進学ガイダンスから見える学校の未来

私は毎年複数回進学ガイダンスの視察に行っていますが、そこに来ている学校の状態を見ると現在の募集状況などが手に取るように分かるものです。人気のある学校はブースに人だかりができていますが、その反面、全く集まっていない学校は募集の厳しさを感じさせます。

学生募集停止という悲しい響き

私は仕事柄、学生募集停止のお知らせほど寂しく感じるものはありません。

少子化というものは全ての学校に平等に訪れており、対応を間違えればいつどの学校に募集停止という状況が突きつけられてもおかしくない時代になっています。

私は学校コンサルタントとしてアドバイスを行いますが、その導入タイミングやアドバイスへの柔軟なアクションの有無、その他学校側の改善意欲等によって結果は変わってきます。そのため、必ずしもうまく行く学校ばかりではありませんし、それを隠すつもりもありません。少なくとも少しずつでも改善していくしかないと思っていますので、私がアドバイスをする際にはその理由を細かく書いて、なぜそういうアクションを取るのが良いのかをお伝えしています。その上で納得したものについてはアクションを取って頂くようにお伝えしています。考え方を理解する事で広報担当者自身が成長していくため、その後の広報活動がより良いものとなっていきます。

本気で生き残りを考えるならばどうするべきか?

学校によって立ち位置が違いますので一律どうこうという事は言えませんが、一つ言える事は、検討している方が「ここに入る意味がある」と思えないといけないという事です。

ただ、時々この点を勘違いする方もおりますが学校からの押し付けのメリットを「分からせる」のではまずいのです。自然な気持ちで「ここに入りたい」「ここなら自分の希望を叶えられるかもしれない」と感じてもらわなくてはいけないのです。そのためには私が良く言う事ではありますが、入学前の段階で「入学後の自分を具体的にイメージさせてあげられるか?」と言う事がポイントになってきます。

当然ながら「卒業後の自分」もイメージさせられなくてはいけません。そしてイメージしてもらうには具体的な情報を提供しなくてはいけないのです。曖昧な情報だけではイメージできるわけもないのです。

例えば「うちに入れば保育士になれるよ!」では弱いのです。「○○のカリキュラムやサポートがあるからこういう素晴らしい保育士になれる」と裏付けを見せた上でイメージさせなくてはいけないのです。

一般的な商品でも同じ事なのです。それを使っている自分を想像できるから欲しくなるのです。故スティーブ・ジョブズのプレゼンなどはまさにその天才だったわけです。そして同時に疑問点や問題点を解決していくため不安も取り除かれるわけです。

学校を候補に入れてもらうのに必要な要素

私自身の考え方ではありますが、進学先を検討している方に選ばれるにはいくつか要素があると思っています。以下に一部を紹介します。なお、ここに書いてある事はWebサイトのコンテンツを考える上でも重要だと思っています。

  • 差別化のポイントは?(競合と何が違うのか?)
  • 入学するメリットはあるのか?
  • デメリット(弱い部分)はどういう風に対応しているのか?
  • 真摯に情報を伝えているか?(データの裏付けはあるか?)
  • 卒業後の自分はイメージできるか?
  • サポート体制は万全か?
  • 在学生・卒業生からはどう思われているか?
  • 学校が成長するために何をしているか?(常に進化しているか?)

これはほんの一例にすぎませんが、学校が進学先の候補に入るにはこれらの事を真剣に伝える努力をしなくてはいけません。中途半端な情報では今はもう納得してはもらえないのです。

学校によって残されている時間は違うと思いますが、この記事を読まれているのであれば、もう一度Webサイトなども見直してきちんと情報の提供が出来ているか、入学後をきちんとイメージさせる事が出来ているかを確認してみて下さい。

検討している方からのニーズにあった中身を提供できているかを再確認すると良いでしょう。

そして、もし自分達では見慣れているので分からないという場合には当方の無料会員プランにお申込み頂ければ私自身がチェックして問題点・改善点をお伝えする事も可能です。

進学ガイダンスから話がそれましたが・・・。

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