学校Webサイトのリニューアルはどの学校でもある程度の期間ごとに実施する事だと思いますが、実際にリニューアルをするとなると、どういうデザインにするかについて物凄く悩むはずです。今回はデザインを決める際の一つの考え方をご紹介致します。

あの学校のようなデザインが良い

Webサイトの制作会社に相談を依頼するといくつかの学校サイトをサンプルデザインとして見せられることは多いと思います。制作会社からすれば土台となるデザインの基礎がある方が分かりやすいですし、クライアントである学校もイメージがしやすいかと思います。

しかし、私はこのスタンスからデザインを考えるのは学校の場合(いや、学校でなくても)お勧めはしていません。

例えばですが、著名大学のWebサイトを見て、こういうものが良いなと広報担当者が感じたとします。しかし、そこで考えてほしいのがその学校との立ち位置の違いなのです。

著名大学の場合、発信する情報はそれこそ多岐にわたっている事も多いわけですが、それと同じ程度の発信要素があるのであればまだ構わないのですが、規模から何から全く違う場合には、そもそもそのデザインを組む事は好ましくないのです。

その「著名大学」はその学校にあるコンテンツ全体を鑑みてデザインを決めているわけですから、それと同じ状況にない学校が真似をするのはそもそも好ましいかは微妙だと言えます。

流行などは無視した方が良い

次に私自身が考える事として「Webの流行は無視した方が良い」という事です。デザインの流行を使ったから入学生が増えるというのは少し違うと認識するべきでしょう。

Webサイトの重要なポイントはデザイン要素として言えば(SEOなどはここでは省きます)、アクセスしてきた方の多くが知りたい事をすぐに探す事ができ、なおかつ学校が伝えたい事がより多くの方に伝わる事にあります。

個人的な考えで言えば、極めて「シンプル」なデザインのサイトで十分だとさえ考えています。余計な動きやギミックを入れると「それらしくお洒落」には見えますが、実際のところそれが募集に有効か?と言えば疑問しかありません。

特に学校というのはアクセスしてくる方の年齢層が幅広い事が考えられます。受験生本人に加え、保護者、卒業生と年齢層が多岐にわたるわけです。特に学生募集の観点で言えば重要なのが受験生本人と保護者なわけですが、そのいずれかが使いにくい場合、やはりそれは学校のWebサイトとしては良いものとは言えないわけです。

デザインは完成後の運営側の方針次第

本記事の最初に私は他の学校のデザインを見てリニューアルデザインを決めるべきではないという話をしました。その理由は学校のWebの方向性を無視している事になるからです。

「この学校のデザインは素敵だな」という感じで他大学のデザインを真似て作った場合、完成後は自校のWebの方針とは関係なく、そのデザインにあわせて広報方針を決める事になってしまいます。これって物凄くおかしい事なのです。

もっと分かりやすい例を書きましょう。例えば貴校がニュースも頻繁に出してイベントも毎月複数回行って・・・などの学校だとします。

しかし、最初に素敵だと思って真似た学校Webサイトのデザインがもし新着情報の枠がかなりスクロールしないと見えなかったり、イベントを入れる枠がなかったりしたらどうでしょう?もちろん、そうであれば強引にどこかに枠を作って入れるとは思いますが、結論からすれば使い勝手が悪いサイトデザインと言う事になるわけです。

そのため、デザインを決める際は、どういう運営方針で更新をしていき、どういうものはきちんとユーザーに見てほしい(気づいてほしい)という事を決めた上でそれが達成できそうなデザインを検討するべきなのです。

特にサイト制作を外注する際には、学校が何を目的としているかをきちんと伝えないと、言われるがままのデザインになる事もありますので丸投げだけはしない方が良いでしょう。

作った後に使いにくさを感じても時遅しなのです。

サイトのデザインは学校の立ち位置や伝えたい事、対象ユーザーのニーズなどで変えるべきものです。デザインの「素敵さ」で考えるのではなく、学校の場合にはとことん実用性に拘る方が良いでしょう。

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