学校のファンになってもらうという事
私自身が学生募集において念頭に置いているのがこの「ファン化」です。ファン化戦略はどのような規模の学校においても学生募集の成功に欠かせない戦略だと考えています。
例えばイベント参加者を学校のファンにする事に成功するといろいろな付加価値を与えてくれます。
- ファンは友達をイベントに連れてきてくれる
- ファンはイベント時に他の新規の参加者などのサポートをしてくれる時がある
- ファンは良い口コミをしてくれる
- ファンがファンを呼ぶ
- ファンは他校のイベントに行かなくなる(自校イベントにリピートする)
ファンは友達を連れてくるというものですが、学校に限らず仲の良い方の紹介というだけで、その商品・サービスへの評価は数段階上から始まるものです。
高校までと違い、大学・短大・専門学校などはそれまでの友達がほとんどいない場合もありますので、友達が通う学校という事で安心できるわけです。そのため、ファンが友達を誘ってくれれば、複数名の入学生確保が出来るわけです。友達からの口コミはかなり大きなサポートとなりえます。
ファンになるとイベントにリピートして参加する事も珍しくありません。そういう時にも頼もしい味方になってくれます。イベント参加人数が多い時などは学校側スタッフでは手が回らない時があります。ファンはそういう状態の時に自主的にサポートをしてくれたりします。自主的だからこそイメージも良いのです。ここまでのファンを作る事ができればかなり強いと言えるでしょう。
リピートして参加してくれるという事は自ずと競合他校のイベントに参加する事もなくなるため、出願前でも出願予定者として見込む事も可能になります。
以前「リピーターにはなるべく来てほしくない」という広報の方にも会った事がありますが、これは大きな間違いです。その方が言うにはリピーターの分、新規が参加できなくなるのでという事でしたが、毎回新規の参加者しかいない場合には、空気が常に0の状態からとなるわけです。
ここにファンがいれば、教室が活気づくのもはやいですし、新規の方へのサポートもしてくれるためイベント時の空気がそもそも変わってきます。良い空気の中でのイベントが記憶に残りやすいのは言うまでもないでしょう。
なお、あまりに学校に慣れてしまうと入学後に授業がうるさくなるという教員側の意見も聞きます。しかし、これはそもそも見当違いな意見でしかありません。うるさくなるのは仲が良いからではなく授業に魅力がないから、あるいは教員そのものの指導力の欠如なのですから原因のすり替えはやめましょう。甘えているだけです。やり方次第で授業はどういう風にでも進行できるのです。
<参考情報>
参考までに私が仕掛けたファン化戦略がどういう結果を出したかをここに書いておきます。中小規模の専門学校における実績です。
- AOエントリー者の約半数が10回以上イベントにリピート参加。30回以上参加も複数あり。
学校関係者であれば、イベントに10回以上同じ方が参加するというだけでも難易度が高い事は理解できると思います。それが一人であっても難しいのは分かるでしょう。そんな中、私の戦略ではAOエントリー者の約半数が10回以上の参加をしています。最大で30回以上というのは、実際には学校がその年度に実施した全イベントとほぼ同数です。なお、ここで言うイベントとは通常よくある体験入学が主なものです。
これを読みますと10回以上参加で何かの特典をプレゼント!・・・のように感じるかもしれませんが、実は10回以上の参加を必須としたものはひとつもありませんし強制など全くしていません。
あえて言うならば3回の参加をする事に意味があるようにはしました。しかし、心理マーケティング、ファン化戦略を駆使してこの結果を導いたわけです。そのノウハウはここでは紹介できませんが、予算があまりない学校であっても「どこでも」出来る戦略なのは間違いありません。但し、心をつかむには努力が必要です(一つだけの戦略と言うよりも複数のものを上手に連携させてこの結果を出しました)。
心をつかんだ結果、イベント終了時に大勢が窓口で次回の予約を率先して申込に来るという状況になったのです。
なお、この時に私が仕掛けた内容は基本サポートプランのクライアント向けテキストとして過去に配布しておりますが、新規クライアントにはある程度の契約期間の継続がなされた時に必要に応じて無料配布をしております。そのためすぐにこの手法をお伝えする事はありません事ご了承ください(参考:過去のオリジナル追加テキスト紹介)。
無料でコンサルタントを試せます!(毎月限定)
もちろん会員体験後のしつこい営業は一切ありません!
メールコンサルティングでも変化を実感できるでしょう。