公式サイトと学校案内の重要性がさらに高まる

新型コロナウイルスによる自粛生活の影響を受け、世界的にかつての生活スタイルからの変更を余儀なくされています。イベントなどの人が集まるものについてはコロナがある程度収束したとしても効果的なワクチンが生まれるまでは意識して敬遠する方も出てくるはずです。そのため、当分の間は学校で直接行うイベントよりも、その手前に接触できる広報媒体の重要性が高まると考えています。

今までの感覚での運用は大きな機会損失へ

今までも公式サイト(学校Webサイト)は更新していたと思いますが、それまでの環境における更新作業と今後の生活スタイルの変更における更新作業を同じ視点で考えてはいけません。

学校以外でも様々な業種でオンライン化が進んでおり、学校もこれを意識しないわけにはいきません。ウイルス感染者が減少しているとはいえ一度でもその「震源地」となれば募集への影響はかなり大きくなりますので、その点も意識して様々な施策を取る必要があります。

その中で学校に行かずとも学校を知る事ができる学校案内(及びサブパンフレット)や公式Webサイトはより一層、検討者との接触の場としての重要性が増してくるはずです。特に常に更新可能なWebサイトには大きな可能性があると言えるでしょう。イベントなどへの参加は怖いという方でもWebサイトであればじっくり読む時間があるわけです。

疑問点を残さないコンテンツ作りを心がける

かなり前の時代の話をしますと、学費を公式サイトではあえて出していない学校が多くありました。その理由はと言えば、学費を知りたいと思えば資料請求をしてくれるだろうという考えだったわけですが、当時からそんな殿様な話もないなと私は感じていました。もちろん今はそんな事で資料請求をしよう!などと言う方はあまりいません。それどころか不親切な学校だと思われるだけでその「じらし戦略」には意味などほぼありません。

では今はどうあるべきか?と言えば、私は「疑問点を残さないコンテンツにするべき」という考えです。どのようなサイトでも何らかのページを読んでいる時に疑問が浮かぶものです。特に自分が買いたいと検討している商品などであれば、その機能面などに疑問を抱く事もあるでしょう。そして調べた先にその回答があれば商品への理解は深まりより一層購入へと意識が近づくわけです。

これは学校についても同じです。例えば就職関連のページを見ていて、そこに「就職率100%」とだけあった場合「その内訳はどんなものだろう?」と疑問に思うはずです。専門学校なのに就職先で多いのは一般企業ばかりであればその学校は選びたくないはずです。つまり、就職率が100%だから良いのではなく、どういう会社に就職できたかが重要なのです。さらにその100%にしている理由はどんな就職サポートがあるからなのかと考えるでしょう。実際にこれらの就職率だけしか出していない学校は今も普通にあるわけですが、読み手である対象者の気持ちを全く理解できていない事に他なりません。

それぞれのコンテンツに対して生まれる疑問が少ない場合には大きな問題とはなりませんが、疑問点が多かったり、重要なポイントへの回答が存在しなかったりする場合には学校への信頼感が揺らぐ可能性さえ生じます。つまり、学校に入りたいという気持ちが起こりにくくなるという事です。

Webサイトと学校案内はこれを意識して疑問点をなるべく作らないように工夫する必要があります。

オンラインで出来る事を開拓していく

新型コロナウイルスは今後も共存すると言われていますが、人類がぶつかるウイルスはこの他にも生まれるのは間違いありません。そうなると今回必要となった遠隔対応というのは極めて重要となってきます。学内においては授業の実施があり、募集においては相談会などのイベントがあります。

今回のウイルスがそれほど大きな問題ではなくなる日が来て、イベントもある程度元に戻ったとしても、オンラインでのイベントなどは続けて実行していく方が良いと考えています(もちろん学内イベントも実施します)。オンラインの良さとしては地域を選ばずに行えるという点でもあります。今までは募集に近隣地域だけを意識していたものが、今後は遠方エリアも含めて意識できるようになります。加えて似たような問題が起きた時にすぐに対応するための練習でもあります。

今までの学校の常識でいけば「そうあるべきはない」「こうやった方が良い」と言うのがあるのは理解できます。しかし、頑なにそれにこだわれば募集に多大な影響を及ぼす可能性は否定できません。柔軟に動けるようにそれぞれのもつ媒体の特性なども加味しつつ普段から試行錯誤する事をお勧めいたします。それらの準備さえあれば今後どういう状況になっても最悪の事態は免れる事でしょう。

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