学校広報が難しい理由

学校広報というものは一般的な小売で販売されるような商材とは違い気を付けるべきポイントが多くあります。その点を理解した上で広報戦略を立てないと空回りする結果となってしまいます。学校広報上どのような事に気を付けるべきでしょうか?

一般商材と学校広報との大きな違い

例えばお菓子などの商材を考えてみましょう。これを売る(=広報する)と考えた場合、基本的にはそれを食べるであろう年齢層に対してアピールする事が基本となります。よく言われるペルソナやターゲットというものを設定して広報戦略を考えるというわけです。

では、学校広報はどうか?と言う事を原点に戻って考えるとそこまでシンプルではない事に気づくはずです。社会人スクールの場合にはそれほど当てはまりませんが、一般的な小・中・高・大・専門学校などで言えば対象となる方が2つあるからです。一つは入学する本人、そしてもう一つは学費を払う保護者などです。そしてこの比重は対象とする年齢によって変わってきます。対象年齢が低いほど保護者の影響力が強くなるのです。

これが何を意味するかと言えば、入学する本人が貴校を気に入ったとしても必ずしも貴校への入学とはならないという事になります。実際のところ学校広報を長らくやっていれば、出願がほぼ確定だった方が保護者理由でNGになった経験があるはずです。

募集がうまく行っていない学校はバランスが悪い広報の可能性がある

結論から言えば、学生募集がうまく行っておらず毎年のように入学者数が減少している学校はこのアピール対象へのバランスが悪い可能性があります。本人ばかりを重視した広報戦略では結果を改善するには限界があるという事になります。

私は当サイトや運営するYouTubeチャンネル(学生募集の羅針盤チャンネル)でもよくお伝えしていますがファン化戦略というものをベースとしています。何故なら広報予算が少ない学校でも結果を出す事ができる分かりやすい戦略だからです。このファン化戦略では本人及び保護者を自然と取り込む事をポイントにしています。

最近は便利なデジタルツールが多くなっている事もありそれに流されている(過信している)広報もよく見かけるわけですが、それは広報の本質とはずれていると感じます。それこそ新しいツールなど一切使わなくても募集で結果を出す事は出来るのです。もちろん現実的に一切使わないというのはかえって利便性が悪くなるのでお勧めはしませんが、中小規模校などで募集がうまく行っていない学校は本人及び保護者にきちんとアプローチする仕組みを作るべきであると考えています。

学校は商材の中身が全て評価対象である

もう一つ忘れてはいけない事があります。前述のお菓子で言えば商材はまさにその「お菓子」本体ですが、学校の場合にはそうはいきません。校舎だけが良くてもダメですし、立地の良さだけでもダメ。それこそメインのカリキュラムだけでもダメですし、教授陣だけが充実していてもダメなのです。加えてこれまでの実績など対象の方には直接関係のない過去の情報もとても重要となるわけです。さらに言えば入学後の未来についても期待感を持てなくてはいけないという、それはもうとんでもなく商材に期待される幅が広いのが学校なのです。在学中に払う学費が高い事もありますが、それらいろいろな要素を総合して満足してもらう必要があるのです。こう考えるとシンプルに「若者に人気だからTikTokやりましょう!」では済まないのが理解できるはずです。

学校にある要素の見せ方が最後はキーとなる

学生募集で結果を出すには?という問いに答えを出すならばそれこそやるべき事は多数あるのですが、一つはこれらの学校という商材の中身を構成する要素の見せ方をとことん考えるという事になります。この点についてはお菓子でも同じであり見せ方を考えるべき要素の数の違いに過ぎません。

見せ方のうまい学校は対象となる方の心を掴んでいきます。時として実際には競合の方が中身が良いものであっても見せ方次第ではそれ以上に魅力的になるものです。もちろん現実以上に見える背伸びの見せ方(=誇大表現)はいけませんが、現状では学校の魅力を100%出しきれていない学校がほとんどなのです。これを100%に近づける事で確実に募集は変わるはずなのです。私のコンサルティングサポートではこの見せ方に徹底的にこだわるようにしています。

学校にある様々な要素について是非この機会に見せ方を見直してみてください。きっと何かの発見があるはずです。そしてもし興味がありましたら私のコンサルをお試しください。無料会員プランでリスクなく試す事が可能です。

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