学校案内を変えれば未来が変わる

今回は学校案内についてです。良い意味でのブランドが確立できていない中下位校の場合、学校案内を変える事で募集に変化が起き、結果として未来が変わる可能性があります。しかも、貴方が思う以上の効果を上げる事もよくある事です。

学校案内は学校を知る重要な媒体です

広報という立場ではなく客観的に考えてみましょう。学校を知る時に普通はどこをみると思いますか?

学校ではあまりに近い存在という事で分かりにくい場合には他のもので考えてみましょう。貴方が新しいスマホを買う場合、「真っ先に」何をみますか?

考えられるものとして以下があるでしょう。

  • 気になっているスマホの公式ページ
  • 気になっているスマホのパンフレット
  • 気になっているスマホの口コミ

おそらくこの3つの内のいずれかに入る事が多いはずです。口コミは重要ではありますが、それだけで学校の知りたい事を全て知るのは不可能です。断片的な情報しか入りません。店頭で実機を見るという方もいると思いますが、その場合でも何らかの形で事前情報は調べていく方が多いはずです。

ここで本題です。

学校の場合にはどうでしょうか?これもやはり同じです。学校の場合には進学サイトなども当然読まれることになりますが、学校の公式サイト以上には詳しくありません。紙媒体で言えば学校案内よりも情報が書いている事もありません。

つまり、学校を知る上で最も重要なものの一つに学校案内があるわけです。という事は、これを改善する事で結果が変わる可能性があるという事です。

特に資料請求者からのアクションが少ない場合などは、学校案内そのものに魅力を感じていない可能性が極めて高いため尚更これに該当する学校は学校案内の見直しをすぐにでも検討するべきだと言えます。

予算がないので見直しはできないという学校

こういう話を書きますと、脊髄反射的にこういうコメントが出てきます。

「予算がないから学校案内の見直しは難しい。」

確かにこれは納得できます。

…というのは嘘です。全く納得がいかないばかりではなく、そういう考えが浮かぶならばもう広報担当の職は下りた方が良いでしょう。正直向いていません。

よく考えてみましょう。

武器にもならない学校案内を使って募集をするなどと言うのは、この先何年も効果の見えない募集に時間を無駄に使うだけで、長きにわたって学校経営に悪影響を及ぼす事になりかねません。

募集が厳しい学校は訴求力のない学校案内を部分的に直して毎年作り替えたりしますが、その結果としてますます入学者が減り学校案内の予算以上に損失を生むだけなのです。

規模が大きくない学校であれば学校案内にはそれほどのボリュームを必要としないため、一人入学者を獲得できればペイできるくらいの予算で作れるはずです。そもそも本来は必要のないコンテンツを自己満足のように学校案内に入れている学校も多いわけです。ページ数が増えればそれだけ大切な所を読んでもらえない可能性さえも生まれます。

見直すにしても何を打ち出せば良いか悩む場合

私自身ブランド力の弱い学校には思う事があります。それはそういう学校の多くがブランド力がないのに背伸びしたブランドを無理やり築こうとしているという事です。例えばすごくグローバル化を意識していると見せかけている学校がありますが、それこそ有名大学と比較して勝てる可能性の方が低いわけですし、受験生としても、例えばFランクの学校がその手の事を書いているとしても信じるわけもないのです。

そう思いませんか?

当方の提携パートナーであるスクールプランナーの高倉聡氏とも先日打ち合わせをしましたが、そういう学生(生徒)が集まっていない学校は身の丈を勘違いしている事が多いと言われてました。まさに私もそう思います。背伸びしなくては生き残れないと考える事こそが無意味ですし不毛なのです。

高倉氏は多くの学校のメインパンフレットを手掛けていますが、実際に窮地の学校の募集を学校案内を変える事で何度も持ち直した方です。

その基本的な考え方は前述のような無理やり背伸びをする事ではなく、立場にあったアピールポイントを探し、そこで訴求をするという事なのです。

考えればわかると思いますが、どう頑張っても勝てない相手には勝てません。しかも同じ土俵での勝負などバカげた話なのです。考えるべきは貴校の立場で募集をどう成功させるかという事なのです。そのためには自分の学校の立ち位置をきちんと理解し、その上でアピールする部分を考えて、見せ方を工夫する必要があるのです。

例として実績で勝てなければ、どこなら勝てるか?を考えるという事です。

高倉氏は「伝えるだけの広報から伝わる広報へ」という考えを持っています。学校案内は情報を伝えるだけのツールではありません。学校の伝えたい事をきちんと伝わるようにしてこそ効果があると考えています。これができていない学校案内はどうしても結果が生まれにくいのです。

今回は学校案内をメインとして書きましたが、学校案内と同じく学校公式Webサイトも最重要のものであり、見直す事で効果を大きく底上げできる可能性を持っています。

本記事を読まれて見直しを考えたいという場合にはお気軽にお問い合わせ下さい。もしかすると貴校が気付いていない打ち出し方を知る良いきっかけとなるかもしれません。

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