブースで個人情報を書いたならまだしも、資料置き場から受け取った学生が本当に新年度のものも受け取ってくれるでしょうか?
まずはそこから疑問に思わなければいけません。
3月の完成は無理・・・と考えるのではなく、3月の相談会に間に合わせるにはどういうスケジュールを組む必要があるかを考えて下さい。場合によっては他の内部的行事なども変更しないといけないかもしれません。
学生募集に悩んでいない人気大学なら問題はないでしょうが、学生募集に悩んでいるなら少しでもはやく対象者の求める資料を用意して読んでもらう事の必要性に気づいてください。
この記事を読まれたならば、それが良い機会だと思います。

学生募集アドバイザーの亀田泰史です。抱負な学校広報経験を元に、コストパフォーマンスの高いメールコンサルティングで貴校の学生・生徒募集広報を加速させます。驚くほどの可能性を見出す事ができるでしょう。世にも珍しい無料体験可能なコンサルタントです。コンサルティング体験ご希望の方は無料会員プランをご覧ください。
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